2026年11月
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    コーナーをショートカットして首位を奪いながらも、シャルル・ルクレールへのペナルティを10秒ではなく5秒にとどめた理由について、スチュワードが説明した。追い抜かれたルイス・ハミルトンもコース外に出ていた事、そして1周目の出来事であった事を酌量したという。

    現地時間11月1日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた2026年F1第19戦メキシコGP決勝で、フェラーリの2台はスタート直後から激しく首位を争った。

    ルクレールはターン4のアウト側から仕掛けたが、コース内にとどまることができず、芝生を横切ってターン5の先でコースに復帰。首位に躍り出た。一方、イン側でディフェンスしたハミルトンは出口で膨らんで勢いを失い、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に2番手を奪われた。

    ルクレール処分、10秒ではなく5秒の理由

    デレク・ワーウィックを含む4名のスチュワードは、ルクレールだけでなくハミルトンを含めた2台ともコーナーへのブレーキングが遅すぎたと指摘した。

    「両車は過大な速度でターン4に進入した。そのため、いずれもコース内にとどまってコーナーを通過することができなかった。これは、イン側にいた44号車[ハミルトン]も、コーナーを通過するためにコース外へ出なければならなかった事実によって示されている」

    これを踏まえてスチュワードは、ターン4におけるルクレールの優先権は認められないとし、ルクレールは「コース外を走行しながらオーバーテイクを完了した」と認定。これを「ペナルティに相当する行為」と判断した。

    一方、処分の程度については次のように説明した。

    「ガイドラインにおける基準のペナルティは10秒だが、44号車[ハミルトン]も16号車[ルクレール]のイン側でコース外に出ていた事、そしてこの出来事が決勝1周目の序盤に発生した事を酌量した」

    事前通達と、ハミルトンの苛立ち・批判

    今回のレースに先立ちスチュワードは、「1周目」および「リスタート時の最初の周回」に関して、序盤のコーナー群でショートカットした場合の判断基準を各チーム及びドライバーに通達していた。

    具体的には、ターン1~3の区間でショートカットした場合はターン4までに、ターン4~6の場合はターン12までに、それぞれ相手に順位を返さなければ、ペナルティを科す可能性があるとしていた。

    5秒ペナルティという裁定にハミルトンは不満を示した。「問題は、彼がクリーンエアの中を走っていて、[その後方を走行する]僕らのようにマネジメントする必要がない[※オーバーヒートを気にせず全開でプッシュできる]点にある」と無線で訴えた。

    さらに「スチュワードは事実上、シャルルに勝利を与えようとしている。ドライバーズ・ブリーフィングで合意したはずなのに」と批判した。

    フェルスタッペンも、ペナルティの知らせに「へえ。新しいルールでは、ペナルティは全部10秒だと思っていたけど?」と反応した。

    2026年F1第19戦メキシコGP決勝では、4番グリッドからスタートしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が3位でフィニッシュし、史上最年少チャンピオンに輝いた。

    インテルラゴス・サーキットを舞台とする次戦サンパウロGPは、11月6日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

    F1メキシコGP特集

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