2026年9月
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    『大神 完全新作』を開発するCLOVERSは、パブリッシャーのカプコンから大きな信頼を得ており、日々の開発では「大きな裁量と自由」があるという。CLOVERS代表取締役社長の小山兼人氏とスタジオヘッド/チーフゲームデザイナーの神谷英樹氏が、VGCのインタビューで両社の開発関係を明かしている。

    小山氏によると、カプコンはCLOVERSを大いに信頼しており、その結果として『大神 完全新作』の日々の開発では多くの裁量と自由がある。一方で、カプコンが持つ豊富な知見を必要に応じて頼ることもでき、支援を求めれば応えてもらえるという。

    神谷氏も、ディレクターとして日々の開発に携わるなかで「カプコンは本当に我々をかなり信頼してくれている」と感じていると説明。たとえば新しい機能やアイデアについて「こういうことをやりたい」と伝えた場合も、一つひとつの判断を疑われたり、頻繁な途中報告を求められたりするのではなく、CLOVERS側が見せられる状態になったと判断するまで任せてもらえるという。

    神谷氏は、両社がクリエイティブ面と商業面のバランスでも足並みを揃えており、その信頼関係によって自身はゲーム制作に集中できていると話している。

    約1年前、神谷氏はまだ「カプコンから信頼される存在になること」を成功像のひとつとして挙げていた。2025年のVGCインタビューでは、『大神 完全新作』を成功させ、カプコンを満足させることで、そうした存在になることを目標として語っている。今回の取材では、その約1年後の現在について、小山氏と神谷氏の双方がすでに「大きな信頼」を得ていると語り、それが開発上の裁量としてどう表れているかまで具体的に説明した。

    VGCはさらに、カプコンが属人的な開発からチーム開発へ移行してきた方針を踏まえ、神谷氏率いるCLOVERSがその中でどう位置づけられているのかを質問している。カプコンの辻本春弘社長は今年6月、同社が特定の開発者に依存する「属人的な開発」から、チームでゲームを作る体制へ移行してきたことをファミ通.comのインタビューで説明している。この開発方針については当サイトでも以前取り上げた。

    神谷氏もその発言を認識しているとしたうえで、カプコンの戦略立案を知る立場ではなく、あくまで自身の見方だと断りつつ、CLOVERSとの協業についてはカプコンの戦略の中で「異なる位置づけ」「やや異なる役割」を与えられているのではないかとの考えを示した。

    その役割について神谷氏は、カプコンが新しい取り組みや挑戦を続ける企業であることに触れ、CLOVERSとの協業も新しいものを世に送り出す機会として見られているのではないかと説明している。現在の自身の仕事は、CLOVERSにしか作れないゲームを形にし、それを成功させることでカプコンとの信頼関係をさらに積み上げていくことだという。

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