元宝塚歌劇団星組トップススター・湖月わたるが、懐かしい「宝塚バウホール」に帰ってきた。今年、宝塚歌劇団退団から20周年を迎えた湖月が、在団時からの“盟友”である演出家・荻田浩一とともに作り上げた宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』が11月6日に開幕。
◆ 圧倒的な包容力!湖月の魅力が詰まったステージ…宝塚の地であの名シーンが
宝塚時代には、ダイナミックなダンスと、「アニキ」と慕われる頼れる男役像で人気を博した湖月。宝塚を退団して20年経つ今も、全てを包み込むような圧倒的な包容力は健在だ。さらに今回は、彼女のチャーミングな一面を荻田がしっかりと引き出し、懐かしいこれまでの出演作の名曲とともに、さまざまな湖月の表情が楽しめる記念公演ならではの内容となっている。
宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』
兵庫・東京・名古屋の各公演に、日替わりで湖月とゆかりの深い豪華ゲスト陣が出演することも話題の本作。11月6日、7日の「宝塚バウホール」公演には、星組トップ時代をともに過ごした、安蘭けいが登場。
2人は、今もファンの間で語り継がれる伝説的ショー作品、星組公演『ロマンチカ宝塚’04』より『マスカレード~ロマンチカ’04』でその世界観に観客を引き込むと、さらに湖月の代表作のひとつ『王家に捧ぐ歌』のナンバー『月の満ちるころ』を披露。ここでは、安蘭をバックハグする湖月、というファンにはたまらない演出も。ラダメスとアイーダの名シーンが、時を経て宝塚の地によみがえった。
宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』
なお本作は、湖月がもう一度挑戦したかった役のひとつだと言う、荒野でたくましく生きる伝説の女ガンマン「カラミティ・ジェーン」の波乱万丈な人生を、朗読×ダンス×歌で新たに構成したパートと、宝塚時代と退団後の出演作の楽曲を中心としたオールタイムベスト的ショーとの2部構成。
共演は、舞台『平家物語ー胡蝶の被斬ー』、体感型朗読劇 神楽坂怪奇譚 二〇二五『棲』などで、縁のある声優で女優の朴璐美。「声のプロ」ならではの凄みで、物語に奥行きを持たせた。
宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』
『ベルサイユのばら50』(2024年上演)において、「ボレロ」のデュエットダンスで共演した、元雪組男役スター・彩凪翔とも、再び共演。今年芸歴20年となる彩凪も、男役としての上品な色気は健在。ダンス、歌、芝居で魅せた。
宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』
また、湖月はショーパートで振付にも挑戦。昨年、柚希礼音との共演も話題となった『マイ フレンド ジキル』で振付を担当したダンサーで振付家の益井悠紀子氏に指導をあおぐため、9月にイギリスへ留学。新たに得た知識と経験をもとに、2007年の宝塚歌劇退団後の主演作『Damn Yankees』から、3曲のメドレーを彩凪とともに華麗に披露した。
宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』
「宝塚バウホール」公演では、安蘭けい(11/6・7)のほか、紫苑ゆう(11/8)が、また東京では柚希礼音(11/12・13)、朝海ひかる(11/14)、愛知では真風涼帆(11/18・19)がゲスト出演し、湖月の記念公演に花を添える。「宝塚バウホール」各公演については、当日券の発売を予定。湖月わたる宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』の詳細は公式サイトで確認を。
取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部
宝塚歌劇団退団20th Anniversary『TUMBLEWEED』
