2026年11月
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    ラファエル・カマラ(ハース)はシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走行を妨害し、F1レギュレーション第B4条1項1号への違反によりドライビングに関する戒告処分を科された。F1デビュー戦に向けた初日の走行は、ほろ苦い終わり方となった。

    それでも、2026年型ハース「VF-26」を初めてドライブしたブラジル人ドライバーの走りについて、チーム代表を務める小松礼雄は「彼はとても落ち着いていて、プロフェッショナルな姿勢で取り組んでいますし、2つのセッションを堅実にこなしてくれました。その点には非常に満足していますし、良いスタートを切れたと思います」と評価した。

    2026年F1第20戦サンパウロGPの初日、11月6日(金)のインテルラゴスでカマラは、FP1で18番手、FP2で16番手を記録。同じマシンを駆るオリバー・ベアマン(ハース)との差を0.859秒から0.57秒に縮めた。ブレーキングやアクセル操作に課題を残しながらも、走行を重ねるにつれてペースを上げた。

    ハースのガレージ内で握手を交わすハースのチーム代表を務める小松礼雄とラファエル・カマラ、2026年11月6日(金) F1サンパウロGP フリー走行(インテルラゴス・サーキット)Courtesy Of Haas

    ハースのガレージ内で握手を交わすハースのチーム代表を務める小松礼雄とラファエル・カマラ、2026年11月6日(金) F1サンパウロGP フリー走行(インテルラゴス・サーキット)

    再三の警告も進路を変更、ルクレール妨害で戒告処分

    後方からアタックラップ中のルクレールが接近するなか、カマラはチームから再三にわたって警告を受けていたにもかかわらず、左右に進路を変え、レーシングラインを走行。衝突を避けるため、ルクレールは高速走行中にマシンの大部分をコース外に出さなければならなかった。

    ヴィタントニオ・リウッツィを含む4人のスチュワードは、「明らかに危険な状況」を生じさせたと指摘。プラクティス中の走行妨害では通常、警告が科されるところだが、事態を重く見たスチュワードは「戒告処分が相当」と異例の判断を下した。

    F1では、1シーズン中に5回の戒告処分を受けると、10グリッド降格ペナルティが科せられる。ただし戒告処分5回の内の4回がドライビングに関する違反であった場合に限られる。

    ブレーキングに課題も着実に改善、ハース初日を高評価

    ペース面でベアマンに対して最も多くタイムを失っていたのは第2セクターだったが、繰り返し苦しんでいたのはターン1へのブレーキングだった。FP1、FP2ともに激しくタイヤをロックさせ、アタックを断念する場面があった。

    急きょ母国でF1デビューを迎えることとなったカマラには、マシンを速く走らせる方法だけでなく、スタートを含む基本的な操作手順など、覚えなければならない項目が山積みだった。

    車両エンジニアリング責任者を務めるホーギー・ニッドは、そうした状況を踏まえたうえで、カマラの初日を「かなり良かったと思う」と評価した。

    「今日は明らかに学ぶことが非常に多く、かなり気後れするような状況だったと思うが、彼は見事にやってのけた」

    「FP1では着実にペースを上げていった。FP2でも常に改善を続けていたし、フィードバックの内容もドライビングも、走るごとに良くなっていった。だから、かなり良い一日だったと言えると思う」

    「手順の習得にも取り組んでいる。何度かコースに出てスタート練習などを行っていたのを見たと思う。そうしたことは、我々が普段、ほとんど当然のこととして捉えている基本的な作業だ。彼には非常に満足している」

    当のカマラも、学ぶべきことが多かったと振り返りつつ、翌日の走行に向けて頭の中を整理する必要性を挙げた。

    「学ぶことも、慣れなければならないことも、頭の中で処理しなければならないこともたくさんあった。今夜は今日の出来事を整理し、もっと理解を深めて、明日に向けて準備を整えたい」

    黒いTシャツに眼鏡姿でパドックを歩き、カメラに向かって右手の親指を立てるラファエル・カマラ(ハース)、2026年11月6日(金) F1サンパウロGP フリー走行(インテルラゴス・サーキット)Courtesy Of Haas

    黒いTシャツに眼鏡姿でパドックを歩き、カメラに向かって右手の親指を立てるラファエル・カマラ(ハース)、2026年11月6日(金) F1サンパウロGP フリー走行(インテルラゴス・サーキット)

    2026年F1サンパウロGPの初日FP2をトップで締め括ったのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を0.253秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。

    FP3は日本時間11月7日(土)23時30分から、公式予選は同27時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

    F1サンパウロGP特集

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