06-21 ゴールドマンが金価格目標を下げ。注目される現物金の担保価値。インドの降雨量が平年の半分以下。今日は世界最高価格の切手、英領ギアナマゼンタ (600) きょうきんGT
今日は日曜日ですので月間騰落を見てみましょう。
金銀プラチナの順に、$建-7%-12%-13%、円建-6%-11%-13%。
この直近30日も大幅に下落して、水準としてはまだ12月の急騰直前のレベルですね。
今日の市場の声は4本です。
まず、1本目、ゴールドマン・サックスが年内の金価格目標を下げました。
$5400から$4900です。
そろそろきょうきんでもボックス圏の見直しが必要ですね。
珍しく下方修正です。
2本目はインド宝飾品協会(IBJA)、短い記事ですが今日の全ての記事に関連します。
まず、進む東西分断。
最近の不調な金価格は特に西側での売りが原因と読めます。
もう一つはジンバブエの例として借金の担保に現物ゴールドが要求されているというお話し。
最近、担保価値としてのゴールドの話が良く出てます。
それを深堀したのが3本目の記事です。
あらゆる資産クラスの中で、唯一誰の信用力にも頼る必要のない、
ゴールドの特殊な地位が注目されています。
そして4本目、インドの雨不足です。
6月20日時点で「モンスーン不在、降雨量が平年の46%レベル」との状況です。
ただ、例年ソマリアからの気流で後追いで雨がもたらされる傾向もあるとのこと。
特に6月最後の週と7月第1週に注目です。
では1本目。
■ ## ゴールドマン、金価格目標を下方修正 by GoldFix(6月20日)
**結論**
– ゴールドマンは金価格上昇予想を2つの理由で緩和
– 2026年12月の金価格目標を従来の$5400から$4900に引き下げ
– 構造的には強気だが、短期的には慎重姿勢(短期は下振れ、中期は上振れリスク)
**下方修正の理由**
– 金利感応的な金ETF需要の予想を引き下げ。エコノミストがFRBの最後の2回の利下げを2026年12月・2027年3月から2027年6月・12月に後ずれさせたため
– ウォーシュ新議長下での初回FOMCが予想外にタカ派的で、先進国中銀の独立性への懸念を後退させる見込み。結果、マクロ政策ヘッジ需要は回復ではなく「横ばい」を想定
**構造的には依然強気**
– 中銀の分散投資継続が強気の主因で、2026年12月までの上昇予想に9%ポイント寄与
– 投機的ポジションの低水準やETF保有の正常化からも追い風を想定
– 中銀の金購入ペースは月50トンに鈍化(2024年の67トンから低下)も、ロシア資産凍結前の17トンを大幅に上回る
– WGC調査で過去最高の45%(76中銀中)が今後12か月の金準備増加を見込む。90%が世界全体の準備増加を予想
– 2026年は月50トン、2027年は月40トンの中銀購入継続を想定
**短期的には慎重**
– 短期リスクは下振れに偏る。タカ派FOMCがマクロ政策ヘッジ需要のさらなる巻き戻しを招く可能性
– 利上げが現実化すれば需要の巻き戻しが長期化する恐れ
– 金利上昇局面でのETF売却が重なれば、2026年末に$4440まで下落の可能性(ただし中銀買いが下支え)
**中期的には上振れ**
– 中期リスクは上振れに傾く
– 個人ポートフォリオでの金の比率は依然小さい
– イラン情勢、グリーンランド、ベネズエラ等の地政学的展開が、西側の財政持続性への懸念を通じて金への分散を加速させる可能性
次に2本目。
■ ## インド宝飾品協会日次レポート by IBJA(6月19日)
・スイスの金輸出が5月に前月比9.5%減の98.9トンに落ち込み、インド向けが6.5トンから1トン未満に急減するなど、輸送・物流フローの大幅な変化が確認された
・ジンバブエの金生産者は資金提供者から現物金を担保として積み立て、エスクロウ口座の維持を求められており、電力・外貨不足が生産現場を直撃している
・アジアの金ETF残高は増加続ける一方、欧米ETFからは資金流出が続くという東西分断の需給構造が明確化している
次に3本目。
■ ## 貸し手が紙幣を信用しなくなった時 by GoldFix(6月18日)
ー ジンバブエの鉱山会社に現物金担保の提供を要求
– 何年もの間、投資家は金の「価格」に注目してきたが、担保としての金の役割の拡大にはあまり関心が払われてこなかった
– Bloombergの報道によると、一部の金融業者がジンバブエの金生産者に対し、融資の条件として金の現物を担保として差し入れ、エスクロー口座を維持するよう求めている(金生産者協会会長Qubeka Nkomo氏の発言)
– 一見ローカルで孤立した話に見えるが、実際にはより大きな構造変化の一部である可能性がある
– 貸し手がソブリンリスク・通貨リスク・政治リスク・カウンターパーティリスクに不安を感じると、担保の階層を上っていく。約束より資産、資産より金が選好される
– 同様の動きは世界中で見られる:中央銀行の記録的な金蓄積、ロンドン・ニューヨークからの金塊の本国回帰、シンガポールの新たな金清算インフラ構築、アジア・中東での金の金融市場統合の模索
– 共通する根底にあるのは投機ではなく「信頼」。不確実な時期には市場参加者が受け入れる担保を厳選するようになり、金は発行体リスクも政治的約束も伴わないため数千年にわたり担保階層の最上位を占めてきた
– 重要なのは「貸し手が担保を求めていること」ではなく「どの担保を求めているか」。金が単なる価値の保存手段ではなく、信頼される担保として静かに再台頭しつつある
**担保要求の背景にある主な要因**
– 国際資本のタイト化:ソブリン・カウンターパーティリスクへの懸念から国際資金へのアクセスが困難になり、生産者は国内での資金調達を迫られている
– 厳格な貸し手の要求:リスク軽減のため、金融業者は有形で流動性の高い担保を要求。現物金担保はデフォルトリスクを排除する狙い
– マクロ経済戦略:ジンバブエ準備銀行が現物金と外貨で自国通貨ZiG(Zimbabwe Gold)を裏付け・安定化させる積極策の中での動き
– 規制変更:政府は国内産金の65%を生産する小規模採掘をジンバブエ国民専用に限定する措置をとった
最後に4本目。
■ ## モンスーン不在:降雨不足が46%に急増、回復を待つ by India Today(6月20日)
– インド南西モンスーンは平年比46%の降雨不足で始まった。6月20日時点で平年84.4mmに対し45.6mmしか降っていない(IMD発表)
– 原因はエルニーニョ現象と弱い風の流れ。エルニーニョは太平洋中・東部の海面水温上昇で、世界の風パターンを乱しインドの雨を弱める傾向があり、今後モンスーン期間中に強まる見込み
– インド洋ダイポールは中立で、好転(正の局面)が来ておらず、エルニーニョの影響を緩和できていない
– マッデン・ジュリアン振動(MJO)も現状では降雨を後押しせず
– 赤道を越えてインドへ向かう湿った気流が平年より弱く、特に中央インドが最も乾燥
– IMDは6月最終週にソマリジェット(アラビア海から湿気を運ぶ下層の強風)が強まり、状況が好転すると予測。モンスーンはマハラシュトラ、オディシャ、ジャールカンド、ビハールへ進む見込み
– それまではビハールや東部ウッタル・プラデーシュで熱波が続く
– モンスーンは過去にも遅れて回復した例があり、今後2週間が「単に遅れている」のか「本格的に不調」なのかを左右する
■ ## 今日は切手のお話し第二弾です。
1856年、世界最高価格の切手「英領ギアナ、1セント・マゼンタ」。
その数奇な運命と「価格とは何か?」について考えてみましょう。
では、行ってみましょう!
=== 【追記】
「きょうきん」は有料メンバーシップに移行しました。
無料版は、最初の2分、毎日配信、 フル版、は動画の最後の「会員購読ボタン」から申込みを検討ください。
月額3300円、一日あたり100円の価格。
購読キャンセルは1ヶ月単位で可能です。
詳細はこちらをご覧ください: https://miq-school.com/
金銀プラチナの値動きは加速度的に速く、大きく、目が離せません。
今後は、海外の良質な情報を深く、コンパクトにお伝えします。 今後とも「きょうきん」をよろしくお願いします。
ぜひメンバーになってゴールドのリテラシーをパワーアップしましょう。
+++
【免責事項】 本動画は教育・情報提供目的で制作されており、投資助言や金融商品の 売買推奨を行うものではありません。
■注意事項 ・この動画は一般的な情報提供と教育のみを目的としており、投資助言、売買推奨、または金融商品の勧誘を意図するものではありません。
・金融商品への投資には重大なリスクが伴い、元本の損失を含む可能性があります。過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。
・投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて適切な金融アドバイザーにご相談ください。
・正確な情報発信を努めていますが、正確性や完全性を保証するものではありませんこと、ご留意ください。
■免責条項 MIQおよびその従業員は、本動画コンテンツの使用により生じる 間接的、特別、偶発的、または結果的損害について、いかなる場合も 責任を負いません。
■法的準拠 本動画は金融商品取引法第2条第8項、第29条に基づき、 投資助言業登録を行わない情報提供として制作されています。 個別の投資相談については、適切な資格を持つ投資助言業者に ご相談ください。 #ゴールド #シルバー #プラチナ #アンティークコイン

1件のコメント
何時もありがとう!!