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     Microsoftは、「Windows 11」で発生していたオーディオの不具合に対処するため、定例外のセキュリティ更新プログラムをリリースした。

     このパッチは、米国時間9月14日に「Windows 11 26H2」「Windows 11 25H2」「Windows 11 24H2」向けに公開された。特定のヘッドセットやスピーカー、その他のUSB接続機器から音声が再生されなくなる問題に対処している。具体的には「Windows 98」時代に導入されたレガシーオーディオドライバーを使用する「USB Audio Class 1.0」対応デバイスに影響を及ぼしていた。

     この不具合の影響を受けたWindows 11ユーザーの環境では、音声を出力しない、サウンド設定が反応しないか利用できない、音量調整が機能しないかゼロのままになる、デバイスマネージャーに「このデバイスを開始できません。(コード10)」というエラーが表示される――といった問題が発生する可能性がある。

     このパッチが提供されるまでの間、唯一の回避策はオーディオデバイスの設定を8チャンネルや3Dオーディオモードから標準のステレオモードに変更することだった。この問題はMicrosoftが8日に配信した月例セキュリティ更新プログラムに起因する。同プログラムは脆弱(ぜいじゃく)性やその他問題を修正するためのものだが、新たな不具合を引き起こすことがある。

     ただ、今回の影響は古い機器に限られていた。現代のオーディオデバイスの多くは、より新しい標準規格である「USB Audio Class 2.0」や、標準のオーディオジャック、Bluetoothによるワイヤレス接続を採用している。それでもMicrosoftは、次回の定例更新を待たず緊急パッチを発行すべき深刻な問題と判断したわけだ。

     今回のパッチではオーディオ問題の修正に加え、複数の脆弱性やその他の不具合にも対応している。

     セキュリティ面では、リモートの攻撃者がパッチ未適用のコンピューターにおいてシステムレベルの権限を奪取できてしまう「Windows User-Mode Power Serviceの特権昇格の脆弱性」(CVE-2026-62721)に対処した。また、ローカル環境で権限昇格を行い、保護されているファイルや個人データへアクセス可能になる「Windows保護カーネルモードの特権の昇格の脆弱性」(CVE-2026-85921)も修正されている。

     さらに、「Remote Desktop Services(RDS)」の不具合も解消された。この問題は、RDSの動作不安定やログイン失敗、バックエンドサーバーの応答停止を引き起こす可能性があった。

     加えて、仮想マシン基盤「Hyper-V」の不具合も修正した。「HCS(Host Compute Service)」で管理される仮想マシンを使用するアプリケーションが、米ベル研究所のオープンソースOS「 Plan 9」を採用した「Linux」仮想マシンとホストフォルダーを共有する際に生じる問題に対処している。

     更新プログラムを適用するには、「設定」を開き「Windows Update」を選択する。Windows 11 26H2では「2026-09 セキュリティ更新プログラム(KB5129195)」、Windows 11 25H2および24H2では「2026-09 セキュリティ更新プログラム(KB5129194)」という名称で表示される。

    提供:Lance Whitney/ZDNET
    提供:Lance Whitney/ZDNET

    この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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