2026年11月
    月 火 水 木 金 土 日
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  

    Appleの「Safariへの乗り換え」ページ。「やっぱりSafari」「Chromeよりもね。」の文字

    画像出典:Apple

     MacやiPhoneには、最初からSafariが入っています。それでも、Googleアカウントでブックマークやパスワードを同期できる、WindowsやAndroidでも同じように使えるといった理由から、わざわざChromeを入れて使っている人は少なくありません。

     そんなChromeユーザーに向けて、Appleが公式サイトでかなり挑発的なメッセージを掲げています。米9to5Macによると、この「Switch to Safari」キャンペーンは米国で10月12日(現地時間)に始まりました。日本のApple公式サイトにも同様のページが開設されています。

     Safariの紹介ページ「Safariへの乗り換え」の冒頭にあるのは、「やっぱりSafari」の文言と「Safariはパワフルでプライバシーを守れるブラウザです。Chromeよりもね。」というキャッチコピー。

     ページでは電池持ち、表示速度、トラッキング対策でChromeと比べ、乗り換えの手順まで案内しています。

     Appleはまず電池持ちを挙げ、Macでの動画ストリーミングはSafariならChromeより最大5時間長く楽しめるとしています。

    「Safariは なみなみ」「Chromeは カラカラ」と電池残量を比べるAppleのページの画像

    電池持ちの比較は「なみなみ」と「カラカラ」。画像出典:Apple

     また、表示速度でも、Macでよく閲覧するWebサイトの読み込みがChromeより最大35%速いとのこと。

     さらにプライバシーの項目では、「より多くのサードパーティトラッカーがウェブ上であなたの行動を追跡したり、収集したデータを広告主に販売できるようにしているのもChromeです」と名指し。

     そして「Safariの得意なところ、Chromeと比べてみました」というギャラリーでは、白地のSafariと黒地のChromeを左右に並べ、言葉の対比でたたみかけます。

     電池は「Safariは なみなみ」に対して「Chromeは カラカラ」。気をそらすものコントロールは「Safariは いらないものを隠せる」、「Chromeは いらないものを見せる」。そしてトラッキング対策は「Safariは あなたを守る」、「Chromeは あなたを晒す」です。かなり挑発的ですね。

    「Safariは あなたを守る」「Chromeは あなたを晒す」と比べるAppleのページの画像

    トラッキング対策では「あなたを守る」と「あなたを晒す」。画像出典:Apple


    Sponsored Link

     掲載された比較表は9項目で、Safariにはすべて緑のチェック、Chromeにはすべて赤いバツ印が並びます。項目は、よく閲覧するサイトの読み込みの速さや、1回の充電で一日中動画を見られるか、他社製Cookieを標準でブロックするかなど。

     あわせて、機械学習を使ったトラッキング防止や、YouTube・Netflix・Apple TVの4K HDR動画をMacで再生できるかといった点でも両者を比較しています。

    Appleが掲載したSafariとChromeの比較表

    Appleが掲載したSafariとChromeの比較表。画像出典:Apple

     これらの数字は、Appleが2026年8月に自社で測定した結果です。動画の再生時間は、M5搭載の15インチMacBook Air(ユニファイドメモリ16GB、SSD 512GB、リリース前のmacOS)で、リリース前のSafari 27.0とChrome 151を使い、1080pの動画を再生して比べたもの。

     読み込みの速さも同じMacBook Airでの測定で、人気のWebサイト12個のスナップショットを、シミュレートしたネットワーク環境で読み込むという条件です。

     そしてページに大きく書かれた「世界最速のブラウザ」も、JetStream 3.0、MotionMark 1.3.2、Speedometer 3.1という3つのベンチマークで、Safariが他のブラウザより「概ね高いスコアを記録」したことを根拠にしています。

     Safariへの乗り換えの手順もページで案内。Macでは「システム設定」の「デスクトップとDock」、iPhoneとiPadでは設定アプリの「アプリ」から「Safari」を開き、デフォルトのブラウザとしてSafariを選ぶだけです。Chromeのブックマークや保存したパスワードもSafariへ読み込めるとしています。


    Sponsored Link

     ブラウザの乗り換えを促す広告合戦は珍しくないものの、「Chromeよりもね。」の一言はなかなかの煽りっぷり。Chromeが他社製Cookieを標準で止めない方針を続けている以上、プライバシーを突くのは筋が通っています。もともとWindows PCを「パソコンくん」として揶揄するCMを流していたAppleなので、その時代が戻ってきた感がありますね。

     とはいえ「最大35%」は人気サイト12個のスナップショット、「最大5時間」は1080p動画を再生し続けた場合の数字で、普段の使い方でそのまま差が出るとは限りません。そしてWindowsやAndroidと行き来する人にとって、Chromeの価値はどの端末でも同じブックマークやパスワードを使える点にあり、Safari自体がWindowsやAndroidで動かない以上、そこは埋めにくい穴。Apple製品だけで完結している人でないと刺さりにくいと思います。


    MacをApple公式Amazonストアで購入

    Share.

    Comments are closed.