
ルヴァンカップ1回戦、レイラック滋賀FC戦(1‐0○)で勝利の立役者となったキム・ヒョンウ。コンディションを上げ、前線を活性化させてもらいたい。
■出たら絶対に点を取れる自信はあった
期待のアタッカーが、ついにベールを脱いだ。9日のルヴァンカップ1stラウンド1回戦、レイラック滋賀FC戦。0‐0で迎えた75分、17番がピッチに投入される。そしてアディショナルタイム、平尾勇人(日本大4年)のラストパスに合わせてニアに飛び込み、決勝ゴールを決めた。
東京ヴェルディ加入後初出場、初得点をマークしたキム・ヒョンウはこう語る。
「結果を残せたことはうれしく、チームが勝ち進めたことが何より一番うれしい。出たら絶対に点を取れる自信はあったので。あの状況で城福(浩)監督に選んでもらい、ふだんの練習から頑張ってきたことがつながってよかったです。
自分はJ2の頃からずっとフォワードで、ヴェルディで(前線のポジションを)やる前提条件はあると思いますが、何より結果にこだわらなければいけないポジション。自分はこういう選手だよというのを、チームメイトやサポーターにもひとつアピールできたと思います」
夏に入って筋肉系のトラブルで離脱し、トレーニングに合流できたのが8月下旬。プレーできる状態になってコンディションを上げ始めてから、まだ2週間に満たない。
「移動もありましたし、久しぶりの公式戦でしたから想像以上に疲れました。それでも、やっとJ1の試合に出られるスタートラインに立てたと思うと、疲労よりワクワク感がありますね。コンディションは徐々に戻ってきています。ただ、自分にとってはJ1の強度はまだ未知数。しっかり自信を持って入っていけるように準備していきたいです」
9月13日のJ1第7節、東京ヴェルディ(19位)はジェフユナイテッド千葉(20位)と対戦する(18:00 味の素スタジアム)。
「千葉とは、大分やいわきのときに対戦したことがあります。でも、そのときの千葉といまの千葉ではまた違うでしょうし、J2の頃から一人ひとりの個人能力が高いチームという印象でした。相手をリスペクトしつつもリスペクトしすぎることなく、次も結果を残せるようにやりたいです。いつ、どこで出てもいいように準備し、自分のよさを出してチームの勝利に貢献できればいい」
東京Vは10日、ファジアーノ岡山より一美和成が完全移籍で加入すると発表(トレーニングにはすでに合流済み)。また、故障離脱中の宮原和也が右ひざ前十字靭帯損傷、半月板損傷により全治8~10ヵ月、森田晃樹が左脛骨疲労骨折により全治8~10週、寺沼星文が左ひざ外側半月板損傷により全治8~10週とそれぞれの詳報を伝えた。
新加入の一美はもちろん、ヒョンウが前線のポジション争いに絡み、最重要テーマの得点力向上につなげられるか。チームは新しい力を必要としている。
当日の天気予報は曇のち雨で、予想最高気温は27℃となっている。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。
《クラブウオッチ》
千葉戦はサステナビリティアクションをテーマに、『TOKYO♡GREEN DAY(トウキョウラブグリーンデイ)』を開催。使い古しのTシャツをリメイクする、エコバッグ作りワークショップの参加者にはオリジナルステッカーのプレゼントありだ。入場者数については「現在の発券状況から見て、およそ1万5000人を見込んでいます」とクラブ関係者はやや渋い顔。なお、百年構想リーグのホーム千葉戦(第11節 1‐0○)は1万8239人。近場の関東勢同士のカードであり、本来は最低でもこの数字を超えたいところである。
[今季の1試合平均入場者数] 25,799人( ↓ 10/20位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2021年 3,246人(コロナの影響により参考外)
2022年 4,955人(〃)
2023年 7,982人
2024年 20,976人
2025年 21,121人
2026特別 23,474人
●ランド地獄耳●
▼第5節のヴィッセル神戸戦(0‐2●)で、佐古真礼が念願のJ1デビューを果たした。方々から祝いのメッセージが届いたそうで、アカデミーの先輩として尊敬の念を抱く谷口栄斗(川崎フロンターレ)もそのひとり。「試合後、ヒトシさん(森下仁志ヘッドコーチ)とのハイタッチがDAZNに抜かれていたみたいで『あれにはグッときたぜ』と連絡をくれました」(佐古)。うん、僕もグッときた。
▼その森下ヘッドコーチは「本当ならあの場で抱き締めてやりたかったですよ」と破顔一笑。「試合に勝てなかったのでそうもいかず、そもそもあいつはデカいんでね。おれが抱きついたらヘンな絵になっちゃう」。いやいや、少しもおかしいことがあるもんですか。次に勝ったときは、渾身の抱擁を見せてくださいよ。
