2026年9月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  

    「自転車人生で最高の日だ」とは、グランツール初勝利を喜ぶマルコ・ブレンナーの言葉。惜しくも敗れたブイトラゴや、「完璧な作戦だった」とマイヨロホを守ったマスなど、ブエルタ第14ステージを終えた選手たちの言葉を紹介する。
    ステージ優勝 マルコ・ブレンナー(ドイツ、チューダープロサイクリング)

    ブイトラゴを退け、勝利したマルコ・ブレンナー(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:CorVos
    自転車人生で最高の日だと思う。まだ信じられないよ。ここまでのレースでは、正直あまり調子が良くなかった。自分らしい走りができていなかったし、序盤には体調を崩し、落車もあった。それでも自分自身にも、そしてずっと僕のために懸命に働いてくれたチームメイトたちにも、「自分は上位で戦えるんだ」と示したかった。今日も逃げの中にチームメイトが2人いて、本当に素晴らしい走りをしてくれた。

    最後の登りでは、今日は脚にキレがあると実感できた。1日を通してどんどん調子が上がっていき、最後には「これはいける」と信じられるようになった。サンティアゴ(ブイトラゴ)に一度抜かれたけれど、追いつくことができた。そして最後はスプリントで彼を打ち負かすことができた。

    こういう日のために自転車選手をやっているんだと思う。グランツールでステージ優勝を挙げられる選手はそう多くない。その1勝を自分の戦績に加えられたことは、本当に素晴らしい。

    ステージ2位&マイヨモンターニャ サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)

    この日のステージ優勝がサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)とマルコ・ブレンナー(ドイツ、チューダープロサイクリング)の2名に絞られた photo:A.S.O.
    厳しいね。最後はステージ優勝を狙っていた。今日は負けてしまったし、本当に僅差だった。でも、こういうものだよ。今日はブレンナーの方が強かった。彼を祝福したい。僕自身はこれからも戦い続ける。

    今日は少し変わった(最後の)登りだった。序盤は向かい風で、誰も無駄に脚を使いたがらなかった。その後、勾配が厳しくなる区間で仕掛けようと考えており、そこでアタックして抜け出した。ただ、その先で再び道が開け、向かい風を受ける形になった。たくさんのアタックがあったし、中継を観ていた人にとっては面白いレースだったと思う。

    そして最後は、一番速い選手が勝った。ブレンナーがスプリントでは一番速いと分かっていた。だから早めに仕掛けることにしたけれど、うまくいかなかった。

    マイヨロホ エンリク・マス(スペイン、モビスター)

    プロトンを先導するモビスター photo:A.S.O.
    チームの作戦も、僕らの走りも完璧だったと思う。逃げとのタイム差を4〜6分に保ち、逃げ集団には(パブロ)カストリーリョと(ラウル)ガルシアの2名を送り込んでいた。この登りがフェリックス(ガル)にも、プリモシュ(ログリッチ)にも合っていることは分かっていた。でも、前にいる2名のチームメイトを信頼していたので、勝負を仕掛けた。最後は本当にうまくいった。

    (終盤にガルシアが牽いた時は)僕自身も千切れそうになったよ。僕は後ろで本当に限界ギリギリだった。彼はものすごく強い選手で、全開で牽いていた。ガルシアがプリモシュの遅れを見て、そこから僕らはフィニッシュまで全開で走った。

    総合2位 フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM)

    総合タイムを稼ぎ、総合2位に上がったフェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM)とマイヨロホを守った エンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:CorVos
    グランツールの2週目は自分の調子が分からなくなるもの。自分ではコンディションが悪いと思っていても、踏み込むべき時に踏めたりする。終盤はモビスターが厳しい展開に持ち込み、ここ数日続く暑さもあり、あまりリスクを取りたくなかった。だから最終盤まで仕掛けるのを待った。最後に総合でタイムを稼ぐことができてよかったよ。

    ガルとマスから1分15秒遅れでフィニッシュした総合5位&マイヨブランコのオスカー・オンリー(イギリス、ネットカンパニー・イネオス)

    厳しかった。それ以上に言うことはあまりない。本当に厳しい登りだった。こういう登りでは、できることはそれほど多くない。脚があるか、ないか。それだけだ。今日は彼ら(マスやガル)についていけるだけの脚がなかったので、自分のペースで走るしかなかった。

    (ヤコブ)オムルゼルはもちろん警戒すべき選手の1人だ。でも総合では、まだ僕とタイム差の小さい選手がたくさんいるし、そうした選手たち全員を警戒している。特に誰か1人だけを意識しているわけではない。

    text:Sotaro.Arakawa
    photo:CorVos, A.S.O.

    Share.

    Comments are closed.