2026年11月
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    TBS CROSS DIG with Bloomberg

    事情に詳しい関係者によると、英ヘッジファンド、マーシャル・ウェイスの「ユーレカ」ファンドは10月の成績がマイナス5.4%で、年初来のリターンはプラス5.3%に縮小した。

    エクソダスポイント・キャピタル・マネジメントはマイナス2.4%、ダイモン・マルチストラテジーはマイナス1.8%。株式中心のノース・ロックはマイナス2.3%だったと、公表されていない数字だとして匿名を要請した別の関係者は明らかにした。

    ブルームバーグのこれまでの報道によると、欧州のジャンク(投機的格付け)債で主に運用するアリニ・キャピタル・マネジメントは10月23日までで月初来のマイナスが12.1%に達し、過去最大の月間下落率を記録する勢いだった。

    10月は市場を揺るがす出来事が相次いだ。フランスで暴力的なデモ活動が発生して国債売りに拍車がかかり、AIを巡る懸念の再燃や期待外れの決算でテクノロジー株が売り込まれた。

    為替市場も乱高下した。ブラジル大統領選では、第1回投票でフラビオ・ボルソナロ氏が予想外の首位に立ったが、10月25日の決選投票では現職のルラ大統領に敗れ、相場は大きく揺れ動いた。

    こうした市場の動きにクレジット戦略や株式戦略が翻弄(ほんろう)され、ヘッジファンドにとってコロナ禍以降で最も低調な月の一つとなった。

    JPモルガン・チェースのポジショニング・インテリジェンス・チームは顧客向けリポートで、「10月は大半のヘッジファンドにとって、恐らく忘れてしまいたい月だろう」と指摘。「戦略という観点では、逃げ場がほとんどなかったように見える。あらゆる分野で難しい展開だった」と記した。

    一方、目立った好成績を上げたファンドもあった。運用資産82億ドル(約1兆3000億円)のクオンテッジ・ヘッジファンドはプラス7.2%の成績をあげ、年初来のリターンを60%に伸ばした。商品、債券、ロング・ショートのマーケットニュートラル戦略が効果を発揮した。

    原題:Major Hedge Funds Mostly Lose in ‘Nowhere to Hide’ October(抜粋)

    –取材協力:Katherine Burton、Hema Parmar、Bei Hu.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

    (c)2026 Bloomberg L.P.

    Nishant Kumar, David Ramli

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