2026年10月
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    ©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

    2026年のWRC最終戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)は10月4日(日)、すべての走行を終えて、ラリーは首位を走行していたタイトルライバルのトヨタのオリバー・ソルベルグが、タイトルを決めるパワーステージのフィニッシュを目前に痛恨のコースアウト。ソルベルグはラリーでの総合優勝は果たしたものの、ポイント争いを僅差で逃げ切ったエルフィン・エバンスが悲願の初タイトル獲得をついに達成した。

    20年、21年、25年と最終戦でのタイトル争いに残り、うち2回はラリーには勝ちながらも王座まで一歩届かなかったエバンス。今年は、トヨタの若きチームメイト、オリバー・ソルベルグ、サミ・パヤリとのタイトル決戦に臨んだ。

    選手権リーダーとして金曜日は先頭スタートの壁に阻まれ、エバンスは総合9番手からの滑り出しとなった。土曜日は最後のステージでヒョンデのアドリアン・フルモーにかわされ、総合5番手でタイトル射程圏内になんとか留まったが、ヒョンデ勢の度重なるトラブルで利を得たソルベルグが首位に立ち、パヤリも3番手に。スーパーサンデーとパワーステージのポイント次第で逆転もあり得る、一瞬の隙も許されない張りつめた状況で最終日を迎えた。

    決戦の4日日曜日、エバンス、ソルベルグ、パヤリがそれぞれの思いを胸にタイヤ選択が分かれるなか、エバンスが最終2本目のSS16でパンクに見舞われ、タイヤ交換のために2分近くをタイムロスする不運に見舞われる。これで、パワーステージでエバンスを上まわりさえすれば、タイトルが決まる状況でパワーステージに臨んだソルベルグが、ベストタイムでのフィニッシュ目前でコースアウトという大波乱。ソルベルグは逆転タイトルの絶対条件となるパワーステージポイント獲得を逃してしまう。この結果、エバンスの初タイトルが決まった。

    エバンスは1988年12月生まれの37歳。WRC参戦170戦目での戴冠となった。また、英国出身のWRCチャンピオンは、2001年にスバル・インプレッサWRC2001で獲得したリチャード・バーンズ以来、実に25年ぶりとなる。

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