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    ©TOYOTA

    トップカテゴリーに新規定車両が導入される2027年のWRCに向けて、それぞれ異なるマシンを駆る2チーム体制を発表したトヨタ。そのなかには、オィット・タナック、カッレ・ロバンペラというトヨタでWRCチャンピオンを獲得したドライバーの復帰も盛り込まれていた。ふたりは、トヨタGRヤリス・ラリー1を使用するガズーレーシング・トヨタから、勝田貴元のチームメイトとして参戦する。

    タナックと勝田はフル参戦だが、ロバンペラはスポット参戦のプログラム。ロバンペラが参戦しないイベントには誰が参戦するのか、また今回の発表のなかで名前が挙がらなかったセバスチャン・オジエの去就も気になるところだ。

    この点について、ローンチに登壇したスポーティングディレクターのカイ・リンドストロームは「カッレが参戦しないイベントは、ほかのドライバーにシートを提供する機会になる。もちろん、セブ(オジエ)のように経験のあるドライバーにもね」と語る。
    そして「セブは今でも我々のファミリーの一員だし、セブ自身、来年もいくつかラリーに参戦したいという強い情熱を持っている。だから、今は詳細について彼と詰めているところだ。でも同時に、若いドライバーにトップレベルでの経験を積ませる機会としても考えている」とオジエの希望を明かすとともに、若手に門戸を開く用意があることも伝えた。このビッグチャンスを手にする次世代ドライバーは誰になるのか、楽しみなところだ。

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    一方、トヨタ・レーシングは、エルフィン・エバンス、オリバー・ソルベルグ、サミ・パヤリと、今季の最終戦でタイトルを争った3人というラインナップとなった。悲願の初タイトルを獲得し、初めてディフェンディングチャンピオンとしてシーズンを迎えることになるエバンスは「WRCは多くの変化を迎えようとしている。新しいマシン、新しいイベント、新しいことがたくさん起きようとしている、すごくエキサイティングな時期だ。対応しなくてはならないことがたくさんあるので、できるだけ早く順応して、またタイトルが獲れるように頑張りたい」と、新シーズンへのアプローチを語っている。そして、チャンピオンだけに許されるカーNo.1をトヨタGRセリカ・ラリー1のサイドウインドウにつけるのかどうか、という問いに対して、自身の名前のイニシャル「EE」を反転させた「33」の継続を希望するエバンスと、チャンピオンナンバーである「1」にこだわりたいコ・ドライバーのスコット・マーティンとの間で交渉中としていたエバンスだが、「まだ、ガッツリ話し合っているところ。自分としては33のままなんじゃないかなと思っているよ(笑)」と明かした。27年開幕戦ラリーモンテカルロのエントリーリストに注目だ。

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    一方、2チーム体制となったことで選手権への登録はどうなるのかも気になるところ。この点については、10月に行われたFIAワールドモータースポーツカウンシルで、27年からの選手権の構造改訂が承認されており、マニュファクチャラーズ選手権は、新たにコンストラクターズ選手権に名称が変更された。これにより、伝統的な自動車メーカーと独立系チューナーの両方が同一の部門でタイトルを争う構図となる。コンストラクターズ選手権のタイトルを獲得する資格を得るには、コンストラクターはシーズンの全戦への参加が求められる。

    今回は、期待された新マシンのアンベールは行われず、カモフラージュ柄のテスト車両画像が公開されるに留まった。新マシンの発表について、GRブランド事業推進部ラリー事業室の市川浩一室長は「おそらく来年の東京オートサロンのあたりになるかと思います。オートサロンの会場にも、車両を持っていくことを考えたいと思っています」と希望を明かした。トヨタ・レーシングについては、ドイツを拠点とするWEC参戦チームと混同しそうになるが「チームを支えるエンジニアやメカニックは、変わらずフィンランドのTGR-WRTのメンバーが担当します」と語っている。

    さらに、トヨタ・レーシングに投入するマシンとしてセリカの名前を復活させたことについて「トヨタのWRC活動において、セリカはファンの皆さんに愛されたクルマだと、私たちも自覚しております。セリカにとって、WRCはとても重要なカテゴリーだと思っております」と、その思いを伝えている。

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