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    牙状スポイラーと後部ウイングで構築。昼夜で表情を変える先鋭的なボディキット

    プレーンにまとめられた外観をどう崩すか。ロェンがトヨタ「プリウス(60系)」に用意したエアロは、牙状のアクセントとシアンのLEDを備えるフロントスポイラーから、マフラーチップを内蔵したリアアンダースポイラーまで6点で構成される。ボトムに厚みを足し、ブランドの性格を一目で伝える内容だ。

    センターダクトに光るシアンのLED。牙状のアクセントとカナードを備えたフロントスポイラー。

    ロェンのエアロは、まずフロントで性格を決める。バンパー下に装着するフロントスポイラーは中央の開口を大きく見せる造形で、両端にはカナードを設けている。前方へ張り出す牙状のアクセントが左右に伸び、路面に近い位置で視線を受け止める構成である。

    センターのダクトにはシアンのLEDライトバーを配置した。消灯時は黒い開口として沈み、点灯時は横一文字の光として浮かび上がる。昼と夜で顔つきが切り替わる点が、このフロントスポイラーの分かりやすい見どころになっている。

    ボンネット先端に載せるフードトップモールも用意される。ハンマーヘッド状の純正フェイスにかぶせる形で、表面にはスタビライジングフィンを備えた。トヨタのエンブレムを覆い隠せるため、正面から見たときの情報量が整理され、ノーズが前方へ伸びたように見える効果も生まれる。

    ディフューザーの面を立ててマフラーチップを内蔵。すっきりしがちな後ろ姿を変える手順

    従来のロェン製エアロから最も印象を変えたのは、リアまわりである。リアアンダースポイラーはディフューザー部のフィンを1枚ずつくっきりと立たせ、面の切り替わりを強調した。さらにマフラーチップを内蔵し、平行四辺形の開口を左右に振り分けている。純正のままでは下まわりが平坦に映るため、ここに厚みと影を足す意味は大きい。

    上側にはルーフスポイラーとリアウイングの2点が並ぶ。ルーフスポイラーは左右両端がL字に伸びる形状で、バックドアガラスの上端を挟み込むように見える。リアウイングは中央を摘んだような断面を持ち、左右のエンド部が傾斜しながら下へ回り込む。2点を重ねて装着すると、後ろから見た輪郭が二段に分かれ、平面的だったテールまわりに奥行きが出る。

    後方をえぐったサイドステップとダブルフェイスのホイール。足もとまで通したロェンの造形

    サイドステップは後方がえぐられた形状で、純正ドア下のラインをそのまま生かしている。前方は薄く、後輪の手前で絞り込まれるため、横から見ると車両が低く長く映る。後端にはカナードが配され、側面の立体感を補う役目を担う。

    デモカーの足もとには、ロェンのオリジナルホイールであるフレイムが選ばれた。手前と奥の2枚のディスクで構成するダブルフェイスデザインで、伸びやかなスポークがリムへ向かって流れる。サイズは前後とも20×8.5J インセット45。ディスク面が外側に近い位置へ来るぶん、足もとが実寸より大きく見える。

    室内にはオリジナルのフロアマットが敷かれ、周囲にレッドのステッチが走る。外装6点にはFRPのほかカーボン仕様の設定もあり、同じ形状のまま質感だけを変える選び方もできる。

    先鋭的でありながら、面そのものは穏やかにまとめられた60系プリウス。ロェンはそこへ厚みと光を足すという答えを選んだ。フロントの牙、リアのフィン、L字に伸びるルーフスポイラーと、どの部位を見てもこのブランドが積み上げてきた造形の文法につながっている。流行に合わせて意匠を入れ替えるのではなく、受け継いだ形を車種ごとに当てはめていく。その一貫した進め方こそが、遠目でもロェンだと分かるエアロを生んでいる。

    ■トヨタ「プリウス(60系)」 ロェン カスタムメニュー

    エクステリア:フロントスポイラー+LEDランプ、フードトップモール、サイドステップ、リアアンダースポイラー(マフラーチップ付属)、リアウイング、ルーフスポイラー(いずれもカーボン仕様の設定あり)
    ホイール:ロェン・フレイム(F20×8.5 インセット45/R20×8.5 インセット45)
    インテリア:ロェン・オリジナルフロアマット(レッドステッチ)

    詳しくはこちら

    ■ロェン
    TEL:0565-52-8555
    URL:https://www.rowen.co.jp/
    製品URL:https://www.rowen.co.jp/bodykit/details.php?id=187

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