2026年11月
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    【写真で見る】クマに食べられた梨園の様子 アリを食べている痕跡も

    農園を営む三上農園の三上早苗さんは、「以前はこんなにクマが出て騒動になるようなことはなかった」「心が折れる」と、辛い胸の内を語ります。

    また、10月に入り、愛知県ではミツバチを飼育する箱にクマが近寄る様子が捉えられるなど、出没件数は去年と比べておよそ4.5倍に急増。その他、近畿地方や中国地方などでも、軒並み去年より大幅に増加しています。なぜ今、東北地方などだけではなく西日本でクマの出没が増えているのでしょうか?

    ■なぜ西日本で?覆る“ドングリが主食”の定説

    これまで、秋のクマの主食は「ドングリ」と考えられてきました。しかし、兵庫県立大学 自然・環境科学研究所の藤木大介准教授によると、「兵庫県の東部で4年間、300個ぐらいのクマのフンを集め、その内容物を精査した結果、クマの秋の主食はドングリではなくベリー類であることが分かった」と述べ、クマの“食生活が変化していると話します。
    驚くことに、ドングリが豊作の年でさえ、クマはドングリを食べずにベリー類を主に食べていたというのです。

    藤木准教授によれば、今年は山にあるベリー類が全体的に不作で、クマが食べるエサがなく、人里に降りてきて柿などを食べる姿が度々目撃されている状況だといいます。

    「東北のクマの出没はブナで決まっているという話がありますが、私はおそらくブナだけではない、その他の樹種の豊凶も影響していると思います」と、従来の予測方法に疑問を呈しています。

    ■「今年ほど最悪の年はない」山の“エサ場が全滅状態”

    実態を調べるため、番組の取材班は目撃件数が2.5倍ほどに増えている広島県へ向かいました。クマの生態を20年以上研究してきた広島フィールドミュージアムの金井塚 務代表と、山に入り調査を進めていくと…。ベリー類に似た実をつける「ミズキ」の木を指さし、「このミズキもあっちのミズキも本当は(クマ)棚が良くできる木なんですよ。今年は全く実ってない」と例年であればたくさんの実をつけているはずの木に、この日は1個の実も見つかりません。

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