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    中国が入国ビザの緩和策を続けてきたことなどで、海外からの観光客は前年比で約2割増になった。国別での最多は韓国人とロシア人で、日本人も第8位だ。写真は寧波櫟社(ニンポーれきしゃ)国際空港で撮影。

    中国メディアの参考消息はこのほど、中国が入国ビザの緩和策を続けることで、海外からの観光が大いに利便化され、来訪者も大いに増えていると紹介する記事を発表した。

    中国国家移民管理局はこのほど、240時間のトランジットビザ免除の適用国にキルギスとベトナムを追加した。同政策の適用国は57カ国になった。同局によると、2026年上半期に中国に入国した外国人は前年同期比20.4%増の延べ2291万人に達した。うちビザなしで入国した外国人は延べ1781万5000人で、入国した外国人の77.7%を占めた。入国した外国人は国籍別で、韓国、ロシア、マレーシア、ベトナム、タイ、シンガポール、米国、日本、モンゴル、オーストラリアの順だった。この10カ国だけで入国した外国人総数の62%を占めた。

    記事は、「中国に来るのは周辺国だけという固定された印象が打破された」と評した。

    中国のビザ免除政策は2023年12月に始まった長期政策だ。最初の対象国はフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアだった。その後、対象国は繰り返し拡大された。2026年2月には英国とカナダが追加され、見返りを求めないビザ免除国は50カ国に達した。

    中国はさらに、トランジットビザの免除を実施している。一般旅券と日付および旅程が確定した乗り継ぎ航空券を所持し、中国を経由して第三国や地域へ向かう場合、北京や上海など65の通関所ではビザなしで入国でき、最大で240時間まで中国国内に滞在できる。中国入国の目的としては、観光、ビジネス、親族訪問のいずれもが認められている。

    記事は、中国のビザ緩和策が旅行者にもたらす利便性が、まだ十分には認識されていないと指摘した。たとえば、トランジットビザの免除で240時間すなわち10日間の中国滞在ができれば、北京と西安、あるいは上海と成都の2都市を訪れたり、高速鉄道に乗って長江デルタを1周するなど、かなりディープな旅行を体験することができる。

    また、かつて旅行者を悩ませた交通インフラの欠落は高速鉄道網の拡充で解消された。外国のパスポートを使ってチケットを購入するのは非常に便利であり、英語サービスも明らかに改善した。さらに実際的な障害であったキャッシュレス決済の壁も、基本的に解決され、さらにタクシー配車サービスの滴滴出行では、外国の携帯電話番号での登録が可能だ。

    ただし、外国人にとっての中国観光が極めて便利になったことは、十分に知られていない。例えば、英語版の中国旅行ガイドの大多数は2019年から2023年の間に書かれたもので、多くのアドバイスがすでに時代遅れであり、中には誤解を招く記述もある。古いガイドに従って旅行する観光客は、240時間トランジットビザ免除政策の存在を全く知らないし、自分のパスポートがビザ免除の対象であるかどうかも分かっていない。また、中国のモバイル決済は外国の銀行カードとひも付けて使えないと、いまだに思っている人もいる。

    記事は、中国の航空会社、ホテルグループ、旅行会社、保険会社がタイムリーに中国関連のガイドラインを更新すれば、急増している市場の需要をつかむことができる。以前の古いやり方を更新しない企業は、ビジネスチャンスを逃すことになるとの見方を示した。(翻訳・編集/如月隼人)

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