Apple Watch Ultra 4が発売された9月18日、X(旧Twitter)で目立って伸びていたのは、Ultra 4ではなく同じ日に並んだApple Watch Series 12についての投稿でした。
価格は倍近く違う上位モデルより、隣に置かれた通常モデルの方に反応が集まる。
この非対称さは、新製品の発売日にどのモデルへ広告や紹介記事を寄せるべきか判断する人にとって、見逃せない材料になりそうです。
先に結論をまとめると:
– Apple Watch Ultra 4は14万2800円から、Series 12は7万1800円からで、どちらも9月18日に発売されました
– 両モデルとも新チップ「S11」と、心拍数を5秒ごとに測る新しいヘルスセンサーを搭載しています
– Xで実際に多くの反応を集めていたのはUltra 4ではなく、常時点灯ディスプレイが明るくなったSeries 12でした
Ultra 4の発売日に、Xで伸びていたのは隣のモデルだった
9月9日に発表されたApple Watch Ultra 4は、S11チップと新しいヘルスセンシングシステム、心拍数の測定精度向上、そして「準備度」を示すスコア機能を搭載して本日発売されました。
バッテリーは通常使用で最大50時間、低電力モードなら84時間持続するとうたわれています。
なお、Ultra 4本体そのものについての具体的な投稿は、今回集められたデータの中には見当たりませんでした。
そうした中で、実際にXで大きく伸びていたのは、同じ日に発売されたApple Watch Series 12についての投稿でした。
常時点灯ディスプレイの見やすさに驚いたという反応に、1,900件を超えるいいねが集まっています。
Apple Watch 12、マジでずっと光っててすごい pic.twitter.com/qfGYzNjRu8
— マメ (@jetdaizu) 2026年9月18日
Ultra 4の発表内容だけを見ていると気づきませんが、実際にX上で反響を呼んでいたのは価格が半額に近いモデルの方でした。
ただ、いいねの数だけでは「両モデルの何が違うのか」まではわかりません。
公式発表を確認してみました。
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「気づいたらとれてた」――Apple Watchの画面が浮く投稿に2500いいね、応急処置してはいけない理由Ultra 4とSeries 12、結局何が違うのか両方にS11チップ、何が変わったのか?
Apple公式の発表によると、Ultra 4とSeries 12はどちらも新チップ「S11」と、刷新された光学・電気心臓センサーを搭載しています。
心拍数は5秒ごとに測定できるようになり、心拍変動(HRV:心臓の拍動間隔のばらつきで、体調や回復度合いの指標になる数値)も従来より高い頻度で記録されるとのことです。
新機能の「準備度」スコアは、直近の活動量やトレーニング負荷、バイタル、睡眠の状態から0〜10の数値を算出し、その日の体調に合わせて「回復を優先すべきか」「ペースを抑えるべきか」「通常通りでよいか」「全力を出してよいか」を4段階で提示する仕組みです。
これはUltra 4・Series 12の両方に共通する新機能で、上位モデルだけの特典ではありません。
バッテリーと防水性能、上位モデルとの差はどこにあるのか?
差が大きいのはバッテリーと耐久性です。
Series 12は通常使用で最大24時間、低電力モードで最大38時間なのに対し、Ultra 4は通常50時間・低電力84時間と、2倍前後の駆動時間を確保しています。
ワークアウト時(GPSと心拍測定をフル稼働させた状態)ではSeries 12が最大10時間、Ultra 4は最大25時間とさらに開きが大きく、長時間モードでは最大45時間の記録が可能です。
ケースはUltra 4が49mmのチタニウム製で、ナチュラルとブラックの2色展開。
常時点灯ディスプレイの最大輝度は3,000ニト(ニトは画面の明るさを示す単位で、数字が大きいほど屋外でも見やすい)で、Series 12の2,000ニトを上回ります。
100m防水で水深40mまでのダイビングにも対応し、衛星通信を使った緊急SOSも備えています。
価格は14万2800円からで、Series 12の7万1800円からとおよそ倍の差です。
Ultra 4のバンド、結局どれを選べばいいのか?
追加されたバンドについて、公式発表から分かる範囲を整理しておきます。
今回追加されたのはTrail Loop、Alpine Loop、Oceanバンドの新色展開で、いずれもアウトドア用途を意識した作りです。
加えて、49mmのUltra 4ケースには、44mm・45mm・46mm向けに作られた過去モデルのバンドも取り付けられるとされています。
手持ちのバンドを使い回せるかどうかは、買い替えを検討する際にサイズ感と並んで気になるポイントでしょう。
なお、旧モデルで使えていた「高血圧パターンの通知」機能は、センサーの再設計に伴う規制当局の再承認待ちで、日本では発売時点でまだ使えません。
この点は別記事(後述)で詳しく扱っています。
Shiritomo GADGET編集部の考察:反応の大きさは価格帯と一致しない
今回興味深いのは、価格が倍近く違う上位モデルより、通常モデルの投稿の方にいいねが集まっていた点です。
Ultra 4はもともとアウトドア用途を想定した層に向けた製品で、日常的に画面を見る母数自体がSeries 12より小さいと考えられます。
SNS上の反応の大きさは、必ずしも製品の上位・下位や価格の高さと連動しません。
新製品を紹介する記事や広告をどちらのモデルに寄せるかを決めるときは、スペック表の上下関係だけでなく、実際にXでどちらのキーワードが伸びているかを見てから判断する方が精度が上がりそうです。
同じ発表会から生まれた製品でも、拡散のされ方はまったく別物になり得ます。
まとめ
Apple Watch Ultra 4は14万2800円、Series 12は7万1800円で、どちらも9月18日に発売されました。
両モデルとも新チップS11と新しいヘルスセンサーを備えていますが、Xで実際に伸びていたのはUltra 4ではなくSeries 12の投稿でした。
買い替えを検討している人は、価格やスペックの上下だけでなく、どちらの評判が実際に広がっているかも見ておくとよさそうです。
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