(前列左から)中島瑠菜、松本穂香、川口春奈、高杉真宙、小林聡美、デビット伊東/(後列同)山戸結希監督、森田望智、星野真里、清水くるみ、笠原秀幸、一ノ瀬颯 写真:The Hollywood Reporter Japan
9月7日(月)、川口春奈が主演を務める映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』のお披露目試写会が、東京・大手町の日経ホールで行われた。
お披露目試写会には川口をはじめ、高杉真宙、松本穂香、中島瑠菜、デビット伊東、小林聡美、清水くるみ、笠原秀幸、一ノ瀬颯、星野真里、森田望智、山戸結希監督が登壇した。
川口春奈、覚悟の挑戦――『ママがもうこの世界にいなくても』和さん役で10キロ減量
舞台は2018年の青森県。当時21歳で「ステージIVの大腸がん」と宣告されながら、家族らの支えで結婚・出産し、力強く生き抜いた遠藤和(えんどう のどか)さんの実話に基づくストーリーだ。
2020年にこのエピソードが日本テレビ『1億人の大質問⁉笑ってコラえて』で放送されると、日本中が感動に包まれた。和さんが亡くなる10日前まで書き続けた日記は、同名の書籍として出版され、ベストセラーとなった。
和さん役の川口は、「(本作が)お客さんに届くことがすごくうれしい。撮影時からさまざまな思いがあったので、ここまでこられて感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深い様子で語った。
川口は、病に侵され徐々に痩せていく役どころ。「原作を読み、『笑ってコラえて』も改めて見て、監督の思いに共鳴し、私の体で和さんの生き様を表現できたら」という思いから、出演を決意したという。
川口春奈 写真:The Hollywood Reporter Japan
撮影は、シナリオの流れ通りに進める「順撮り」で行われ、川口は徐々に減量していった。川口は「悩んで、さまざまな決断に迫られながらも選択し、覚悟を持って生き抜いていく和さんの強さとパワーに、勇気をもらった。自分自身と向き合うきっかけもくれた」と振り返った。
さらに、夫役の高杉や両親役を演じた伊東・小林ら“家族”の支えに、川口は「心配をかける部分もあったけれど、皆さんが現場でどしっと見守ってくださる雰囲気が心強かった」と感謝を伝えた。
高杉真宙ら“家族”が川口を支える「一緒に素敵な作品を作りたい」
高杉は、「川口さんが役として生きる全ての時間が大変だと思い、僕らキャストは最大限のフォローをしようとした。でも、川口さんが多くの方に気を配っている姿を見て、一緒に素敵な作品を作りたいと思えた」と川口を称賛した。
高杉真宙 写真:The Hollywood Reporter Japan
母親役の小林は、「(櫛引<和さんの旧姓>一家は)チームワークの良い方たちという印象が強かった。そのチームの一員として頑張ろうと思った」と役作りを振り返る。
父親役の伊東は、「自分にこの役ができるのか悩んで、何度も降板しようと思った。でも、(川口・小林ら)“家族”に会った時、そばにいようと思いました」と声を詰まらせた。そんな伊東に、小林から「彼は現場でもよく泣くんです」とフォローが入る一幕もあり、まさに「チームワークの良さ」が垣間見えた。
山戸監督は、「年齢、性別、属性などが異なる立場でも、スクリーンで共鳴できる物語。『自分のためにある物語だ』と心を重ねていただければ幸せです」と力強くアピールした。
さらに、川口が「のんちゃん(和さん)の生き様と覚悟、彼女を尊重し、献身的にサポートした素敵な家族の物語を見届けていただきたい」と締めくくった。
映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』は、10月2日(金)に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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