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    東京建物は9月10日、東京・八重洲の大規模複合ビル「TOFROM YAESU TOWER(トフロム八重洲 タワー)」を開業する。商業施設部分には飲食店を中心に55店舗がオープン。25年にわたる大規模再開発を経て、ついに開業を迎える。7日にプレス向け内覧会が開催された。

    「TOFROM YAESU TOWER」の低層階の画像

    「TOFROM YAESU TOWER」の低層階が商業ゾーンとなる

    「トフロム八重洲」には計68店舗が集積

    東京建物が進める大規模複合開発「TOFROM YAESU(トフロム八重洲)」は、今回開業する「トフロム八重洲 タワー」と、7月に竣工した「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム八重洲 ザ フロント)」の2つの複合ビルで構成される。

    「トフロム八重洲」全体では、地下1階から地上4階まで約6000m2にわたって飲食店を中心に68店舗が集積する。そのうち9月10日に「トフロム八重洲 タワー」の55店舗が先行して開業し、「トフロム八重洲 ザ フロント」は、冬以降順次オープンする。

    「トフロム八重洲 タワー」は、地下4階・地上51階建て。オフィス、商業施設、劇場、会議室、医療施設、バスターミナルなどで構成され、八重洲エリアで最高層となる複合施設。地下1階から地上4階までが商業ゾーン「TOFROM YAESU Shop & Restaurant(トフロム八重洲 ショップ&レストラン)」となる。

    商業ゾーンには、気軽に利用できるカジュアルな居酒屋から、会食向けの高級店、さらに八重洲で古くから親しまれてきた老舗やミシュラン星付きの人気店まで、多様なニーズに応える幅広い店舗が集まる。

    東京発祥にこだわって店舗を誘致
    東京建物の小澤克人社長が話している様子

    東京建物の小澤克人社長

    東京建物の小澤克人社長は「25年の歳月をかけて完成に至った。感慨深い」とコメント。その上で商業ゾーンの店舗誘致の方針について次のように説明した。

    「誘致にあたってのテーマは、東京・八重洲王道『NEW&CLASSIC』~古き良きと新しい東京の融合~。もともと八重洲は歴史ある老舗やカジュアルな居酒屋などが混在し、東京周辺で幅広い属性の人々が肩の力を抜いて楽しめる飲食エリアとして認知されていた。その八重洲の良い雰囲気を生かしてさらにアップデートし、変化の激しい食の流行を追いすぎず、流行り廃りに左右されにくい多彩な店舗を誘致した」

    「八重洲 日本橋やぶ久」の外観画像

    「八重洲 日本橋やぶ久」など八重洲発祥の店舗も出店

    こうして誘致した店舗の多くは、東京発祥にこだわった。八重洲発祥の名店も複数出店する。老舗蕎麦店の「八重洲 日本橋やぶ久」や本格四川料理の「中国料理 唐人飯店」のほか、ジャンボ餃子が名物の「TaiKouRou TOKYO(タイコウロウ トーキョー)」、厳選茶葉を使用するバー「Mixology salon(ミクソロジーサロン)」などが出店する。

    フロアごとに異なるテーマを設定

    建物は八重洲の路地文化や町人のにぎわいを現代的に再編集。各フロアでそれぞれ異なるテーマを設定している。

    地下1階に出店するつけめん「参厘舎」の外観画像

    地下1階に出店するつけめんの「参厘舎」

    地下1階は「クイックゾーン」。バスターミナルや八重洲地下街に直結しており、クイックなニーズに対応するフードやサービスを提供する店舗で構成する。つけめんの「参厘舎」や「クリスプサラダワークス」、「スターバックス」がオープンする。

    商業施設初出店の「谷や TOKYO」の外観画像

    商業施設初出店の「谷や TOKYO」

    1階は「スタンダードゾーン」で、屋外の通りに面した路面店や建物内の店舗などが混在する。八重洲発祥で170年を超える歴史を持つ「割烹 嶋村」に加え、第一興商が八重洲初進出として「八重洲キッチン」と「八重洲ハイボールバー」の2店舗をオープンする。

    さらには、ビブグルマン掲載のうどん店「谷や TOKYO」や、煮込みやみそにんにくが名物の「上野 文楽」がいずれも商業施設に初出店する。

    2階の「立呑処 やまとや」の外観画像

    2階には「立呑処 やまとや」などが八重洲に初出店する

    2階は「界隈(かいわい)ゾーン」となる。老舗と個性豊かな店舗が互いに軒を連ねる。「八重洲 日本橋やぶ久」や「中国料理 唐人飯店」といった老舗店の一方で、新業態の「酒と肴 トリノイチ」「ケルン カレー&タパス」「鮮肉鮮魚刺しと豆皿酒肴 粋刺し」「六幹」などがオープン。さらに「立呑処 やまとや」や「いわし料理 神田 大松」も八重洲に初出店する。

    専門店を集めた「YAESU 東京界」の外観

    専門店を集めた「YAESU 東京界」

    2階には飲食店の小箱ゾーン「YAESU 東京界」というエリアも設ける。「八重洲の路地空間」を再現し、名店の味を敷居低く楽しめるのが特徴。ビブグルマン掲載店「八重洲 いっさい喝采」のほか、「魚河岸 立食い寿し きいつ」「牡蠣や粋」「焼肉ブラボーTOKYO」「炭羊 lamb&sake」などが商業施設に初出店する。

    3階に出店する「ホームズパスタトフロム八重洲店」の画像

    3階に出店する「ホームズパスタトフロム八重洲店」

    3階は「こだわりゾーン」となり、ミシュラン掲載店の「焼鳥 おみ乃 雫」や、八重洲初出店の「鉄板焼き 大都会」「ホームズパスタトフロム八重洲店」などがオープンする。

    ■TOFROM YAESU TOWER(トフロム八重洲 タワー)
    施行者:東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合
    所在地:東京都中央区八重洲1-6-1
    主要用途:事務所、医療施設、劇場・カンファレンス、バスターミナル、店舗など
    規模:地上51階・地下4階、高さ約250m
    敷地面積:約1万600m2
    延床面積:約22万5000m2
    着工:2021年10月1日
    竣工:2026年2月28日
    取材・執筆 比木暁



    TOFROM YAESU/商業ゾーンに68店舗集結、9月10日飲食店中心に55店舗オープン

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