連載:勝てる工場のつくり方~スチールテック編~

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生成AIを本気で使い倒したら、会社がまるで別物になった──金属加工や製造・商社の機能を併せ持つスチールテック(愛知県大府市)では、「Gemini」を全社員が使い倒し、利用上位には50代も名を連ねる。月1000回以上AIと対話する社員までいるというから驚きだ。だが導入当初の半年間は、ほとんど使われなかった。年齢やITスキルの壁を越え、いくつもの成果を上げてきた要因は何だったのか(具体的な事例は前編で解説)。成功の秘訣について、同社 代表取締役社長 出口 弘親氏に話を聞いた。
構成:編集部 井内 亨
執筆:IT・家電ジャーナリスト 安蔵 靖志
一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout 家電ガイド。日経BP社「日経ネットナビ」「日経ネットブレーン」「デジタルARENA」「日経トレンディネット」などを経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。著書に『家電ビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)。

スチールテック 代表取締役社長 出口 弘親氏
前編はこちら(※この記事は後編です)
完全ペーパーレス達成も、売上拡大を支えた「デジタル化」
金属加工や製造・商社としての機能を併せ持つスチールテックは、製造業におけるDXのトップランナーとして、今や日本全国の企業、さらには海外からも注目を集める存在となっている。
事業も着実に拡大しており、リーマン・ショックで売上は2億円台にまで落ち込んだが、今では13億円を超えるにまで成長。従業員数も2009年1月に9名だったが、現在は47名程度となっている。

【動画像6点付き記事全文(約3300字)はこちら】売上と人員の推移。着実な伸びを続けている
(画像:スチールテック提供、編集部作成)
同社の成長を支えてきたのは、徹底したバックヤードのデジタル化だ。「付加価値を生まないバックヤード業務は徹底的にデジタル化し、顧客とのアナログなコミュニケーションに最大限の時間を割く」という明快な方針の下、2019年には年間16万枚におよぶ紙を削減し、ペーパーレス化を達成。さらに基幹システムへの投資も惜しまず、業務の最適化を追求し続けてきた。
そんな同社が、2025年1月から新たな挑戦としてスタートしたのがグーグルの生成AI「Gemini」の本格活用だ。導入から1年半が経過した現在、同社は「別の会社になった」と言えるほどの劇的な変化を遂げたという。
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月1000回以上も?「40代以上」もGeminiを使い倒す
スチールテックにおける生成AIの活用は、ITリテラシーの高い一部の若手社員にとどまらない。全社員が日常的に使い倒す文化が定着しており、直近のデータでは、月間の利用回数が600~700回を超える社員が続出。
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