画面がデカい!
本日から日本でも予約受付がスタートした「XREAL AURA」。Googleとの共同開発で生まれた、Google XRを搭載するスマートグラスの初号機です。本日、日本のメディアやファン向けに製品の発表・体験会が開催されました。
20分という短い時間でしたが、実際に体験したファーストインプレッションをお届けします。
結論から言うと、XREAL AURAはこれまでのXREAL製品とはかなり違うプロダクト。スマートグラスの本命レースに出場資格アリ、です。
視野角がデカい
Photo: ギズモード・ジャパン
最初にXREAL AURAを装着して感じたのが、画面のデカさ。
XREALをはじめとしたARグラスは、これまでも「持ち運べる大画面」を謳ってきました。ただし、それはグラスのフレームの中央、数メートル先に浮かぶ大画面です。視野角に換算すると50°前後という製品がほとんどで、私は「これがXrealのようなプリズム方式の限界」だと思っていました。
ところが、XREAL AURAの視野角は70°(対角)と1.5倍近い広さに。大画面がぐっと近づき、メガネのフレーム内すべてが画面になっていると錯覚するほどの広さがあります。
Photo: ギズモード・ジャパン
この視野の広さは、特にコンテンツを楽しむときの没入感を大きくアップさせてくれます。
デモンストレーションではVRゲーム『Demeo』をプレイできたのですが、VRゴーグルに近い没入感を味わうことができました(『Demeo』はQuest向けにもリリースされています)。
もちろん、90度以上の視野角を持つQuestシリーズのような体験とは違います。それでも、従来のXREALとは明らかに違う視界で、レンズの調光機能(5段階)を一番暗くすれば、ほぼVRゴーグルのように扱えます。
片目あたりの解像度はフルHD(1920×1200)。Vision ProやQuestほどの解像度はありませんが、画面は精細でドット感もなし。ソニー製ディスプレイの品質や、光学系の設計が優れているのでしょう。
XRグラス、収斂進化したのかも
Meta VR Glasses。Photo: ヤタガイ
今年はMeta VR Glassesも発表されていますが、ARグラス/VRゴーグルはここに来て似た形に落ち着きつつありるようです。
100グラム程度のグラス本体と、バッテリーと処理チップをまとめた「コンピューティングユニット」をケーブルでつなぐ構造。顔の覆う大きなゴーグルではなく、グラスのようなフォルム。70°クラスの視野角、6DoFによる空間認識、ハンドトラッキングへの対応…。
お互いを参考にしつつ製品開発をしているというのもあるでしょうが、持ち運べるディスプレイとして登場したXREALと、ゲーム用VRヘッドセットQuestを出発点とするMeta 、異なる祖先を持ちながらも、ハードウェアとしてとても似てきています。
XRグラスの収斂進化。この形状が、いまのXRグラスのひとつの答えなのでしょう。
Photo: ギズモード・ジャパン
もちろん、両者には明確な違いもあります。
最大の違いは、現実世界をどう見せるか。XREAL AURAは外の景色を直接見る「光学シースルー」方式。一方、Meta VR Glassesはカメラで撮影した映像をディスプレイに表示する「ビデオパススルー」方式です。消費電力の面ではXREALのほうが有利ですね。
一方、ユーザーの動きを読み取るセンサー類に関しては、アイトラッキングまで備えるMeta VR Glassesに分があります。
それぞれ異なる技術的なアプローチを取りながら、目指すところは近づいている。いよいよXRグラスの本命レースが盛り上がってきました。

発売記念キャンペーンとして、特別価格で販売スタート。ベースモデルなら20万円を切る価格になっています。
