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2026.09.10
OECD加盟国ではトップの成績だった日本。しかし、家庭の経済状況による習熟度の格差、新しいものを学びたいという好奇心が低調―といった課題も浮き彫りとなった。
3分野ともトップレベル
経済協力開発機構(OECD)が、91カ国・地域の15歳約76万人を対象に実施した2025年の国際学習到達度調査(PISA)で、日本は「読解力」4位(前回3位)、「科学的応用力」5位(同2位)、「数学的応用力」5位(同5位)で、世界トップレベルを維持した。
到達度調査は2000年からおおむね3年ごとに実施している。2015年以降、OECD加盟38カ国の平均得点が低下しているが、日本はおおむね横ばい圏を維持しており、調査開始以降初めて3分野全てでOECD加盟国中1位となった。日本の平均得点は、読解503点(13点減)、数学536点(11点減)、科学538点(9点減)だった。
3分野全てで、低得点層の割合が前回調査より上昇。一方、保護者の学歴が高い、経済状況が恵まれている家庭ほど得点が高い生徒の割合が高い傾向も見られた。

調査と同時に実施したアンケートでは、「新しいことを学ぶのが好き」「様々なことに好奇心が強い」という設問に肯定的な回答をした割合がOECD平均よりも低かった。勉強への取り組み方を計画したり、うまくいかないと気付いたら取り組み方を変更したりすることについても平均以下だった。
平日にSNSや動画サイトを閲覧する時間は、24カ国平均が2.8時間だったのに対し、日本は平均2.3時間で最短だった。文部科学省が2026年春に小学6年生と中学3年生を対象に実施した「全国学力・学習状況調査」では、SNSや動画の視聴時間が長くなるほど、学力調査の点数が下がる傾向もみられた。今回の日本の好成績維持と関係している可能性も考えられる。
一方、生成AI(人工知能)の授業での利用頻度についても、日本は38カ国で最下位。学習補助のため「毎日、またはほとんど毎日」利用するのは、OECD平均19.1%に対して、日本は7.0%にとどまった。
【資料】
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