
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は9月17日(木)、9月のキリンチャレンジカップ2026と10月のキリンカップサッカー2026の各2試合に臨むメンバー31人を発表。MF/FW谷村海那選手(横浜F・マリノス)、MF/FW松木玖生選手(サウサンプトンFC)ら初選出4人に加え、MF/FW佐藤龍之介選手(バレンシアCF)やMF/FW熊坂光希選手(柏レイソル)ら7選手が復帰しました。
日本代表はキリンチャレンジカップ2026で9月24日(木)にウルグアイ代表と宮城、同28日(月)にベネズエラ代表と広島にて対戦し、キリンカップサッカー2026で10月1日(木)にエクアドル代表と横浜、同5日(月)にパナマ代表またはニュージーランド代表と東京・国立競技場にて行われる3位決定戦か決勝で対戦します。
年明けのAFC アジアカップ2027へ向けて、今夏のFIFAワールドカップ2026後初の代表活動となる4試合に招集された顔ぶれは、ワールドカップ北中米大会メンバーから引き続いて選出された20人を中心に、初招集と復帰組の計11人が加わりました。
初招集は今季J1リーグで開幕から7試合で6ゴールを挙げている谷村選手、2024年のAFC U-23アジアカップ優勝に貢献した松木選手に加えて、昨年のFIFA U-20ワールドカップメンバーのMF/FW齋藤俊輔選手(KVCウェステルロー)、所属クラブで複数のポジションをこなして攻守に活躍しているMF/FW中野就斗選手(サンフレッチェ広島)です。
復帰組では、今夏活躍の舞台を日本からスペインに移したMF/FW佐藤選手とMF/FW佐野航大選手(PSVアイントホーフェン)が今年3月以来となり、GK小久保玲央ブライアン選手(シントトロイデンVV)とDF安藤智哉選手(FCザンクトパウリ)は昨年11月、MF/FW相馬勇紀選手(FC町田ゼルビア)は昨年10月以来、約1年ぶりの日本代表活動となりました。
MF/FW田中聡選手(シャルケ04)は昨年7月の東アジアE-1サッカー選手権以来の選出で、負傷による長期離脱から復帰してクラブで存在感を示している熊坂選手は昨年6月以来の選出です。
また、19歳の佐藤選手のほか、齋藤選手、ワールドカップ北中米大会メンバーのMF/FW後藤啓介選手(SCフライブルク)とMF/FW塩貝健人選手(VfLヴォルフスブルク)の3人が21歳、松木選手が23歳と、若手の顔ぶれも増えました。初招集の4選手と小久保選手、熊坂選手は今回、日本代表デビューを目指しています。
一方、ワールドカップを戦ったメンバーからはGK鈴木彩艶選手(アストン・ビラ)、MF/FW鎌田大地選手(クリスタル・パレス)、MF/FW佐野海舟選手(マインツ05)、MF/FW伊東純也選手(KRCゲンク)、MF/FW中村敬斗選手(オリンピック・リヨン)、MF/FW上田綺世選手(LOSCリール)らが名を連ねました。今夏移籍した選手も少なくありませんが、いずれも所属先で好調なプレーを披露しています。
今夏のワールドカップ後も年明けのAFC アジアカップまで継続して指揮を執る森保監督は、「ミッションはアジアカップ優勝だが、これまで通りやっていきたい」と話し、「まずは目の前の一戦一戦で勝利を目指して戦う。選手と戦術を試すことも踏まえ、積み上げも1試合1試合、1回1回の活動の中で次へつなげて、目標に向かっていきたい」と述べています。
森保監督は「過去と今と未来を掛け合わせたチーム作り」という従来と変わらない姿勢を示し、若手を含めた初招集や復帰組の選出についても、「本人たちが継続的に力を見せていることで、我々に選ばせる活躍をしていた。自分の武器を見せてほしい」と期待を寄せています。
今回の4連戦は、FIFA(国際サッカー連盟)が従来2試合ずつ開催していた9月、10月の国際マッチデー開催を選手の移動負担を考慮して統合したことで、今年から4試合での開催に変更。これにより、2週間で4試合の実施となりました。
対戦相手は南米を中心とした強豪揃いで、ベネズエラ代表以外はいずれも今夏のワールドカップに出場しています。
「新たな積み上げへ、素晴らしい強化の場を作ってもらった」という森保監督ですが、欧州でプレーする選手が合流できるタイミングもあり、チーム全体での練習機会は限られています。
日本代表指揮官は、「限られた時間でコーチ陣に落とし込みをしてもらい、目の前の勝利のために戦い、戦術的なチャレンジと選手起用のチャレンジをしたい」と話しています。
チームは9月21日(月)から千葉市内にて準備を始めます。
キリンチャレンジカップ2026は9月24日(木)のウルグアイ代表戦はキューアンドエースタジアムみやぎにて19:05キックオフ、28日(月)のベネズエラ代表戦がエディオンピースウイング広島にて19:25キックオフの予定。キリンカップサッカー2026は10月1日(木)のエクアドル戦が横浜国際総合競技場にて19:10キックオフ、5日(月)のパナマ代表もしくはニュージーランド代表との勝者との対戦は19:30から国立競技場にて行われます。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今回のキリンチャレンジカップとキリンカップサッカーの親善試合とカップ戦で、強豪チームを招いて、新たな積み上げに向けて素晴らしい強化の場を作っていただきました。アジアカップと、その後のワールドカップ、そして未来の日本が世界一になることへ向けて、この4試合で勝利にこだわりながら、選手個人としてもチームとしても、今積み上げられることを積み上げていけるようにベストを尽くしたいと思います。
アジアカップ後に体制は変わりますが、日本サッカーの勝利と発展のためにということは誰が監督でも志は同じです。その過程の中で我々もしっかり戦い、ここからアジアカップ、そして、次へ良い形でバトンタッチできるように、スタッフ選手と共に一丸となって戦い、まずは目の前の勝利に全力を尽くしたい。我々のミッションはアジアカップ優勝ですが、長い時間軸では日本サッカーの発展のために、我々は先人からバトンを受け継いで今の代表の勝利と日本サッカーの発展に全力を尽くし、未来にバトンタッチしていくものと考えています。日本サッカーの幅や土台をできるだけ広げながら、最終的にその時の最高最強の頂点を作っていくことを考え、これまでも活動しています。
メンバー選考については、ワールドカップから2か月ほどで実力が大きく変わることはないので、チームを1回解体して新しいチームを作り直すよりも、継続路線でいった方がアジアカップへの積み上げと優勝の可能性がより高いと理解し、認識してのことです。ただ、選手間やチームの成長には常に競争があり、成長曲線にも違いがあります。今回、基本的にはワールドカップのメンバーを中心にベースを作りながら、ワールドカップで選びたくても選べなかった選手や、いま存在感を放って成長の期待を感じさせてくれる選手を招集しました。今回の対戦相手ではベネズエラのみワールドカップに出ていませんが南米の強豪です。その基準で戦えるかも加味しました。可能性のある選手、力のある選手を招集しながら、最終的にはアジアカップでどうベストなチームを作るかを考えています。
コーチングスタッフの編成も、ワールドカップまでも選手やチーム全体を勝利に導き成長させて、過去の経験を毎試合生かしながら、より高みに向かって積み上げをしてくれていましたので、アジアカップへ向けて、変える必要はないと考えました。
今回、実はトレーニングの時間はあまりないのですが、限られた時間の中で今まで通り、選手たちにできる限りの戦術の落とし込みをコーチ陣に伝えてもらいながら、試合でローテーションして実戦で戦術的なところを発揮してもらえるようにしたいと思います。選手たちには自分の武器を見せて、まだまだ成長できるというところを見せてもらえるように、試合でより多くのことを見ていきたいと思っています。
山本昌邦 JFA技術委員長兼ナショナルチームダイレクター
FIFAのインターナショナルウインドウ(IW)の考え方が大きく変わったことで、今までの各月2試合から、今回はキリンチャレンジカップとキリンカップサッカーで4試合できます。それにより、ゲームとそのフィードバックでの修正や、選手のコンディションを考えてもすごく有意義なものになります。特に後半はカップ戦なので、アジアカップへ有効活用していければと思っています。
ワールドカップ後の初めての試合でもあります。継続と成長をテーマに、成長の歩みを止めないことが重要です。FIFAランキングの重要性も常々お伝えしている通りですが、継続性をもって、この代表チームをさらに成長させたい。スタッフ陣も一丸となって、これまでのコミュニケーションや対話があるので、整った高いレベルでスタートできます。また、アンダーカテゴリーとの連続性も森保監督が常に気を配っている点で、若手を東京オリンピックからワールドカップへ活躍できる選手に育てました。その経験や情報、信頼関係の蓄積などがこのチームにはしっかりあると思います。今回、若い選手も何人か招集していて、若手の可能性をラージグループの中で積極的に考えていますが、選手層を厚くする上でラージグループの強化は重要です。この体制は森保監督だから構築できている部分であり、これをしっかりと続けていくことが大事になります。初めての試みというところもありますが、変わったルールの中でしっかりと積み上げて未来につなげていきたい。良い4試合にしたいと思っています。
