格闘技イベント「BreakingDown」への出演で知られる料理人・こめおさんが9月5日(土)、「麻布十番納涼まつり」で発生した食中毒事件を巡り、自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画を公開した。
同イベントでは、こめおさんが統括料理長をつとめる日本料理店「割烹こめを」が販売した「冷やし蟹ラーメン」を原因とする食中毒が発生。9月3日時点で、男女78人の被害が確認されている。
今回こめおさんは、保健所から「感染源だったと認定されたわけではない」としつつ、従業員2名からサルモネラ属菌が検出されたことを発表。
また、SNS上で指摘されていた“700食”の使い回し疑惑や無許可での販売疑惑について、改めて否定している。
さらに、港区から9月3日〜9日(水)まで7日間の営業停止命令を受けている「割烹こめを」について、処分期間終了後も直ちには営業を再開せず、閉店も視野に入れていることを明かした。
「冷やし蟹ラーメン」従業員2名からサルモネラ属菌を検出
事件の発端となったのは、8月22日および23日に東京・港区で開催された「麻布十番納涼まつり」。同イベントでは、参加者から下痢・腹痛・発熱などの体調不良を訴える声が相次いでいた。
本件について港区みなと保健所は、「割烹こめを」がイベント会場で販売した「冷やし蟹ラーメン」を原因とする、サルモネラ属菌による食中毒であると断定。
9月3日9時時点で患者は男女78人にのぼり、うち51人が医療機関を受診。うち3人が入院したものの、現在はいずれも退院している。

割烹こめを
今回の動画でこめおさんは、従業員を対象に検便を実施した結果、2人からサルモネラ属菌が検出されたことを発表。一方、店舗内で行われた拭き取り検査では、同菌は検出されなかったという。
ただし、現時点ではサルモネラ属菌が具体的にどこから侵入し、どの工程で食品が汚染されたのかは特定されていないとも説明している。
こめおさんは、店舗の拭き取り検査でサルモネラ属菌が検出されなかったからといって、店舗側に問題がなかったわけではないとコメント。
衛生管理に何が足りなかったのかを見直し、改善する責任があるとの認識を示した。
“700食”の使い回し疑惑や無許可販売を否定
さらに、ネット上で指摘されていた複数の疑惑についても、こめおさんは改めて回答している。
初日の8月22日、こめおさんが大雨の影響を受けて「700食余ってしまった」とXに投稿していたことから、初日に調理した商品を翌23日に使い回したのではないかとの疑惑が広がっていた(外部リンク)。
麻布十番祭りが雨で中止になり、700食余ってしまった。
明日天気よくなってくれ、、、— こめお (@komeo1144) August 22, 2026
これに対してこめおさんは、投稿で言及した「700食」は、完成した「冷やし蟹ラーメン」700杯を作り置きしていたという意味ではないと説明。
22日に調理した「冷やし蟹ラーメン」は当日中に廃棄し、23日に提供した商品は同日に新たに調理したものだとして、使い回しを否定した。
また、「冷やし蟹ラーメン」の調理・運搬方法について、イベント会場で一から調理するのではなく、店舗で調理・包装したものをクーラーボックスに入れ、1回あたり10〜15食程度ずつ会場へ運んでいたと説明している。
また、無許可で販売した、あるいは「冷やし蟹ラーメン」であることを隠して出店したとの指摘についても否定。
麻布十番商店街振興組合を通じて必要な手続きを行い、提出書類にも提供商品として「冷やし蟹ラーメン」と明記していたと説明した。
「割烹こめを」閉店も視野 事業全体で再発防止へ
今後の「割烹こめを」の営業について、こめおさんは、営業停止期間が終了した後も直ちには再開せず、「閉店」も視野に入れていると言及。
衛生管理体制の見直しと再発防止策を徹底した上で営業再開するかどうかを判断するとしている。
また、動画を撮影した9月4日当日には、保健所による衛生講習を受講し、店舗内の清掃を行ったことを報告。
店舗内で調理・加工、保管していた仕込み品などについても、保健所の指示に基づいて廃棄を進めているという。
今後は、従業員の体調・健康管理や定期的な検便、食材の保管や温度管理などのルールを見直した新しい衛生計画をつくり、保健所に提出すると説明。

こめおの蟹ラーメン専門店「かにを」
こうした再発防止策は「割烹こめを」だけでなく、現在も営業を継続している浅草の蟹ラーメン専門店「かにを」など、こめおさんが手がける事業全体に反映させていくとしている。

KAI-YOU編集部_ストリートカルチャー部門
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