2026年9月
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     大学駅伝の注目チームを動画インタビューで掘り下げる「徹底解剖」シリーズ。今回は超強力ルーキー3名を迎え、16年ぶりの箱根駅伝制覇を狙う早稲田大学をピックアップする。

     第1弾には、花田勝彦駅伝監督が登場。トラックシーズンを席巻したWの指揮官は、選手個々の活躍をどう捉えているのか。駅伝に向けてチームに何を期待し、いかに導いていくつもりなのか。ファンの期待を集める早稲田の現状について、じっくりと話を聞いた。<主将・小平敦之、山口竣平、鈴木琉胤のインタビュー、そしてルーキー3名(増子陽太・本田桜二郎・新妻遼己)の座談会の動画も近日中に公開予定です> 

    「『どれになるかな?』と、私もそれは考えますね。一番レベルの高い試合というと、国内では日本選手権、そしてトラックシーズン最後のU20世界選手権でしょうか。その舞台でそれぞれいい結果が出せたので、今まで私が目指してきた『圧倒的な個』が実現されてきたのかな、と。本当に強い選手がきっちり結果を出したという点で、この5年間で一番良かったのかなと思いますね」

    妙高合宿で練習を公開。充実の内容だった  photograph by Nanae Suzuki妙高合宿で練習を公開。充実の内容だった photograph by Nanae Suzuki

     今季のトラックシーズン、早稲田大学の選手たちが躍動した。主要な大会の結果を列挙するだけで以下のようにずらりと並ぶ。

    <日本選手権>

    ■1500m 本田桜二郎:2位

    ■5000m 鈴木琉胤:4位、増子陽太:7位、山口竣平:13位

    ■3000mSC 佐々木哲:5位

    <U20世界選手権>

    ■1500m 本田桜二郎:14位

    ■3000m 本田桜二郎:3位、新妻遼己:11位

    <関東インカレ>

    ■1500m 本田桜二郎:2位

    ■5000m 鈴木琉胤:2位、工藤慎作:5位、吉倉ナヤブ直希:9位

    ■10000m 山口竣平:6位

    ■3000mSC 佐々木哲:優勝

    ■ハーフマラソン 小平敦之:4位

    <日本インカレ>

    ■5000m 山口竣平:4位

    ■10000m 山口竣平:優勝、吉倉ナヤブ直希:3位

    ■3000mSC 佐々木哲:優勝

     その他の大会でも日本選手学生歴代でも上位の好タイムが連発。5000mの歴代ランキングでは、山口竣平が13分17秒19で4位、増子陽太が13分20秒35で9位、鈴木琉胤が13分20秒64で11位にランクインしていおり、本田の1500m3分37秒53、3000m7分48秒49はともに歴代3位(およびU20日本歴代2位)である。特に、増子、本田、新妻はまだ入学したばかりの1年生である。

     この怒涛の好記録、好結果の中で、どのレースが印象に残っているのかを指揮官に問うた時に出てきたのが、冒頭のコメントだ。答えからは確かな手応えを得ているように感じられた。

     特に日本選手権で4位となった鈴木については箱根駅伝後に「きっちり作ってきた」と地道なトレーニングを高く評価し、彼の持つ「本当に高いポテンシャル」や「箱根駅伝の基準を変える走り」について動画インタビューでたっぷり語ってくれている。

    日本選手権5000mで学生最高位の4位に入った鈴木(右)と7位の増子 photograph by Asami Enomoto日本選手権5000mで学生最高位の4位に入った鈴木(右)と7位の増子 photograph by Asami Enomoto

    「名探偵」の視線の先は?

     トラックでのスピードが持ち味の選手が揃うチームにあって、異彩を放っているのが4年生・工藤慎作の存在だ。今年は箱根駅伝5区を走った後にフルマラソンへとシフトし、初の42.195kmとなった東京マラソンでは見事にMGC出場権を獲得した。

    「東京マラソンで、そこまで準備ができなかった中でもきっちり走れたという事実が本人にとってはひとつ大きなステップになったようです。そこで何が足りないかを本人も感じたので、今、工藤が目指しているのは箱根駅伝ではなくて、もうその先のロサンゼルスオリンピックでしょう。その舞台に立つためにどうトレーニングをやるべきか、ということを考えているはずです」

     その「山の名探偵」に5区を任せられる今年度、箱根駅伝で優勝する大きなチャンスを迎えているのは間違いがない。花田監督は「近年の駅伝で3位に入ったのは去年の出雲だけですから」と慎重な姿勢を見せるものの、優勝のために必要な要素についてしっかりと語ってくれた。

    練習でも圧倒的な強さを見せた工藤 photograph by Nanae Suzuki練習でも圧倒的な強さを見せた工藤 photograph by Nanae Suzuki

     動画インタビューでは以下のトピックについても話をしてくれている。


    鈴木琉胤の年間スケジュールとカラダの変化
    日本選手権を勝つために鈴木琉胤に必要なこと
    「今すぐにでも日本TOP3」工藤慎作のマラソン適性
    工藤への指導は「休もう」「抑えよう」だけ?
    工藤の次のマラソンは…東京? ロンドン? ボストン?
    「それぞれ色がある」ルーキー3名の性格
    本田のスピードを箱根でどう生かす?
    山口竣平の精神的な成長を感じた場面
    優勝に必要なシンデレラストーリーとは?

    キャプテン・小平と主務・髙尾啓太朗のリーダーシップ

    ​ スター軍団の指揮官が率直な胸中を明かしてくれた約30分のインタビュー、ぜひご覧ください。(8月17日取材)

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