こんにちは! 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のライター、ねむしです。
さて、今回も『LoL』リードゲームプレーデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏のパッチ26.19での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報、そして最 新公式情報を正確に翻訳しお届けしている『LoL Times』様を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!
本企画で扱うすべてのステータス用語は、コミュニティで受け入れられているアルファベット表記に準じます。
攻撃力 → AD (Attack Damage) 魔力 → AP (Ability Power) 物理防御 → AR (Armor) 魔法防御 → MR (Magic Resistance) 体力 → ヘルス(Health) 攻撃速度 → AS (Attack Speed)
移動速度 → MS (Movement Speed) パッチノート26.19調整内容(予定)
パッチノート26.19は日本時間2026年9月23日(水)に配信予定です。
今回のパッチは、前回に引き続きプロシーン常連のピックに調整を入れながら、苦戦しているピックをバックアップし、ミッド/ジャングルメタを中心に環境を動かすパッチとなっています。主な変更点は以下の通りです。
チャンピオンバフ
エリス フィオラ ボリベア エイトロックス アフェリオス ドレイヴン カ=ジックス リリア オーロラ
チャンピオンナーフ
ヴァイ ノクターン ポッピー ランブル ナサス ライズ
チャンピオン調整
システムバフ
トップロールクエスト:テレポートのクールダウン サポートアイテム:ステータスの調整 動き出すAPジャングル──停滞するメタを打破しにかかる調整

まず注目したいのは2人のAPジャングルのバフでしょう。ミッド/ジャングルを取り巻く環境を含め見ていきます。
エリス:バフ
– パッシブ(蜘蛛形態)
通常攻撃への追加魔法ダメージ:12/22/32/42 + (15% AP) >> 14/24/34/44 + (15% AP)
– W(蜘蛛形態)
攻撃速度増加:60 – 120% >> 70 – 130%
リリア
– 基本ステータス
基本物理防御:22 >> 24
– R
睡眠時間:2秒 >> 2.5秒
プロシーンでより顕著ですが、現在のミッド/ジャングルメタは大きく停滞していると言えます。
特にADファイターのジャングルとメイジミッドの組み合わせは支配的なメタを形成しており、これを崩すべく直近では「サンダード スカイ」のナーフで締め上げを図っていました。
一定の効果こそあったものの、まだまだピックは代わり映えしないというのが実情。今回のパッチではさまざまな角度からこのメタを打破する試みが成されています。その一つがこれらのAPジャングルのバフです。
……バフこそ受けますが、実は両名ともすでにいいパフォーマンスを見せています。
特にエリスは高いキャリー能力を持つため、このタイミングで多くのジャングルプレイヤーのAPピック枠を獲得することでしょう。

また、APジャングルのピックには、ダメージタイプが被ってしまわないように、ミッドのADチャンピオンがメタに必要です。パッチ26.17のイレリア/ヤスオ/ヨネのバフが記憶に新しいですが、今回もしっかりバックアップする模様です。
ルシアン:バフ
– 基本ステータス
レベル毎のAD増加:+2.5 >> +2.9
– パッシブ
「警戒」の追加魔法ダメージ:15 + (20% AD) >> 5 + (15% AD)
– Q
ダメージ:80 – 220 + (100% 増加AD) >> 90 – 250 + (100% 増加AD)
現在のメタでルシアンはミッドレーナーとしてはまったく活躍していない一方で、ボットレーンではエンチャンターと共にプレイされています。
今回のバフではパッシブの数値を落とすことで、エンチャンターとプレイした際のパワーを落とす一方、メインスキルのQやレベルアップ時に獲得していくADを増加させることで、ミッドレーナーとしてのパワーを上げる調整です。

パッチ26.16で彼はMRの増加調整を受け取ったばかりであり、今回の調整を経て一線級のミッドレーナーに返り咲く可能性は十二分に考えられます。
ただし、かなり運用が難しいピックではあるため、習熟難易度は高く、”ひとまずプールへ”といった類のピックにはならない点には注意しましょう。
ボットレーンの変更──微差だがタンクサポートにバフ傾向か 
ボットの調整に目を移しましょう。まず、サポートアイテムのステータスが調整されます。
サポートクエストアイテム:調整
– ワールド アトラス
体力:30 >> 0
基本体力自動回復:25% >> 50%
– ルーニック コンパス
体力:100(変更なし)
基本体力自動回復:50% >> 75%
– 世界の恵み
体力:200 >> 150
基本体力自動回復:75%(変更なし)
やや小規模な変更にはなりますが、それでもジワジワ効いてくる類の調整です。
現行メタでは『エンチャンターを含めた遠距離サポートがメタを支配している状態』とバランスチームは認識しているようです(個人的にはまったくそんなことはないと思っていますが……)。
彼らにレーンから締め出されているタンクサポートたちが耐えられるように、基本体力自動回復をバフし、一方でオールインでチャンスを作りやすくなるように体力を減らす調整となります。
影響は小規模に収まるとはいえ、プロシーンをあまりに強く見てしまった変更と考えています。
実際のソロランク環境では、スレッシュやレオナをはじめとしたチャンスメイクができるタンクサポートがしっかりと活躍していますし、むしろエンチャンターはリスクがある側面がまだ目立つ印象です。
こうなると『レーン戦を勝たなくてはいけないエンチャンター』はやや難易度が高くなりそうです。具体的にはカルマ/ナミといった、ハラス能力に優れたチャンピオンたち。彼女らは他のエンチャンターとタンクのどちらを相手取った場合でも、今回の調整が悪影響を及ぼすようになります。

バフされるADCは中盤でかなり強力なタイプの二人です。
ドレイヴン:バフ
基本AD:62 >> 64
アフェリオス:バフ
パッシブ – セヴェラム(赤)
通常攻撃によるHP回復:与えたダメージの2 – 7.1% >> 2 – 8%
スキルによるHP回復:与えたダメージの5 – 17.75% >> 6 – 20%
パッシブ – グラヴィタム(紫)
通常攻撃のスロウ:30%(2.5秒間、0.7秒かけて10%まで減衰) >> 30%(2.5秒間、0.7秒かけて15%まで減衰)
パッシブ – クレッシェンダム(白)
追加チャクラム1枚あたりのダメージ:15% AD(8枚目以降は最低5% AD) >> 16% AD(9枚目以降は最低5% AD)
Q – キャリブラム(緑)
ダメージ:70 – 160 + (42 – 60% 増加AD) + (100% AP) >> 80 – 170 + (42 – 60% 増加AD) + (100% AP)
Q – インファーナム(青)
クールダウン:9 – 6秒 >> 8 – 5秒
先ほどのルシアンもエンチャンターへの依存度が低下し、単純な火力は向上したことから、タンクサポートと絡めて中盤のオールインを勝ちに行くコンセプトのボットレーンが活躍しやすくなったと言えるでしょう。
レイトゲームを目指す構成の場合は、今まで以上に中盤のオールインに気を付けていかなければなりません。
今回の注目のチャンピオン:ボリベア

今回注目するべきはズバリ、ボリベアでしょう。小規模に見えてかなりおいしいジャングル向けの調整が施されています。
ボリベア:バフ
– パッシブ
1スタック毎の攻撃速度増加:5% +(AP100ごとに3%) >> 5% +(AP100ごとに4%)
「雷光の爪」の追加魔法ダメージ:11 – 60 + (45% AP) >> 11 – 60 + (45% AP) + (20% 増加AD)
従来のAPビルドが強化されるほか、最近トレンドになりつつあるADビルドもしっかりと強化されます。特にパッシブにADレシオが追加される点は大きいです。なぜなら周回速度に関わるからです。
彼の初期のアダプティブフォースはADで設定されているため、ジャングルとしてピックされた場合、1周目のジャングルクリアではパッシブは基本ダメージのみを与えています。(ジャングルは何のステータスも持たないアイテムでスタートするため。トップでは「ドラン リング」でAPへ変化し、パッシブが強力になる)
今回、20%の増加ADが反映されるようになり、1周目からパッシブダメージが増加するようになります。「リフトスカトル」を狩るための準備も早く行えるようになり、当然敵ジャングルとの早期での1対1でも強くなる調整です。

メタの最前線を行くピックとまではいかないかもしれませんが、シンプルな操作感のあるチャンピオンであり、
幅広いプレイヤーにオススメできるチャンピオンです。
ビルドも幅広く、構成に応じて柔軟に変えられるため、これを機にピックプールに入れてみてはいかがでしょうか? 恵まれた体格と強力なタイマン性能に酔いしれましょう!
まとめ
ミッド/ジャングルメタの変革狙い調整が目白押し。エリス/リリアに良いバフ ルシアンミッドは高難易度ながら運用可能に?ボットはややオールインが増えていきそうか ボリベアジャングルに地味ながら”効く”バフ
以上がパッチ26.19の先取り速報になります!
やはりこの時期はプロシーンを強く意識した調整が続きますね(笑)。それでもオリアナのナーフが取り下げられたのはよかったです。彼女はアマチュア環境ではすでに死に体でしたから……。
ADCのパワーがパッチを追うごとに強まっている印象を受けます。すでに「テルミヌス」「ルナーン ハリケーン」を活用したキャリー系ADCが多くいる一方で、クリティカル系のADCもしっかりとパフォーマンスを出しています。
とはいえ、“ボットメタ”と言えるほどかというと……環境全体ではまだまだアサシンが凄まじい火力を出せ、メイジも相変わらずの安定感を見せていますから、やはり各々のプレースタイルで勝ちに行ける環境ではあると考えます。
時にはチャンピオンのクラスや構成上の役割に囚われない動きも強みとなる環境です。得意な動きを洗練させていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
次のパッチ26.20でお会いしましょう!
パッチノート26.19概要(9月23日正式公開)
パッチノート 26.19
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-26-19-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/
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