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    わざと越えさせる堤防、壊れるのは海側じゃない #津波 #粘り強い構造

    ここに、乗り越えられる前提で造られた堤防があります。

    津波を止めません。わざとです。名前を「粘り強い構造」といいます。狙いは止めることではなく、壊れるまでの時間を延ばすこと。その数分で、人は内陸へ動けます。

    2011年3月まで、決まっていたのは高さだけでした。設計した高さを超えたあと、堤防がどうあるべきかには規定がありませんでした。だから最初の仕事は、壊れ方を知ることでした。

    国の研究所は縮尺25分の1の模型で越えた水の動きを測ります。答えは意外な場所でした。削られるのは波が当たる海側ではなく、反対側、陸側の足元です。越えた水は堤防の背中を落ち、落ちた場所を掘ります。台所の流しで、蛇口の真下だけ色が変わっているのと同じです。実験では、そこが12メートル掘れました。

    では波を返す壁を上に付ければいい——ところが、それが引き金になりました。波返しは海側の覆いと一体で造られるため、倒れるときは覆いごと倒れます。守るための部品が弱点だったのです。

    そこで、逆をやりました。一枚で止めるのをやめたのです。仙台平野には層が三つ並びます。海岸の堤防、防災林、土を盛った道路。一枚目が高さを、二枚目が速さを削り、三枚目が街の手前で受け止めます。

    でも、道路が堤防の代わりになるのでしょうか。なります。すでに一度、なりました。仙台東部道路は土を盛って造られていて、高さは7から10メートル。2011年、その上に230人が上がりました。高速道路が、逃げる高台になったのです。

    この平野は前にも同じ記録を残しています。869年の津波の砂も、内陸4キロで見つかります。土地のほうが、先に覚えていました。

    2011年12月、通知が一本出ます。越えられても、粘り強く効果を発揮すること。止める堤防から、時間をつくる堤防へ。

    【出典】国土技術政策総合研究所資料 第1035号『津波越流に対する海岸堤防の粘り強い構造の要点』(2018) / 国土交通省 水管理・国土保全局 / 国土交通白書 / 東北地方整備局 震災伝承館 / 仙台市 / 産業技術総合研究所 活断層・古地震研究報告 No.10 / 土木学会論文集

    ※この動画はAIで生成した映像を使用しています。

    #津波 #粘り強い構造 #多重防御 #海岸堤防 #土木 #人類の遺産

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    16件のコメント

    1. 紙模型が分かりにくく、要点が不明瞭で読み間違いも多く、内容がさっぱり頭に入って来ません。

    2. 超えさせて段階的に波の力を、弱めさせる?段階的な盛土で
      堤防・防災林で分散させて、被害を最小限に抑える構造なのでしょうか?

    3. 仕組みが難しいけど言ってる意味はわかる。逆に動画がわかりにくくて邪魔。静止画でページめくった方が見やすいと思う。