高知県南国市に県内最大級の農業用ハウスが誕生しました。日本一の生産量を目指して、ハウスには様々な優れた技術が導入されています。
空から見てもひときわ目立つこの施設は、優れた技術が詰まった大規模ハウスです。
ハウスの中ではいま、県内で生産が盛んなキュウリが栽培されています。
ハウスのオーナーは南国市の下村青果商会。
代表の西村宙晃さんに案内してもらいました。
■下村青果商会 西村宙晃 代表取締役
「こちらが7月に稼働したハウスになっていて、大きく2つのハウスになっています。キュウリもたくさん実ってきていて、順調に収穫も開始できている。大体1日6万本くらいのキュウリを毎日出荷している」
キュウリの生産量日本一を目指して建設されたこのハウスの広さは、2棟合わせて約2ヘクタールと県内最大級です。
そして、ハウスにはキュウリを効率よく生産するためのこだわりが詰まっています。
■西村さん
「植物にとって一番いい環境を作り出すためにあえてこういった大きなハウスを選択している。ハウスは基本真っ白。白さは植物に反射の光を当てるために、こういった真っ白なハウスにしている」
高さはなんと6.25メートルで、ハウス内にたくさんの空気を貯めて外界の温度変化などの影響を受けにくくしています。
またハウスを管理するために導入しているのがオランダの会社が開発した生産管理システムで、ハウス内の温度や二酸化炭素濃度などを計測しています。
この日も西村さんがキュウリの葉を見て何かに気付き、タブレットを操作し始めました。
■西村さん
「今は光が強くなりすぎてきたかなと思うので、カーテンを閉めている。光が当たっているところの葉っぱがしおれているというか、テカテカし始めている。これが植物にとって光が強すぎているサインなので、強すぎたなと思ったら調整している」
また、ハウスの温度や湿度を調整するためのミストや、 キュウリの苗への水やりなどもタブレットで遠隔操作することができます。
さらに10月からは、このシステムを自動で管理するためのAIが導入されるということです。
■西村さん
「AIの発展というのはすごく目覚ましいものがあるので、どこまで任せられるかはこれからしっかり見極めていきたいが、よりキュウリが採れるようにAIの力を借りながらしっかりと制御していきたい。そのうえで、管理の部分ももっと楽になればいいなと期待している」
ハウスの稼働から約2ヶ月。
現在は1ヶ月あたり約30トンを収穫していますが、西村さんは今後さらに収量アップを目指します。
■西村さん
「まずはこのハウスで初年度として約1000トンのキュウリを採っていきたい。最終的には1200トンくらいのキュウリを採って、圧倒的な日本一のキュウリの生産者になっていきたいという想いがある」
最新の技術を随所に取り入れ、日本一の生産者を目指す南国市の下村青果商会。今後に注目です。
