2026年10月
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    キャデラックF1チームは、2026年F1第19戦メキシコGPのフリー走行1回目(FP1)にコルトン・ハータを起用する。今年4月の時点で4回としていた起用計画を変更し、新たに走行の機会を与え、スーパーライセンスの取得に必要なポイント獲得を後押しする。

    母国レースを迎えるセルジオ・ペレスと並び、ハータはバルテリ・ボッタスに代わりMAC-26をドライブする。26歳のアメリカ人ドライバーはここまで、第7戦バルセロナ、第11戦ハンガリー、第13戦イタリア、そして第18戦アメリカGPのFP1に参加しており、今回が今季5回目のFP1出走となる。

    2027年のレースシートを巡り、レッドブル・レーシングのリザーブドライバーを務める角田裕毅と並びキャデラックの候補の一人として名前が取り沙汰される中、ハータは今回の出走を以てF1参戦資格の要件を満たすことになりそうだ。

    ハータ、5度目出走でスーパーライセンスへ

    前戦アメリカGPでのFP1出走を終えた現段階で、チームによればハータのスーパーライセンスの累積ポイントは39ポイントに達しており、取得に必要な40ポイントまであと1点となっている。

    ペナルティポイントを科されずに100km以上を走行した場合、FP1では各出走につき、1ポイントを得ることができる。このポイントはスーパーライセンスの申請において、合計10点まで考慮される。エルマノス・ロドリゲス・サーキットでは24周に相当する。

    ハータはこれまで4回のFP1でステアリングを握っているが、モンツァではマシンに技術的な問題が発生。その結果、5周、約25kmの走行にとどまり、ポイントを獲得できなかった。累積ポイントの大半は、2024年のインディカー・シリーズでランキング2位となって得た30ポイントが占める。

    ハータは出走に向け、「ドライブする機会はいつだって貴重なものだし、メキシコでまたマシンに乗るのを楽しみにしている。新しいサーキットで学び続け、F1での経験を積み、週末を通じてチームの仕事に貢献する絶好のチャンスだ」と意欲を示した。

    もっとも、5度目となる今回の起用は、少なくともアメリカGP開幕以前の段階で決定していた可能性が高い。アメリカGPのFP1でハータがドライブしたのが、ボッタスではなくペレスのマシンだったためだ。

    F1競技規則はチームに対し、1台のマシンにつき年2回のFP1で、グランプリ参戦経験が2戦以下のルーキードライバーを起用することを義務付けている。

    キャデラックがアメリカGPでこの義務を消化するには、ボッタスのマシンをハータにドライブさせる必要があった。ボッタスが今季ここまでFP1でシートを譲ったのは、ハンガリーの1回のみだったためだ。だが、ハータがドライブしたのはペレスのマシンだった。

    不透明なボッタス、キャデラック2027年シートを検討

    キャデラックの2027年シートを巡っては、ボッタスおよびセルジオ・ペレスの両名が来季の契約を有しているが、米国のモータースポーツ専門メディア『RACER』によれば、最高経営責任者(CEO)を務めるダン・タウリスは、ここ数戦のボッタスのペース不足に言及し、ラインナップを検討していることを認めた。

    タウリスCEOは、アメリカGPのグリッドで今後の判断について次のように語った。

    「これから数週間のうちに、ドライバーについて我々が何を進めているのか、より詳しく話せると思う。もちろん、チェコ(ペレス)とバルテリ(ボッタス)には契約があり、2人の仕事ぶりを高く評価している」

    「ただ、バルテリは幾つかのレースでレースペースが足りなかったので、その点について話し合っている」

    ハータにまだチャンスがあるのかと問われると、タウリスは「そうだね、チャンスは常にある」と答えた。

    ボッタスの潜在的な後任候補としては、ハータに加えて角田の名前が取り沙汰されている。

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