【速レポ】<中津川 WILD WOOD 2026>JUN SKY WALKER(S)、「今日は特別に、この暑いなかやっちゃいます」

Parklifeステージを見下ろす丘の上までたくさんの観客で埋まり、SEが鳴り響くや大きな歓声を巻き起こしていたのは、JUN SKY WALKER(S)。森純太(G)、小林雅之(Dr)、サポートベースの市川勝也に拍手が送られ、SEのボリュームが上がったところで、森がギターを奏で始めると宮田和弥(Vo)が登場し、「すてきな夜空」をゆったりと歌い出して「いくぞ、中津川!」と声を上げる。
ドラムのカウントでバンドインすると、会場の熱気が一段と高くなる。“待ってました”とばかりに「すてきな夜空」のサビは大合唱に。ラストでは、《また深く 中津川のこと好きになったから》と歌詞を変えたフェスならではのアレンジを聴かせたかと思えば、間髪入れずに「全部このままで」へと突入した。


デビュー38周年を迎えたJUN SKY WALKER(S)。ちなみにこの日出演しているユニコーンもほぼ同期。同じく80年代後半からバンドブームを駆け抜けてきた間柄だ。客席をパッと見た限り、彼らの曲で青春期を送った世代から、親子連れ、また20代くらいまでと幅広い年齢層の人々が集まっていたが、80年代後半のデビュー登場の曲を一緒になって歌っている光景は、不思議でもあり、美しくもある。小林の“ワン、ツー、スリー、フォー!”の掛け声からワイルドにサウンドを爆走させる「ななしの詩」など、初期のヒットチューンや代表曲を1ミリも惜しまず披露してくれるのが嬉しい。
が、それが懐かしの曲に収まっていない。当時の勢いそのままにビートを走らせ、ステージを動きダイナミックにギタープレイし、また全身で歌を歌う宮田はいつの間にか革ジャンを脱ぎ、早くもロンT姿でエネエルギーを迸らせている。ちなみに宮田はライブ終盤ではロンTも脱ぎ捨てて暴れ、森と市川はシャツや革ジャンでビシッと決めたままスタイリッシュにプレイ。この人たちは歳をとることを忘れてるんじゃないかっていう、スタイルとパワーなのが恐ろしい。




中盤では、少しだけ季節を先取りして「今日は特別に、この暑いなかやっちゃいます」(宮田)と、「白いクリスマス」を聴かせる。午後の少し気だるい暑さのなか、スロウなビートでゆったりと刻まれるアンサンブルは白昼夢的。
また打って変わって5月にリリースした新曲「でっかい太陽」も披露。「みんな、自分を好きになろうぜって歌。みんなで雄叫びを上げるところがあるから、雄叫びを上げてみてください」(宮田)と、イントロから観客に声を上げさせる。パッヘルベルのカノンをモチーフにしたギターやメロディがシアトリカルな曲は、パンキッシュでいて、クイーンなども彷彿とさせる遊び心に溢れている。観客の反応も熱く、ライブ映えが抜群だ。




「時間はどうですか、大丈夫? 最近はみんなすげえルールを守るのよ。昔は俺とか大槻ケンヂとか喋りすぎちゃって1時間とか押しちゃって。今じゃそれは出禁ですから」
と軽口を叩きつつ、「バラしておきますけど、あと3曲で終わりですから。でもここから疲れる曲やりますから」(宮田)と、興奮もマックスの観客に叩き込んだのは、「START」「歩いていこう」「MY GENERATION」の怒涛の3連投だった。


PARK LIFEステージは、お馴染みのギターフレーズに湧き上がり、楽しそうにステージ上を跳ねプレイするメンバーに歓声を送り、大合唱を繰り広げていく。 現在も年間60〜70本のツアーに自ら車を走らせ、なんと来年2027年には森の出身である大分で「電撃バップ」ならぬ<電撃BEPPU>と題した初の主催フェスを開催するという。常に最前線で遊び続けるバンドの楽しさ、しなやかさを見たステージだった。
取材・文◎吉羽さおり
撮影◎TAWARA(magNese)
■セットリスト 【Parklife】
1.すてきな夜空
2.全部このままで
3.ななしの詩
4.白いクリスマス
5.でっかい太陽
6.START
7.歩いていこう
8.MY GENERATION
◆【特集】<中津川 WILD WOOD>クイックレポート
■<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
9月20日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川1683-797
open10:00 / start11:00 / 21:00終演予定
▼出演アーティスト ※A-Z順
【9/19(土)】
10-FEET / dustbox / GLIM SPANKY / Hump Back / JUN SKY WALKER(S) / 神はサイコロを振らない / KREVA / 黒夢 / Lucky Kilimanjaro / Omoinotake / Original Love & CADEJO / Penthouse / 礼賛 / レトロリロン / スガ シカオ / 水曜日のカンパネラ / 東京スカパラダイスオーケストラ / ユニコーン / 水平線(Opening Act)
【9/20(日)】
浅井健⼀ / THE BAWDIES / THE CHERRY COKE$ / FLYING KIDS / HEY-SMITH / 黒木渚 / moon drop / ねぐせ。 / 日食なつこ / Nothing’s Carved In Stone / OKAMOTO’S / サバシスター / 聖飢魔II /ストレイテナー / 竹内アンナ / 土岐麻子×和田唱×川口大輔 / w.o.d. / ヤバイTシャツ屋さん / ヤングスキニー / 板歯目(Opening Act)
