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    公開
    2026年09月30日 06時36分

     米OpenAIは9月29日(現地時間)、米サンフランシスコで年次開発者会議「DevDay 2026」を開催し、ChatGPT、Codex、モデル、APIなどにわたる20件以上の新製品・新機能を発表した。本稿では発表内容の要点をまとめる。

    (画像:OpenAIの動画より)

    常時稼働型AIエージェント「dots」

     「dots」は、ユーザーの目標に向けて常時稼働し、継続的に作業を代行するAIエージェント。接続したアプリと専用のクラウドコンピュータを使ってタスクを処理する。対象地域のProおよびBusiness Premiumユーザー向けに提供を開始した。Enterprise、Edu、Healthcareでは、ワークスペース管理者が有効にした場合にβ版を利用できる(初期設定は無効)。テキストメッセージでのやり取りにも近く対応する予定だ。Enterprise向けには、組織内で特定の役割を担う「Specialist Dots」をプレビュー提供する。(詳細記事)

    ユーザーは自分のdotsをカスタマイズして名前を付けられる(画像:OpenAIの動画より)

    新モデル「GPT-6.1 Sol」と高速モード「Ultrafast」

     「GPT-6.1 Sol」は、「GPT-6 Sol」をアップグレードしたモデル。エージェント型コーディング、コンピュータ操作、専門業務の性能を強化した。上位モデル「GPT-6 Astra」に近い性能を、Astraの5分の1の標準入出力トークン価格で提供する。APIのほか、ChatGPTのPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduで利用できる。(詳細記事)

     「Ultrafast」は、速度を重視する用途向けの有償の高速ティア。トークン生成速度は、Codexで最大8倍(毎秒300トークン)、APIで最大6倍になる。GPT-6 AstraのUltrafast版はAPIと、Pro 500およびEnterpriseプランのChatGPT WorkとCodexで提供を開始した。GPT-6.1 SolのUltrafast版も近く提供する。(詳細記事)

    開発者向けAPIとセキュリティ

     「Agents API」がコンピュータ操作に対応した。エージェントがソフトウェアのUIを操作してタスクを実行できる。「Decisions API」は、モデル「Luna」を使い、あらかじめ定義した有限の選択肢から回答を返すAPI。コンテンツの分類やリクエストのルーティング、エージェントが次にとる行動の選択などに利用できる。現在は限定プレビューで、数日中に一般提供する予定だ。(詳細記事)

     このほか、米Amazonと共同で、OpenAIのエージェントをAWS内で完結して実行できる「Bedrock Managed Agents」を発表した。企業向けには「OpenAI Private Intelligence」を打ち出した。データを保持しないゼロデータ保持(ZDR)を維持しつつ、OpenAIの従業員が内容にアクセスせずに自動で安全性をチェックできる仕組みを提供する。機密コンピューティングを使う「Private Inference」も今秋プレビュー提供する予定だ。

    (画像:OpenAIの動画より)

    Codexの強化

     Codexをクラウド上で実行できるようになった。PCを閉じていてもタスクを継続したり、スマートフォンなど別の端末から操作したりできる。

     音声操作や複数タスク管理画面を追加した「Codex CLI」の刷新に加え、ChatGPTデスクトップアプリでのコードレビュー機能や、GitHubリポジトリの脆弱性をスキャンして修正案を作成する「Codex Security Cloud」も発表した。

    プラグインとエコシステム

     開発者がChatGPT内に独自の体験を組み込める「Plugin extensions」を公開した。ChatGPTのサイドバーへの配置や対話型パネル、ファイルビュワーを作成でき、基調講演では米Figmaや米Adobeとの統合例を示した。接続先アプリで発生したイベントをきっかけに自動処理を開始できる「MCP Events」にも対応する。

     「Sign in with ChatGPT」では、ChatGPTアカウントで他社製品にログインできるほか、米CognitionのDevin、Notion、Vercelなど16社のツールで、PlusおよびProユーザーが自分のプランの利用枠を使えるようになる。

     企業向けには、対象となるEnterprise顧客が既存のOpenAIとの契約額の一部をAdobe、Salesforce、CrowdStrikeなど32社のパートナー製品に充てられる「OpenAI Marketplace」を用意した。

    チーム協働機能「ChatGPT Space」

     「ChatGPT Space」は、チームメンバーとChatGPT、dotsが共通の情報をベースに共同作業するためのワークスペース。人間とAIエージェントが共同編集できる新形式のドキュメント「Pages」も導入した。

     数週間以内には、複数のメンバーやエージェントが共同編集できるスライド作成機能も提供する予定で、PowerPointやGoogleスライド形式で書き出せる。

     Business、Enterprise向けには、チームで定例タスクをChatGPTに任せる「team tasks」や、SlackやMicrosoft Teamsで「@ChatGPT」と呼び出せる機能なども追加した。

    料金プラン

     新プラン「Pro 500」を追加した。ChatGPT Plusの25倍の利用枠と、Ultrafastへのアクセスが含まれる。

     「Pro 200」の新規受け付けも再開した。ただし、新規契約者に含まれる利用枠は、既存契約者とは異なる。

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