熊本地震との関連は・・・県内で最大震度5強の揺れ 引き続き地震への備えを【熊本】(26/03/02 19:00)
2月、上益城郡山都町で複数のネコがやけどを負うなどしていたことが分かりました。警察は事件性の有無を捜査中で、保護した関係者らは「何者かにケガをさせられたのではないか」と悔しさをにじませています。
【前田 美沙希 記者リポート】
「最大震度5強観測から一夜明け、産山村役場では国交省の職員が情報収集に当たっています」
発生から一夜明け、国交省の職員のほか、熊本地方気象台の職員3人も被害状況調査のため村を訪れ、震度計に異常がないかなどを調べていました。
【熊本地方気象台 篠原 英一郎 火山防災官】
「地震によって震度計や床、その周辺に損傷などがあれば今後の観測に影響する可能性があるので、その影響がないかの確認。写真を精査して結果は後程公表する」
一方で、村の住民からは不安の声が聞かれました。
【産山村民】
「夜が嫌ですね。もし1人のときだったら恐ろしい。薬とかは、まとめている」
【産山村民】
「熊本地震のときと変わらないような地震だった。縦に上がって横に揺れて…」
(Q、昨日は夜眠れましたか?)
「眠れないですね」
また、阿蘇市の古城地区では断水が発生。
市が、26日朝から公民館で飲料水が入ったペットボトルと生活用水の無料配布を行っています。
【阿蘇市の職員】
「午前9時前からやっていますが、今のところ5~6人が来られています」
「どちらかというと食事用として飲料水を取りに来られています」
【九州大学 地震火山観測研究センター 松本 聡 センター長】
「熊本地震の影響を受けた地震であるというふうに言える。大きな地震が起こると10年くらいは地震活動が続くので、その一つの地震ではないかと思う」
長崎県島原市にある九州大学の研究施設『地震火山観測研究センター』で九州各地の主に内陸地震を観測している松本 聡センター長。
今回の地震と熊本地震との関連について次のように指摘します。
【九州大学 地震火山観測研究センター 松本 聡センター長】
「(熊本地震は)布田川断層と日奈久断層で起きたが、その大きな地震が発生した部分の東北東の延長上で起こった地震で、こういった領域は大分県の方まで地震活動が活発な領域が続いている。その活発な地震活動の領域の中で今回の地震が起こった」
また、松本センター長は日奈久断層帯の南側について「依然として地震活動が活発な状態が続いている」と指摘。
国も、地震の切迫度が最も高い『Sランク』の活断層と評価しています。
松本センター長は今回の地震を「将来起こる恐れのある大地震に備えるきっかけにしてほしい」と話します。
【九州大学 地震火山 観測研究センター 松本 聡センター長】
「私たちは10年もたつと忘れがちになってしまう大きな地震の記憶を改めて認識してもらってその備えをする。いざ地震が起こった時に避難するイメージをつくるきっかけにしてほしい」