「Microsoft Edge 153」が展開中
米Microsoftは9月10日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v153.0.4234.32を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge 152」に続く2週間ごとのメジャーアップデートとなる。
「Edge 153」では、「InPrivate」ウィンドウにおけるトラッキング防止が通常ウィンドウと統一された。以前は「InPrivate」ウィンドウでだけ「厳重」なトラッキング防止を使うトグルがあったが、これが廃止。今後は「InPrivate」ウィンドウでも通常ウィンドウと同じトラッキング防止設定が使われる。
「InPrivate」ウィンドウ
トラッキング防止の設定画面(edge://settings/privacy/trackingPrevention)。通常ウィンドウのものが「InPrivate」ウィンドウでも使われる
また、非アクティブなタブを薄く表示するフェード機能が廃止された。[システムとパフォーマンス]-[パフォーマンス]設定画面(edge://settings/system/managePerformance)にあった該当オプションも削除される。これは段階的な展開となるため、アップデートしてもすぐには反映されないことがある点には注意。
[パフォーマンス]設定画面。撮影環境では[非アクティブなタブをフェードする]設定がまだ残っている。廃止は段階的に展開される
そのほかにも、「YouTube」動画にマウスを重ねると表示されるオーバーレイへ「要約」(Summarize)トグルが追加された。選択すると「Microsoft 365 Copilot Chat」が開き、動画を要約してくれる(「Microsoft Edge for Business」の対象ユーザー向け)。
「YouTube」動画にマウスを重ねると表示されるオーバーレイ
一方、以下の機能は廃止、または段階的な廃止・非推奨化の対象となる。
「unload」イベントの非推奨化:「Edge 152」から始まった変更の続き。「Edge 153」でも引き続き、サイトが明示的に許可しない限り、ページ読み込みの60%でイベントハンドラーが実行されなくなる。「Edge 154」では80%、「Edge 155」では100%に拡大される予定「Windows 情報保護」(WIP)と「Microsoft Defender Application Guard」(MDAG)のサポート終了:Windows側ですでに非推奨となり、「Windows 11 バージョン 24H2」で削除された機能。「Edge」からも関連するコードが取り除かれる予定で、一般提供は9月24日ごろの「Edge 154」とされている。影響を受けるのは、管理者がこれらの機能を有効化していたWindows 10環境のみ
セキュリティ関連では、ベースとなっている「Chromium」の脆弱性修正が反映された。「Google Chrome 153」での修正は、230件に上る。
なお、執筆時現在、「Edge」独自の脆弱性修正は案内されていない。いずれにせよ、できるだけ早いアップデートが望ましい。
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合、待っていれば自動で更新されるが、手動での更新も可能。画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。
