グランスタ東京「地下丸の内改札内エリア」がリニューアル。写真正面の「The Little BAKERY Tokyo」は、クッキーやドーナツなどの洋菓子を扱う
東京駅の駅ナカ「グランスタ東京」のうち、丸の内坂エリアのリニューアルが完了。新たに「地下丸の内改札内エリア」として9月16日10時にオープンする。
グランスタ東京とは
グランスタ東京は、主として東京駅の改札内で展開している駅ナカ商業施設。1階に「北通路エリア」「吹き抜けエリア」「中央通路エリア」「京葉ストリートエリア」の4エリア、地下1階に「丸の内坂エリア」「スクエア ゼロエリア」「銀の鈴エリア」で構成している。
このうち今回のリニューアル対象となったのは、丸の内地下ホームの直上にある「丸の内坂エリア」で、1月からリニューアルを実施。リニューアルオープンに合わせて「地下丸の内改札内エリア」と改称した。店舗数は26。そのうち新規出店が10、既存店舗のリニューアルが11という内訳になっている。これには、東京駅限定ブランドショップ13店舗を含む。
「地下丸の内改札内エリア」は、以前は「丸の内坂エリア」だった場所。そのほかのエリアとあわせて見てみると、エリアごとに店舗の陣容が違うのが分かる
同じ「グランスタ東京」でも、エリアごとにそれぞれ位置付けやテナントの陣容に違いがある。毎日のように東京駅に出入りしている方なら覚えてしまうかもしれないが、そうでなければ、フロアマップや店舗の情報を事前に公式Webサイトで確認しておくと、現地でとまどわずに済む。
東京駅の近隣ではこのほか、改札外において、丸の内側の「グランスタ丸の内」、東西自由通路沿いに展開する「グランスタ八重北(やえきた)」、八重洲側の地下1~3階に展開する「グランスタ八重洲」がある。
リニューアルに際しては、以前はそれぞれ分けて配置していた「食」と「雑貨」を融合させたのがポイントであるという。単に物理的な店舗配置の話だけでなく、1つの店舗のなかで新たに食と雑貨の両方を扱うようにしました、というところもある。
「ヒトツブカンロ」は洋菓子に分類されるが、飴でおなじみの「カンロ」のお店。しかしもちろん飴だけというわけではなく、グミをプッシュされた
「東京喫茶メリー」は、チョコレートでおなじみ「メリー」の店舗。写真の東京駅限定商品に加えて、雑貨も扱っている月ごと・季節ごとに変化を
普段使いだからこそ、変化も欲しい。「いつ来ても同じものがある」という定番に安心感を感じる一方で、訪れるたびに新しい何かが現われるのも楽しい。
千疋屋といえば果物店の老舗。「京橋千疋屋旬感」(シュンカン)という店名のとおり、季節を感じる新商品を次々に出していく計画だという。取材時点では、それが右上の「ナガノパープル杏仁」
ワッフルやパウンドケーキなどの焼き菓子も扱っている。やはりここでは、果物の味わいを楽しみたいところ
「バター菓子専科 虎子堂」(トラノコドウ)では、季節限定品として「とらもっち蜜芋マスカルポーネ」を販売中。ここはバターをテーマとしており、和洋折衷の「新しく上質なお菓子」を提供する、と謳う「東京駅限定」という付加価値
自分に、あるいは親しい人に何か買って行こうという場面で、ちょっとした付加価値が欲しいと考えることがあるかもしれない。そこで駅ナカならではのポイントとして、「東京駅限定」がある。「東京駅の店舗でしか販売していません」というだけでなく、パッケージや商品そのものに工夫をしてこそだ。
持ち帰った頃に食べ頃です
店舗によっては、冷凍の状態で販売している商品もある。もちろんそのままでは食べられないから解凍が必要だが、それを駅ナカで購入すると、どうなるか。数時間ほど経過して、目的地に到着する頃には食べ頃になる。これは遠方に向かうときのお土産に向いていそうだ。
「Ivorish MAISON」(アイボリッシュ メゾン)のスフレケーキは、組み合わせる保冷剤によって、食べ頃になるまでの時間が異なる。6.5時間あれば、新幹線で函館や博多まで行ってちょうどいいぐらい作っている現場を見られます
一部の店舗では、オープンキッチンを用意している。目の前で作ったお菓子を買って帰れる、あるいは目の前で作った生パスタをその場でいただける、という趣向である。
「TOKYO PASTA STATION」では、オープンキッチンで作った生パスタを出す。毎日、10種類の生パスタを製麺するとのこと
「TOKYO PASTA STATION」のテーブル席。正面の奥にあるガラス張りのスペースがオープンキッチン。なお、モーニングメニューもあるとのこと
「たまご専門本巣ヱ」(モトスエ)は、卵を活かした和洋菓子のお店。ここでも、作っている現場を見ることができる
商品によって焼き上がり時間が決まっているので、事前のチェックは欠かせないかもしれない夜は食事ができます
オフィス街が近隣にあるから、「仕事を終えて帰る前に何か食べていこうか」という場面も多そうだ。
「THE CITY BAKERY+Bar&Grill」は、1990年にニューヨークのユニオンスクエアで開業したベーカリーレストラン。日本では2013年の大阪が初上陸。グランスタ東京では、通路から見えるところにクロワッサンなど多様なパン、クッキー、サンドなどを並べる
その奥はイートインのスペース。もともとの構造物の関係で複雑な形になっているが、そのおかげで隅の方には人目につかない「おこもり席」(?)が出現した
これは、夜のフードメニューの一例をディスプレイしたもの気軽に手に取れる雑貨を
これはリニューアル前からだが、雑貨を扱うお店もいろいろある。こちらもやはり、気軽に買える「日常のちょっと贅沢」を狙っているようだ。
ほかにもさまざまな店舗が
個別のテーマごとに店舗をピックアップしてきたが、ここまで取り上げてきたもの以外にもさまざまな店舗がある。
催事と壁面アートと
実は、物販店舗だけにとどまらないのが、今回のリニューアルの特徴。東京・青山のアートセンター「SPIRAL」がプロデュースする、壁面アート「『ART WALL』by SPIRAL」を新設している。雑貨催事の場となる「POP UP GRANSTA MARU」と並ぶ位置にある。
「『ART WALL』by SPIRAL」は“A Door to Wonder”というテーマを掲げる壁面アート。季節ごとの変化や五感で楽しめる仕掛けを通じて、日常にふと意表を突く景色を創出するものと謳っている。
「POP UP GRANSTA MARU」は雑貨催事の場
その隣にある「『ART WALL』by SPIRAL」では、第1弾として「kopfkino (五十嵐 彩乃)展」を実施。自然の造形美と空想を掛け合わせた「空想植物標本」を壁面に展開するものだという
