2026年11月
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    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、2026年F1第19戦メキシコGPでルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが繰り広げた争いを受け、「敬意を欠いている」と厳しく批判した。勝利を逃したとして苛立ちをあらわにしつつ、両ドライバーと話し合う意向を示した。

    現地時間11月1日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた決勝では、ポールポジションからスタートしたハミルトンが2位、3番グリッドのルクレールが4位に終わった。優勝したのは、フェラーリ同士の攻防で漁夫の利を得たマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)だった。

    バスール、同士討ち批判「敬意を欠いている」

    「正直、受け入れるのは難しい。敬意を欠いていると思うからだ。ブランドへの敬意、ここで働くすべての人々への敬意、我々が注いでいる努力への敬意を欠いている」とバスールはフランスの有料テレビ局『Canal+』に語った。

    「パフォーマンス面では確かな前進を遂げた。それだけに、あんな形で勝利をふいにしてしまったことは、受け入れがたい」

    「まだ2人とは話をしていない。今後、2人きり、あるいは3人で直接顔を合わせて話す時間はあるだろう。だが、今は本当に納得できない」

    フェラーリ勢はスタート後に1-2体制を築いたが、ターン4でルクレールがハミルトンのアウト側からトップを狙うと、両者ともにコース外へ。ルクレールはコーナーをカットしてターン5の先でコースに戻って首位に浮上し、ハミルトンは勢いを失ってフェルスタッペンの先行を許した。

    コース外で持続的なアドバンテージを得たとして、ルクレールには5秒ペナルティが科された。その結果、ピットストップでこれを消化する際にフェルスタッペンが首位に浮上。ハミルトンは終盤にフェルスタッペンを追撃したが、逆転はかなわなかった。

    ハミルトンはレース中、ルクレールが先頭のクリーンエアを享受する一方、後続はマネジメントを強いられるとして裁定に不満を表明。レース後にも、勝つだけの速さがあったと述べ、チーム内で「真剣に話し合う必要がある」と訴えた。

    一人を責めず、両者と直接対話へ

    その怒りはルクレールに向けられたものかと問われると、バスールは「いや、特定の個人を非難しているわけではない。私は2人と話がしたい」と否定した。

    「ルイスもかなり大きくコース外へ膨らんでいた。ただ、我々はブランドを、そしてスポンサーを代表していることを忘れてはいけないと思う」

    ルクレール自身も、ターン4では両者が共にミスをしたと指摘。ハミルトンと話し合う考えを示した。一方、バスールはドライバー2人の争いを支えるファクトリーを含めた舞台裏のチームメンバーにまで言及し、チーム全体のために戦う責任を求めた。

    「我々の背後では2,000人ものスタッフが働いている。ドライバーたちは単に自分たちのためだけにレースをしているのではない。そうしたすべての人々のためにレースをしているのだ」

    2026年F1第19戦メキシコGP決勝では、4番グリッドからスタートしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が3位でフィニッシュし、史上最年少チャンピオンに輝いた。優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)。0.799秒差の2位にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続く結果となった。

    インテルラゴス・サーキットを舞台とする次戦サンパウロGPは、11月6日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

    F1メキシコGP特集

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