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    日経5日続伸・キオクシア15%高/同じ日のGDPは予想割れ|「名目と実質」って何?【けいざいノート】

    2026年8月17日の東京株式市場で、日経平均株価は5営業日続伸しました。
    同じ日に発表された4〜6月期のGDPは、物価の影響を除いた「実質」が市場予想を下回っています。
    株は上がっているのに景気の数字は弱い——この食い違いを、
    「名目と実質」ということばで約1分半で整理します。

    ▼日経平均株価(8月17日 大引け)
    ・終値 69,220円25銭(前営業日比 506円45銭高、0.74%高)=5営業日続伸
    ・きょうの高値 69,225円60銭、安値 68,492円04銭
    ・8月7日の終値 65,606円74銭からは、この5営業日で3,613円上げています
    ※8月11日(山の日)は休場です。続伸は8月7日(76円50銭安)で切れたあと、8月10日・12日・13日・14日・17日の5営業日です。

    ▼指数を押し上げたAI・半導体関連
    ・アドバンテスト(6857)  終値 37,780円(910円高、2.47%高)
    ・東京エレクトロン(8035) 終値 60,090円(960円高、1.62%高)

    ▼一方で、長期金利は約30年ぶりの高い水準です
    ・10年物国債の利回り 2.878%(財務省「国債金利情報」2026年8月14日時点)
    ・この水準を最後につけたのは1996年11月12日(2.881%)で、29年9か月ぶりです
    ・30年債は4.002%、40年債は4.006%(いずれも同日)
     → 株が上がった日でも、逆の方向を向いている数字はあります

    ▼キオクシアホールディングス(285A)
    ・終値 61,840円(8,100円高、15.07%高)
    ・きょうの高値 62,080円、安値 54,580円
    ・終値で6万円台を回復したのは7月23日(61,880円)以来です
    ・25日移動平均(8月14日時点で56,020円)を終値が上回りました

     ただし、ここは戻りの途中という見方もできます。
     ・7月29日の終値は38,380円でした。そこからは6割以上戻した計算になります
     ・一方で6月22日につけた終値 108,700円からは、今も4割以上低い水準です
     ・7月以降は1日で1割以上動く日がたびたびあり、値動きの幅が非常に大きい銘柄です
      (7月17日 16.10%安、7月21日 17.18%高、7月28日 18.33%安、7月31日 17.72%高 など)
     ※きょうの上昇について、キオクシア自身が引け前に開示した材料はありません(TDnetの8月17日一覧を確認)。

    ▼内閣府「2026年4-6月期GDP速報(1次速報)」(8月17日公表)
    【実質=物価の影響を除いた「量」】
    ・前期比 0.3%増、年率換算で1.1%増
    ・市場予想(QUICK集計)の年率2.2%増を下回りました
    ・内訳(前期比)は 民間最終消費支出 0.0%減、民間企業設備 1.2%減、民間住宅 0.5%減、政府最終消費支出 1.6%増
    ・設備投資は1〜3月期も1.0%減だったので、2期連続のマイナスです

    【名目=そのままの金額】
    ・前期比 1.2%増、年率換算で4.8%増
    ・実額は687兆7,182億円(季節調整済・年率換算)
    ・5年前の2021年4〜6月期は573兆3,306億円でした。この5年で114兆円ふえた計算になります
    ・名目GDPが600兆円を超えたのは2023年1〜3月期からです

    ▼この回のことば:名目と実質
    ・**名目**=そのままの金額。値段が上がれば、売れた量が同じでも金額はふえます。
    ・**実質**=物価の影響を除いた「量」。景気の実感に近いのはこちらです。
    4〜6月期は名目が年率4.8%伸びたのに対し、実質は1.1%でした。
    この差のおおむね3.7ポイント分が、物価の上昇によるものです。
    企業の売上高や利益も名目で増えるので、
    「暮らしの実感は良くならないのに、企業の業績や株価は伸びている」
    という食い違いが起こります。きょうはその両方が同じ日に出た形です。

    出典:市場データ(2026年8月17日 大引け。Yahoo Finance チャートAPIの `regularMarketTime` が15:30 JST=大引け後であることを確認した確定値)、
    内閣府 経済社会総合研究所「2026年4-6月期 四半期別GDP速報(1次速報値)」統計表(2026年8月17日公表)、
    財務省「国債金利情報」(2026年8月14日時点)。

    ※いずれも2026年8月17日時点の実績値であり、相場の予想ではありません。
    ※数値は概数を含み、時期により変動します。GDPの1次速報は今後の2次速報で改定されることがあります。
    ※特定の投資・売買をすすめるものではありません。投資の判断はご自身で。

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