日経平均 上げ幅一時1,000円超　石破総理発言に右往左往の市場

日経平均 上げ幅一時1,000円超　石破総理発言に右往左往の市場

3日の東京株式市場、日経平均株価は2日の大幅安から一転し上げ幅が一時1,000円を超えました。背景には石破総理大臣の発言がありました。3日は幅広い銘柄が上昇し、日経平均株価の終値は昨日に比べて743円高い3万8,552円でした。外国為替市場で円安・ドル高が進み、一時1ドル147円台前半と、1カ月半ぶりの円安水準を付け、株価上昇を後押ししました。背景にあるのは石破総理の発言です。石破総理は2日「追加利上げの環境にはない」と述べ追加利上げに否定的な見方を示したことで、株高・円安となりました。市場関係者は「石破総理の発言や姿勢が総裁選前から豹変していて、経済政策への知識が薄そうなことが伺える」と指摘しています。日銀の野口審議委員は3日の講演で、石破総理の発言についてコメントは控えるとした上で次のように話しました。
日銀野口審議委員「政治家は政治家でそれぞれの観点から何が望ましいということを考えているので、我々の観点から目標実現のために最善を尽くすしかない。」

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