日経890円高で3日ぶり反発/戻したのは下げ幅の2割|ボラティリティ【けいざいノート】
2026年8月20日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに反発しました。
ただ、戻したのは2日間で下げた幅の2割ほどです。
「ボラティリティ」ということばで、1日の値幅から相場の揺れ方を約2分で整理します。
▼日経平均株価(8月20日 大引け)
・終値 66,216円79銭(前営業日比 890円36銭高、1.36%高)=3営業日ぶりの反発
・始値 65,732円79銭、高値 66,325円32銭、安値 65,652円25銭
・8月18日、19日の2日間では3,893円83銭(約5.6%)下げていました
・きょう戻したのは890円36銭で、**下げ幅の22.9%=およそ2割**にとどまります
・8月17日の終値 69,220円25銭までは、まだ3,003円46銭(4.34%)足りません
反発の大きさも、冷静に見ておく必要があります。
・890円高は**2026年の上げ幅では35番目**です。1位は5月7日の3,320円70銭高でした
・上昇率1.36%も、2026年では40番目です
※2026年の全営業日(154日)の終値から順位を出しています。
▼前日の米国市場(いずれも8月19日の米国終値)
・S&P500 7,708.0(16.2ポイント高、0.21%高)
・ナスダック総合 26,331.1(41.4ポイント高、0.16%高)
・SOX(フィラデルフィア半導体株指数) 11,738.2(254.2ポイント安、2.12%安)=2日続落
→ 市場全体は小幅高でしたが、**半導体はまだ下げていました**。「米国株高を受けて」とひとくくりにはできません。
※SOXが下げた理由は一次情報で確認できていないため、この動画では触れていません。
▼東京の半導体関連(8月20日 大引け)
・キオクシアホールディングス(285A) 終値 52,950円(3,000円高、6.01%高)
・ソフトバンクグループ(9984) 終値 5,387円(160円高、3.06%高)
・アドバンテスト(6857) 終値 35,360円(340円高、0.97%高)
・ディスコ(6146) 終値 60,320円(560円高、0.94%高)
・東京エレクトロン(8035) 終値 54,020円(640円安、1.17%安)
→ 前日の米SOXが下げたなかでも戻していますが、東京エレクトロンは下落。**半導体もそろって上がったわけではありません**。
▼戻ったのは半導体だけではありませんでした
・NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(1306) 終値 422円80銭(5円40銭高、1.29%高)
→ 市場全体を映す指数に連動するETFが、日経平均とほぼ同じ上昇率でした
・トヨタ自動車(7203) 終値 3,066円(125円高、4.25%高)
・ホンダ(7267) 終値 1,741円50銭(79円50銭高、4.78%高)
・日産自動車(7201) 終値 337円40銭(21円40銭高、6.77%高)
・スズキ(7269) 終値 2,087円(65円高、3.21%高)
・第一三共(4568) 終値 2,867円50銭(138円50銭高、5.08%高)
・ソニーグループ(6758) 終値 3,777円(88円高、2.39%高)
・ファーストリテイリング(9983) 終値 76,280円(1,340円高、1.79%高)
ただし、全部が上がったわけではありません。
・三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 終値 3,464円(31円安、0.89%安)
・三井住友フィナンシャルグループ(8316) 終値 6,546円(22円安、0.33%安)
・東京エレクトロン(8035) 1.17%安(上記)
※トヨタをはじめ自動車がそろって上げた理由は、一次情報では確認できていません。この動画では事実の紹介にとどめています。
▼この回のことば:ボラティリティ
・**ボラティリティ**=値動きの振れ幅の大きさのこと。
上がるか下がるかではなく、「どれだけ揺れたか」を見る考え方です。
日経平均なら、1日の高値と安値の差(値幅)で確かめられます。
・8月18日 値幅 1,724円24銭(高値 69,093円20銭 − 安値 67,368円96銭)
・8月19日 値幅 1,699円53銭(高値 66,833円51銭 − 安値 65,133円98銭)
・8月20日 値幅 673円07銭(高値 66,325円32銭 − 安値 65,652円25銭)
・2026年の1日あたりの平均 1,274円18銭(154営業日)
→ 大きく下げた2日は平均を大きく超え、きょうはその**半分ほど**に縮みました。
673円07銭は2026年の154営業日のうち、小さいほうから27番目です。
ただし、値幅が縮んだからといって、この先も落ち着くとは限りません。
値動きが荒いときほど、1日の上げ下げだけで流れを決めつけにくくなります。
※参考指数(日経VIなど)は使わず、公表されている高値・安値から自分で計算できる値幅だけで見ています。
下げた日と同じで、戻った日も中身は一様ではありません。
どこが戻って、どこが戻っていないのかを見る。きょうはそれがよくわかる日でした。
出典:市場データ(東京は2026年8月20日 大引け、米国は2026年8月19日終値。Yahoo Finance チャートAPIの `regularMarketTime` が15:30 JST=大引け後であることを確認した確定値。日経平均のみ15:45)。
上げ幅の順位・値幅の平均は2026年の全営業日(154日)の値から算出しています。
※いずれも2026年8月20日時点の実績値であり、相場の予想ではありません。
※数値は概数を含み、時期により変動します。
※特定の投資・売買をすすめるものではありません。投資の判断はご自身で。
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