アップルが発表した「iPhone 18 Pro」は、前世代の「iPhone 17 Pro」と比べ、日本での値上げ率が米国を大きく上回った。最小容量の256GBモデルでは、米国の税別価格が約9%上がったのに対し、日本の税込価格は約22%上昇。日米の税抜き価格から逆算した換算レートは、前世代の1ドル約149円から約167円へと円安方向に動いている。
米国は100ドル、日本は4万円の値上げ
iPhone 18 Proの256GBモデルは、日本では21万9800円(税込、以下同)。iPhone 17 Proの発売時価格17万9800円から4万円、約22.2%の値上げとなった。一方、米国の税別価格は1099ドルから1199ドルへ100ドル上がり、値上げ率は約9.1%だった。
「iPhone 18 Pro Max」も同様だ。256GBモデルの日本価格は23万9800円で、iPhone 17 Pro Maxの発売時価格19万4800円から4万5000円、約23.1%上昇した。米国では1199ドルから1299ドルへの100ドルの値上げで、上昇率は約8.3%にとどまる。
日本価格から消費税10%を除くと、値上げ額はProが約3万6364円、Pro Maxが約4万909円となる。値上げ率は税込みでも税抜きでも変わらず、日本では両モデルとも2割を超えている。
税抜き価格で逆算すると約167円、新モデル「Duo」は36万円超
日米の価格設定を比較するため、日本の税込価格を1.1で割って消費税を除き、米国の税別価格で割った。
iPhone 18 Proの256GBモデルでは、21万9800円で、1ドル当たり約166.65円となる。Pro Maxの256GBモデルは約167.82円だった。前世代の発売時価格で同じ計算をすると、17 Proは約148.73円、17 Pro Maxは約147.70円で、いずれも換算レートが円安方向に動いた。
新たに登場した「iPhone Duo」の256GBモデルは、日本価格が36万4800円、米国の税別価格が1999ドル。同じ方法で逆算すると、1ドル当たり約165.90円となり、Proシリーズの最小容量モデルと近い水準だ。Duoは初代のため、前世代に対する値上げ幅は比較できない。
最小容量モデルの比較では、米国での本体価格上昇に加え、日米の価格比も円安方向に変化したことが、日本での値上げ幅を大きくしている。
直近の円高は反映されず
なお、足元の為替レートは1ドル153円台。今回比較した256GBモデルの実質換算レートは約166〜168円で、実勢レートより円安の水準にある。税抜き価格で比べると、日本価格は米国価格を実勢レートで円換算した金額より約8〜10%高い。
1ドル163円まで円安が進んだ時期に価格を決めた可能性もあるが、消費者にとっては手痛い値上げと言えそうだ。
