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2026年9月17日~21日(※)に千葉県・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2026。
※17日、18日はビジネスデイ。 カプコンのブースでは、2026年10月9日に発売予定のプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、Steam向けソフト『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』がプレイアブル出展されている。
本稿では、開発の中心的存在である木下ディレクター、大山プロデューサーのおふたりへのインタビューを掲載。発売迫る本作への想いや、ユーザーに注目してほしい見どころなどを聞いた。
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木下研人氏(きのした けんと)
『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』ディレクター。(文中は木下)
大山直人氏(おおやま なおと)
『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』プロデューサー。(文中は大山)
あっという間だった開発期間。本作で得られる体験のすべてを楽しんでほしい――TGS2026に出展し、さらに発売まであと数週間というタイミングとなりましたが、今の心境をお聞かせください。
大山
あっという間だった気はしますが、振り返るといろいろあったなと思います。ただ、本編の発売後からですと、ようやく皆さんに新しいコンテンツをお届けできるタイミングになっているので、「お待たせしました」と申し上げておきます。残り3週間ですので、もうちょっとだけお待ちください。――カプコンスポットライトで公開された最新映像では、過去作に登場したイービルアイらしき存在や、新お披露目となる魔物なども確認できました。あれらの魔物はフィールド上で遭遇するのか、それともストーリー的な文脈で登場するのでしょうか。
大山
イービルアイに関しては、“忘れられた試議”の12個のダンジョンを進めていくと、どこかで出会える敵になっています。その他の魔物は、基本的にノルガンを探索することで出会えます。
魔物によっては、ストーリーに強く密接しているものもいれば、フィールドに普通にいるものもいて、本当にさまざまです。どのタイミングでどんな魔物が出てくるのか、楽しみながらノルガンの地を進んでいただければと思います。
――なるほど。ファンとしては初代の『ダークアリズン』に登場した魔物(デスなど)がどうなるのかも気になると思います。その辺に関してはいかがでしょう?
大山
現状は、PV中に姿を見せていた魔物については、ぜひいろいろと想像を膨らませていただきたいタイミングかなと思っています。発売間際なので、あまり詳細に説明しすぎると皆さんの楽しみを奪ってしまうので、もうちょっとお待ちください。――期待しています! TGSも2日目を迎えましたが、試遊されている方の反応はどうでしょうか?
木下
試遊版では理外の竜、フィンブル、グリフィンといった魔物を討伐する、計3つのミッションを用意しているんですが、Nintendo Switch 2版でグリフィン戦を触っていただいている方がけっこう多くて。『ドラゴンズドグマ 2』をあまりプレイされていない、新しい方たちが来てくれているんだという実感がありました。
また、今回はプレイ時間は20分で、初期ジョブ6種類の中から選んでいただく形なのですが、みなさんちゃんと技を使ったり試したりして、難易度・歯ごたえはどうだ、と楽しんでくださっていました。「戦闘がおもしろかった」という声もいただいていて、よかったなと。
一方で、理外の竜そっちのけで移動して、フィールドのどこまで行けるか確かめている方もいて。思い思いに興味のあること、調べたいことを見に来てくれているんだな、と感じています。
大山
その辺は、なんか本作らしくていいなと思いました。できることが多いのがこのタイトルの魅力なので、決まった範囲で固定のゲームプレイをするだけじゃなく、人によってさまざまな遊び方をしていただけているのは本当にありがたいです。
――ジョブの選択状況はどうでしたか? バラつきなどはあったのでしょうか。
木下
バラつきはあります。僕が見ている限りでは、魔法職を使っている方がけっこう多いと感じました。――未知のエリアだと、遠距離で様子見できる魔法職を選びがちになるのかもしれないですね。
木下
言われてみると確かに。そうかもしれないです。――今回の試遊版では、Switch2版でフレーム生成機能による60fps相当の映像を実現しているとお聞きしました。実装の経緯や仕組みを教えていただけますか?
大山
まず、『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』のSwitch2版では、ベースとなるフレームレートが携帯モードとテレビモード、両方とも30fpsをターゲットにしています。この状態でフレームジェネレーション(フレーム生成)をオンにすると、フレームを補完する機能が働いて、60fps相当での滑らかな映像でプレイできるようになります。
ただ、フレームとフレームのあいだを補完する機能なので、特定の状況によっては補完が難しいタイミングがあって、若干残像みたいなものが残ってしまうケースは確認されています。それでも全体的なプレイフィールとしては大きく損なわれないだろうという判断のもと、フレームレートを優先したい方はオンできるようにしました。製品版ではオン・オフを切り替えて遊べる形になりますが、今回の出展版はオン固定です。ぜひその状態でプレイした感想をいただければと思っています。
――PC版でいう60fpsとSwitch2でのフレーム生成は、仕組み的に異なるのでしょうか?
大山
かなりニアリー(近い)ではあります。ネイティブで60fpsを出す場合は、1コマ1コマフレームを描いてそのまま表示される形になります。
フレームジェネレーションは、フレームとフレームのあいだに「ここにコマがあったらどんな状況か」を計算して補完する機能です。その補完も含めると全体が60fpsになっているというイメージです。
補完される部分が誤ると表示が少し崩れることはあり得るのですが、全体としての頻度は非常に低い状態で作れていますので、普通にプレイしている分には補完の粗も目立たず、むしろ「ぬるぬる動いてるな、快適にプレイできるな」という印象を強く受けていただきやすいかなと思っています。
PCゲームでは結構汎用的に使われてきた技術ではあるのですが、Nintendo Switch 2向けに新しく追加したのは、カプコンとしても初めての試みとなっています。ちょっとチャレンジングな機能として、手触り感を試していただければありがたいです。
――会場の試遊では、理外の竜を倒せている方はどれくらいいたのでしょうか?
木下
挑戦された皆さんほぼ倒していただいていると思います。最初は戦いかたに戸惑う方がほとんどなんですが、ゲーム中にポーンがアドバイスをくれるところで気づいていただけるケースもありますし、がむしゃらに攻撃していたら「あれ、この辺いけるんじゃない?」と気づいて集中攻撃で打破していく方も多かったです。
時間的には結構余裕があるので、試行錯誤しながらちゃんとクリアーして、エイルが登場するデモムービーまでたどり着いてくれている方が多く見受けられました。
――エイルが出てくるところは、そこからのストーリーの続きが気になりますよね。今回のストーリーの大筋を、可能な範囲で教えていただけますか?
木下
今回は、エイルがプレイヤーとそのパーティ(4人)に対して、入れ換えではなくもうひとり加わる形……つまり5人で行動するという展開があります。その辺を踏まえて、ノルガンで何が起きているのかを彼女と一緒に探していく、というのが大筋になっています。
大山
ストーリーの雰囲気については、先日公開したメイントレーラーで「ノルガンにどんな危機が待っているんだろう」という想像が膨らむかと思うので、そこも見つつ、楽しみにお待ちいただければと思います。――今回のTGSへ来られない方は映像などで楽しんでいると思いますが、そういった方たちに向け、改めて本作でのいちばんの注目ポイントを教えていただければと。
木下
ノルガンでの体験をトータルで満足していただけるように作ってきているので、ここ一か所というのが難しいんですが……。
本作ではアクションのスキル枠を4から6に増やして、新しいスキルをセットして、より深くそのジョブを遊べるようにしています。ノルガンの寒い地域ならではのギミックとその影響もおもしろいですし、ストーリーを通して全体が楽しめるように設計しています。なんといいますか、本作すべての体験自体をぜひ楽しんでいただきたいというのが正直なところです。

大山
今回の出展版はアクションの手触りを中心に体験いただける構成にしているので、本来お届けしたい、じっくり遺産品を探して、鑑定して、強くなって次に向かうというゲームサイクルの部分は、この短い試遊時間だと体験いただくのが難しいところがあります。そのあたりは先行でプレイいただいているメディアさんの感想や、あるいはご自身で発売後に確かめていただく形がいいのかなと思っております。
木下
個人的にはかなりホットなポイントもあります。ニューゲームでハードモードを始めると、スリリングな戦いが一貫して最後まで続きます。当然DLCの新エリアの敵にもハードモードの影響が及んでいるので、『ドラゴンズドグマ 2』自体の楽しさを改めて感じていただけるチューニングができたかなと思っています。
ただ、レベル999くらいまで上げていたり、ステータスキャップに達している方がハードモードを選んでも、序盤のゴブリンなどはやはり弱いです。プレイヤースペックのほうがはるかに高いので、それはしょうがないことかなと。
ですが、完全にニューゲームから遊ぶと、「ここに薬草があった」、「この攻撃系の薬は今ここで飲むべきだ」という強い意志の元にアイテムを探す・使う判断が生まれて、スリリングな体験が最後までしっかりと味わえる調整になっていると思います。
――スリリングというと、具体的にはどれくらいの難しさになるのでしょうか?
木下
逆説的に申し上げると、何度も死ぬことが前提になる、いわゆるマストダイの難易度にはなっていません。プレイヤーのやり込みで強くなり過ぎて、後半の敵が弱く感じるというご意見もこれまで多く拝見してきたのですが、ハードモードでは初めのゴブリンから、ちょっと気を抜いたら自分がやられるかもという感覚があります。それが大型魔物でも維持できるように、場所によっては敵の組み合わせや敵の思考そのものを調整しているところもあったりします。
気を抜いて、なめてかかっていると死んでしまうかもしれない。でも倒したいから回復薬を使おう、特攻系の薬を飲もう……そういう判断が頭の中で自然に動くような難易度です。マストダイではないけれど、旅の難しさの見えかたが、ハードモードで1段階変わるかなと思っています。
大山
ハードモードは、10月9日の発売日のタイミングで、本編側にも無料でタイトルアップデートとして配信します。もちろん、DLCにも適用できる状態でのリリースを予定しています。
ただ、ノーマルモードからハードモードへの切り換えは冒険の途中でもできるんですが、ハードからノーマルに戻すには、ゲームをクリアーするか、同じく発売のタイミングで追加される“任意のタイミングで物語の最初に戻る機能”を使うしかないという点にご注意ください。ハードモードにされる場合は慎重なご判断の上で、「絶対にやり切るぞ」という強い気持ちを持って選択していただければと思います。
また、セーブスロットの数をタイトルアップデートで増やさせていただいているので、元のデータを保持しながら「ちょっと操作なんかも忘れているし、新しくゲームを始めるか」というプレイもできるようになっています。ぜひ活用を検討いただければと。
――先日、キャラクタークリエイトのアプリが配信され、すでにSNS上ではユーザー間で盛り上がりを見せていますね。
大山
発売前にどんな髪型やタトゥーをつけようか、どういう姿で旅立ちを迎えようか、というワクワクできる期間を取りたかったんです。10月9日に向けて準備を進めてくださっている方がSNS上でたくさん見られて、すごくうれしい気持ちでユーザーさんのさまざまなクリエイティビティを拝見しています。――プレイヤーキャラクターとメインポーン、両方作れてその組み合わせを考える楽しさもありますよね。
大山
Switch2での配信開始も含め、全プラットフォームで無料でお楽しみいただける形になっているので、まだインストールされていない方は、これを機にキャラクリだけでも試してみていただければありがたいです。――ポーンと言えば、公式ポーン(※)も発表されました。改めてその概要と今回の特徴を教えてください。
※著名人などが作成したポーンを借りて冒険できる仕組み。
大山
まず、『ドラゴンズドグマ』の世界では、主人公とそれに付き従うメインポーンがいて、このメインポーンをほかのプレイヤーと貸し借りできます。誰かから借りてきたポーンをふたりまでサポートとして付けて、4人パーティで旅に出られるというのが、大まかなポーンのシステムです。
公式ポーンは、世界中の著名人やさまざまな分野で活躍されている方々が作ったポーンをお借りしてきて、そのポーンと一緒に旅ができるというものです。参加いただいている方の個性が強く反映されていて、ご自身に似せた形で作られている方もいれば、「自分はこんなポーンがいいんだ」というこだわりでデザインされている方もいて、本当に人によってさまざまです。ファンの方であれば、「この人が作ったポーンと一緒に冒険できるんだ」という気持ちで楽しんでいただけると思います。
今回はノルガン向けに高レベルのポーンも追加させていただいているので、ノルガンの旅のお供としても非常に心強い存在になってくれるんじゃないかと思っています。
――最後に、発売を心待ちにしているファンの方々へメッセージをお願いします。
木下
お待たせしましたという気持ちと、いよいよだという気持ちがあります。これまで待っていただいたコアなファンの方たちに、まず満足していただけるよう歯ごたえのある新エリアで新しい体験を作ってきています。
並行して、新しく触っていただく方々にも、『ドラゴンズドグマ 2』本編の魅力に加えて新エリアで広がっている冒険のトータルボリュームを楽しんでいただけるいい機会を作れているんじゃないかと思っていますので、ぜひ確かめてみていただけるとうれしいです。
大山
最初に申し上げた通り、振り返ってみると、長いようであっという間だった気もしています。発売までもうすぐですので、あと少しだけお待ちいただければと思います。
もし『ドラゴンズドグマ 2』を未体験で、ちょっとでも興味を持っていただいた方は、まずはキャラクタークリエイトのアプリから試してみていただけるとありがたいです。
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