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    キャデラックは10月28日(水)、セルジオ・ペレスとの契約を少なくとも2029年まで延長したと発表した。この発表は、ペレスが母国でキャリア通算300戦目の決勝を迎える予定の2026年F1第19戦メキシコGPを前に行われた。達成すれば史上7人目となり、新たな契約を満了する2029年には39歳でF1参戦18シーズン目を迎える。

    ペレスとチームメイトのバルテリ・ボッタスは、今年のキャデラック加入時に複数年契約を結んだ。当初の契約は2027年までとみられていたが、ボッタスの来季シートが不透明な中、チームは中期的な将来をペレスに託す決断を下した。

    ペレス契約更新、長期視点で継続性を重視

    キャデラックのCEOを務めるダン・タウリスは、「F1で競争力のあるチームを築くには、長い時間がかかる。チェコ(ペレス)の才能とリーダーシップを確保することで、初年度に築いた強固な基盤をさらに発展させるために必要な継続性と、長期的に取り組む姿勢が得られる」と契約延長について説明した。

    キャデラックは今季、両ドライバーともにノーポイントの状況が続いている。ペレスは第6戦モナコGPで10番手フィニッシュを果たしたが、レース後のタイムペナルティによって入賞を逃した。

    チームメイト比較においてはペレスが優勢だ。予選の対戦成績はペレスの10勝8敗と僅差だが、両者が完走した決勝では6勝1敗。各大会でチーム内の最速ラップを記録した回数も、ペレスが14回、ボッタスが3回となっており、特にレースペースでの差が際立っている。

    ただし、新規参戦チームともあって単純な比較には注意が必要だ。キャデラックは学習を進めるため、2台で異なる戦略をアプローチや採ることが多く、技術的なトラブルも多い。ボッタス本人も、マシンの状態が一貫して同じではなく、公平な比較の条件が整っていないと主張している。

    実際ボッタスは、前戦アメリカGPでもパワーユニット(PU)の問題が疑われる状況でリタイヤを余儀なくされた。今季のリタイヤは既に8回に達している。

    ボッタス去就未定も、続投が最有力か

    ボッタスは複数年契約を結んで加入したものの、キャデラックは2027年の続投を可能にする契約上のオプションを行使するか、まだ決めていない。ただし、現段階ではボッタスが残留の最有力とされる。

    F1公式サイトの特派員ローレンス・バレットによると、チームは、ボッタスが周囲をまとめてきた働きや、マシンへのフィードバックを的確に伝える能力を評価しているという。

    ボッタスに次ぐ有力な候補とみなされているのが、キャデラックのテストドライバーを務めるコルトン・ハータだ。FIA-F2選手権ではランキング19位と苦戦しているが、ここまで4回のフリー走行1回目(FP1)での仕事ぶりはチームから評価されている。キャデラックは将来的なアメリカ人ドライバーの起用を望む一方、選考は実力に基づいて行うと一貫して説明してきた。

    レッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅も候補の一人と報じられているが、バレットは起用の可能性は低いとみている。また、イギリスのモータースポーツ専門メディア『The Race』は、ハータと角田に加え、メルセデスのF1リザーブドライバーを務めるフレデリック・ベスティも候補に挙がっているとしている。

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