Amazonは10月29日、生成AIを搭載した次世代アシスタント「Alexa+」の早期アクセスを日本で開始した。自然な会話を通じて、買い物や予定の管理、家電の操作などを頼める。早期アクセス期間中は無料で、終了後は月額3000円。Amazonプライム会員は追加料金なしで利用できる。
早期アクセスは、対応するEchoやFire TV、Fire TV搭載スマートテレビの新規購入者や、対応機器をすでに持つ利用者に順次案内する。案内を希望する人は申し込みもできる。利用開始後は対応機器のほか、Alexaアプリやウェブサイト「alexa.jp」からも使える。ただし、一部の機種は対象外となる。
商品の値下がりを通知、設定は365日間有効
Amazonでの買い物では、商品の比較やレビューの要約、配送状況の確認、値下がりの通知に対応する。取材時の説明によると、「この商品が9500円以下になったら知らせて」といった依頼もでき、通知の設定は365日間有効だという。注文する前には利用者に確認を取るとしている。
食事の好みに合わせた買い物リストの作成も可能だ。冷蔵庫にある食材を伝えれば、「デリッシュキッチン」のレシピを紹介してもらえる。音楽や動画ではAmazon Music、Spotify、Prime Videoなどと連携。気分に合った曲を探したり、映画の内容を説明して作品を見つけたりできる。サービスによっては別途登録や契約、料金が必要となる。
外部サービスとの連携も拡大する。日本では今後、「レストラン予約 powered by 食べログ」を使った飲食店の予約、Uber Eatsや出前館でのデリバリー注文、チケットぴあでのチケット購入にも対応する予定だ。
「大丈夫」の意味も文脈から判断、日本語向けに開発
日本向けには、言葉そのものだけでなく、会話の文脈や言外の意図もくみ取るよう設計したという。例えば「大丈夫」という一言でも、状況によって「問題ありません」「はい、お願いします」「いいえ、結構です」と意味が変わる。Amazonは、こうした日本語特有の表現や文化、習慣に対応するため、日本チームの意見も開発に取り入れたと説明する。
スマートホームでは、対応する照明やエアコンなどを自然な言葉で操作できる。例えば「暗いな」と話すだけで今いる部屋の照明をつけたり、「ちょっと寒い」と伝えて暖房を調節したりできる。利用にはAlexa対応製品と事前の設定が必要で、Alexaに対応していないエアコンなどは、別途、Alexaに対応するスマートリモコンなどを用意する必要がある。
照明の調整や音楽の再生、天気予報の読み上げなど、複数の操作をまとめて実行する「定型アクション」も音声で作成できる。
利用者の好みや家族の食事の好みなどを覚え、提案に反映する機能も備える。音声IDやビジュアルIDを使って家族を識別し、それぞれに合わせた応答も可能だ。
端末を切り替えても会話を引き継げる。例えば、キッチンのEcho Showで調べた内容の続きを、外出先でスマートフォンから確認するといった使い方ができる。
プライバシーダッシュボードでは、Alexa+とのやり取りや共有した添付ファイルを確認できるほか、音声録音の保存期間なども管理できる。
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