
ファジアーノ岡山と引き分けた横浜F・マリノス【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスは11月7日、2026/27明治安田J1リーグ第14節でファジアーノ岡山と対戦し、1-1で引き分けた。後半開始早々に退場者を出しながらも勝ち点1を獲得し、リーグ戦の無敗記録を10試合に伸ばした。しかし、スティーブ・コリカ監督は試合後の会見で「我々のメンタリティを変えないといけない」と課題を指摘。数的不利でも粘り強く戦った選手を称えつつ、試合の入り方に厳しい評価を下した。
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退場後の奮闘を称賛も、指揮官が問題視した前半20分間
横浜F・マリノスは、ホームで勝ち点1を積み上げた。だが、スティーブ・コリカ監督は、結果だけを評価していたわけではない。
前節の川崎フロンターレ戦で5試合ぶりの勝利を挙げたマリノスは、ファジアーノ岡山をホームに迎えた。43分にブラウンノア賢信に先制点を許したものの、前半アディショナルタイムに近藤友喜が2試合連続となるゴールを決め、同点で試合を折り返した。
しかし、後半開始早々にDF諏訪間幸成が決定的な得点機会の阻止で一発退場。約45分間を10人で戦うことになった。
それでも追加点を許さず、1-1で試合終了。リーグ戦は10試合連続、公式戦では14試合連続無敗となった。
コリカ監督は試合後の会見で「最終的には前向きなゲームだった」と振り返り、数的不利の状況でも粘り強く戦った選手たちを称賛した。
一方で、試合の入り方には明確な課題を感じていた。
マリノスはリーグ戦10試合無敗を継続しているものの、その間には勝ち切れない試合も少なくなかった。10月10日のセレッソ大阪戦から、ジェフユナイテッド千葉戦、東京ヴェルディ戦、名古屋グランパス戦まで下位のチームに4試合連続で引き分けていた。
「我々のメンタリティというところを変えないといけないというふうに再び思いました。ここまで下位のチームに勝てていないというのは問題があると思っています」
指揮官は前半の立ち上がり約20分間について、チームが後ろ向きになっていたと指摘。退場後の戦いぶりは評価しながらも、11人で戦っていた時間帯のパフォーマンスを問題視した。
「1人退場した中でも、その後からの勇敢さであったり、前向きな姿勢は評価できるというふうに感じていますが、やはりその前半のところを改善しないといけないというふうに思ったゲームでした」
では、具体的に何がうまくいかなかったのか。
この日の岡山は、マリノスの中盤に対してマンツーマンでプレッシャーをかけていた。コリカ監督は、遠野大弥らが厳しくマークされる状況で、ボールを動かすスピードやスペースの使い方に改善の余地があったと説明した。
ハーフタイムには、相手のマークを外すために前線の配置を変更し、スペースを突く動きを増やそうとしていたという。
ところが、後半開始早々の退場によって、そのプランは実行が難しくなった。
「ゲームプランというのが1人退場したことで崩れてしまいました」
そのうえで、コリカ監督は試合中の修正力の重要性を強調した。
「解決策は存在するので、それをより素早くゲームの中に落とし込み、実践していくというのが非常に大事だと思っています。ただ、きょうに関しては、ゲーム中にそういったプランを立て、変えた中で(退場者が出て)難しくなってしまったというところです」
リーグ戦で10試合負けなしとなったマリノスだが、コリカ監督の言葉からは、勝ち点1を積み上げたこと以上に、試合の入り方への問題意識がうかがえた。
(取材・文:竹中愛美)
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