
タイトーは、11月6日より東京ビッグサイトで開催されているアーケードゲームの祭典「アミューズメント エキスポ 2026」にて、新型クレーンゲーム機「CAPRICCIO NEXT(カプリチオ ネクスト)」を初出展した。稼働は2027年4月以降を予定。
【CAPRICCIO NEXT(カプリチオ ネクスト)】
アームにはCAPRICCIO NEXTのロゴと、2本爪
旧来の滑車式ではなく、現在主流のベルト式を採用。コストは高いものの耐久性にすぐれる
こちらはBeyondブースの同型モデル。中型機となる
クレーンゲーム機の元祖的存在である「クラウン603」をレストア展示し、“クレーンゲーム屋”としての存在感をアピールしているタイトーだが、その真の狙いは、クレーンゲーム機市場への再参入をアピールすることにある。
クレーンゲーム機は、今回出展された「クラウン603」のひとつ前のモデル「クラウン602」を皮切りに、1980年代、2000年代、そして現在と、繰り返し大ブームを巻き起こしており、アミューズメント機器のメインストリームであり続けている。
その主役を担っている存在がセガのUFOキャッチャーと、バンダイナムコのクレナシリーズ。この2つのシリーズが、クレーンゲーム機に必要となるツメやアーム、アームの制御機構、サービスドア、フィールドの構造などの基本特許を2社がおさえている。
タイトーは1991年に「CAPRICCIO(カプリチオ)」をリリースしたものの、クレーンゲーム機の進化に合わせたパテント競争に敗れる形で同モデルの提供を終了。現在まで、市場に存在するもののみで、新型機の企画、販売を見合わせてきた。
今回改めてタイトーが再参入する背景は、それら多くの基本特許が出願から20年を迎え、満期終了したことに伴うものだ。そのデザインは、クレーンゲーム機のスタンダードである中型、2本爪、ベルト式、マルチプレイ対応と、明らかにメインストリームを狙っている。ブランドもカプリチオの名を引き継ぎ、カプリチオ ネクストとした。開発はアミューズメント機器の製造販売を担うBeyondが行なっている。
担当者によれば、カプリチオ ネクストの強みは価格設定だという。クレーンゲーム市場は年々拡大しており、トップシェアを誇るセガやバンダイナムコは、その人気ゆえに納入まで多くの時間が掛かり、価格も高いという。タイトーはライバル筐体と比較して75%ぐらいの価格設定で、市場の獲得を目指すという。ブースには多くの関係者が商談に訪れており、反応は上々。現場の意見も踏まえつつ、2027年4月以降の稼働開始を目指すとしている。
