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     Googleは米国時間9月1日、「Android」向け最新アップデートの提供を開始した。AI機能を前面に押し出すのではなく、実用的な改善に重点を置いた内容だ。

     今回追加される機能では、持ち物の保管場所を記録したり、チャット内で共有メモに書き込んだり、カメラを使って周囲の物を識別したりできる。また、「Googleメッセージ」のチャットテーマもカスタマイズ可能になる。走行中の車内で画面を見る際の乗り物酔いを軽減する機能も加わる。筆者にとっては大歓迎の機能だ。

     さらに、Androidをより多くの人にとって使いやすくする既存機能の流れをくむ、新たなアクセシビリティ機能も加わる。

     主な新機能は以下の通り。

    大切な物の保管場所を記録

     パスポートや予備の鍵などをどこに置いたか、忘れがちな人もいるだろう。今後は保管場所を覚えておくよう「Gemini」に指示すれば、Googleの位置追跡アプリ「Find Hub」にその保管場所が保存される。

     例えば、「OK Google、パスポートを寝室の引き出しに入れたことをFind Hubに記憶して」と伝える。写真も追加できる。後でその物を探す必要が生じたら、保管場所をGeminiに尋ねるか、Find Hubの記憶済みアイテムのタブを確認すればよい。トラッカータグを取り付けていない小物や日用品に便利な機能だ。

     この機能は、GeminiとFind Hubの両方に対応するAndroid 16以降の端末で利用できる。

    乗り物酔いを軽減する「Motion Assist」

     車酔いしやすい筆者が、「iOS 18」で「iPhone」に加わった機能の中で特に気に入っているのが「車両モーションキュー」だ。画面に重ねて表示される複数の点が、車両の動きに合わせて移動する。Appleによると、この機能は目で見ているものと体で感じる動きとの感覚のずれを減らし、車内でも画面を見やすくするという。車両モーションキューをオンにすると、筆者も確かに違いを実感できた。吐き気を感じずにiPhoneで画面をスクロールしたり、文章を読んだりできる時間が長くなった。

     今回、ついにAndroidにも同様の機能が登場する。Motion Assistは、車両の動きに合わせて移動する複数のバブルをスマートフォンの画面に重ねて表示する。Googleは「目で見ているものと乗車中に感じる動きとのずれを埋めるための機能だ」と説明している。

     バブルの形、色、透明度は調整できる。走行中の車内にいるときにMotion Assistが自動でオンになるよう設定したり、すぐに呼び出せるよう「クイック設定」に追加したりもできる。Motion Assistは、Android 17を搭載したスマートフォンで利用できる。

    チャット内で共有メモを作成、編集

     「Google Keep」のメモやリストをチャット内で友人と共有し、更新できるようになった。編集のためにアプリを切り替える必要はない。旅行の計画を立てたり、買い物リストを作ったりするときに、全員がGoogleメッセージ内から手軽に書き込める。

     Googleメッセージで「+」アイコンをタップすると、Google Keepを会話に追加できる。

    Googleメッセージのチャットテーマ

     Googleメッセージでは、チャットごとに背景や色を変えられるようになった。壁紙や自分で撮影した写真を背景に選ぶと、吹き出しの色がテーマに合わせて自動で変化する。好みの色を別に選ぶこともできる。

    目の前にある物を説明する「Guided Vision」

     「Gemini Live」でカメラ映像を共有すると、周囲の状況を説明してもらえる。Gemini LiveはGeminiアプリの機能で、GoogleのAIと深い双方向の会話ができる。

     新機能のGuided Visionは、食品ラベルの細かい文字を読んだり、薄暗いレストランでメニューを見ながら注文したりするときに役立つ。棚にある物を識別したり、家の中で物を探したりすることも可能だ。対象がカメラの画角にうまく収まっていない場合は、音声による案内に従って構図を調整すると、より正確に識別できる。この機能は、目が不自由な人にとりわけ役立つだろう。ただし、あらゆるアクセシビリティ機能と同様、誰もが恩恵を受けられる。

     同社はこれまでも、目の不自由な人が物を識別したり文書を読んだりするのを支援し、AIで画像の詳しい説明を生成するアプリ「Lookout」などを提供してきた。「Pixel 7」で導入された「Guided Frame」も、音声と触覚による合図を使い、目が不自由な人でも写真の構図を決めやすくする機能だ。

     iPhoneにも、カメラを使って周囲の状況を説明する「ライブ認識」や、大きくコントラストの高い文字で情報を表示する「拡大鏡」といった機能がある。

     Androidでは、「TalkBack」メニューからGuided Visionを起動するか、「ユーザー補助機能」のショートカットに追加できる。この機能は、Geminiを利用できる国を対象に、Android 9以降を搭載したスマートフォンへ近く提供される予定だ。

    この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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