左から、楽天グループ代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏、楽天カード代表取締役社長の中村晃一氏、みずほフィナンシャルグループ執行役社長の木原正裕氏、UPSIDER代表取締役社長の宮城徹氏
楽天カードは30日、みずほフィナンシャルグループ傘下のUPSIDERと共同開発した法人向けクレジットカード「楽天ビジネスカードプラチナ」を発表した。10月1日から申し込み受付と発行を開始する。
2024年11月に楽天カードとみずほ銀行は業務提携契約を締結しており、今回のカードはその取り組みの一環だという。
三木谷氏「法人向けでも日本最大級のカード会社に」
楽天グループ代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏
楽天グループでは、2000年代からフィンテック事業に参入している。2003年に証券、2005年にクレジットカード事業に参入。その後、銀行や生命保険、損害保険事業に参入し、グループ全体の売上(2.5兆円)のうち35%がフィンテック事業を占めている。
楽天グループ代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、楽天証券について「引き継いだときは30万口座程度だったが、まもなく1500万口座に到達する。国内最大級の顧客基盤だと言っても差し支えないだろう」と私見を述べる。
楽天グループでは、フィンテック事業の強化に向けて、フィンテック経済圏のラインアップ拡充や、楽天市場やトラベル、モバイルなどとのクロスユースの促進、AIの活用や法人事業、パートナー連携による経済圏拡大に努めている。
みずほ銀行との提携では、2024年に「みずほ楽天カード」の提供を開始。三木谷氏は「最近とても調子がいいと聞いている」とその成果をアピール。ほかにも、楽天証券では「SpaceX」のIPO取り扱いを実現するなど、さまざまな方面での提携を進めている。

その中で、今回の取り組みは法人市場への積極的参入になると三木谷氏は話す。


楽天カードがこれまで強かった個人向け決済と比較し、法人の決済は規模が格段に大きいにもかかわらず、日本で法人間のクレジットカード決済利用率は低い。三木谷氏は「米国や欧州では法人カードでの支払いが多い。日本市場ではここに大きな可能性がある」と指摘する。

楽天グループでは、楽天市場やトラベル、ビューティ、楽天ポイントの加盟店を中心に90万社の法人と取引している。これらにアプローチをかけることで、楽天カードが「法人向けでも国内最大級のクレジットカードになる。ぜひ、期待して欲しい」と三木谷氏は自信を見せる。


