公開
2026年10月27日 10時48分
米OpenAIは10月26日(現地時間)、コストパフォーマンスを重視したAIモデル「GPT-6.1 Terra」(以下、6.1 Terra)を発表した。同社最高性能のモデル「GPT-6 Astra」(以下、6 Astra)と一部同等の性能を10分の1のトークン単価で実現するとうたう。
6.1 Terraは「GPT-5.6 Terra」(以下、5.6 Terra)の後継となるモデルで、書類の作成や読み取りなどの日常業務が得意とされ、特に視覚的な理解やコンピュータ操作に優れるという。コンピュータ上の専門業務能力を測る「Agents’ Last Exam」では、6 Astraに並ぶ性能をコスト10分の1で実現したとしている。

「Agents’ Last Exam」のスコアとタスク当たりのコスト|OpenAI
ターミナルでの動作性能を測る「Terminal-Bench 4.0」では、推論設定「max」で50.3%を記録し、5.6 Terra(21.5%)の2倍以上だった。ただし、複雑なコーディングタスクには「GPT-6.1 Sol」(以下、6.1 Sol)や6 Astraが適するという。

「Terminal-Bench 4.0」のスコアとタスク当たりのコスト|OpenAI
安全性能にも配慮したとする。エラーを誘発するプロンプトを用いたOpenAI社内のベンチマークテストで5.6 Terraから大幅にエラー率が低下し、推論設定maxでは6 Astraや6.1 Solとほぼ同等になったという。また、6 Astra向けに開発した保護機能を適用し、悪意ある命令への強い耐性を示したとしている。
モデルの性能評価を手掛ける米Artificial Analysisの総合指標「Intelligence Index」では、推論設定maxの6.1 Terraは5.6 Terraから6ポイント向上し、タスク当たりのコストを3分の1未満の0.4ドルに抑えた。一方、6.1 Solには4ポイント及ばず、コーディングエージェントの性能指標「Coding Agent Index v2.0」でも48点とSol(54点)を下回った。
6.1 Terraは発表同日から、「Plus」「Pro」「Enterprise」「Edu」プランの全ユーザーが「ChatGPT Work」や「Codex」で利用できる。
APIの料金は100万トークン当たり入力1ドル、キャッシュ済み入力0.05ドル、出力5ドルで、5.6 Terra(入力2ドル、キャッシュ済み入力0.2ドル、出力12ドル)や6.1 Sol(入力2ドル、キャッシュ済み入力0.1ドル、出力10ドル)より低コストで利用できる。
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