Googleの新しいIntel製チップ搭載「Googlebook」3機種のいずれかを買う予定なら、少し待った方がいいかもしれない。Googleは発売直後の米国時間10月5日、一部の「Android」アプリはすぐにはスムーズに動作しない可能性があるとAndroid Authorityに伝えた。
Googleの広報担当者は声明で、「Androidアプリの大多数は、Intel製チップ搭載モデルでもQualcomm製チップ搭載モデルでも、購入後すぐにスムーズに動作する」と述べた。「多くのAndroidアプリはもともとArmチップ向けに設計されているため、複雑な処理を伴うごく一部のアプリやゲームについては、Intelベースのプラットフォームで性能を最大限に発揮するために、開発者による調整が必要だ」
Googleがどのような複雑な処理を伴うアプリを指しているのか、また「Google Play」ストアのダウンロード数上位のアプリが含まれるのかは不明だ。影響を受けるAndroidアプリがどれほどあるのかも分かっていない。
Googleの広報担当者にコメントを求めたが、すぐには回答が得られなかった。
新しいGooglebook5機種すべてで、この問題が生じるわけではない。影響を受けるのはレノボ、Acer、ASUSが製造する3機種で、Intelの「Panther Lake」アーキテクチャーを採用している。一方、DellとHPが製造する2機種は、Androidアプリにネイティブで対応するQualcommの「Snapdragon X Elite」チップを搭載する。Qualcomm製チップ搭載のGooglebookでは、Google Playストアで提供されるアプリ全般を問題なく実行できるとみられる。
対象の3機種で性能面の問題が生じることは、まったく予想外というわけではない。Intel製チップはAndroidソフトウェアにそのまま対応できない。QualcommのArmベースの「Snapdragon X」チップが「Windows」向けに最適化されていないのと同様だ。
こうした問題が完全に解消するまで、Intel製チップ搭載のGooglebookは数世代にわたって影響を受け続ける可能性がある。Googleは以前、開発者向けブログで、x86チップ上でAndroidアプリを動かす場合、Arm向けのコードをリアルタイムで変換する必要があるため、性能が低下し、バッテリー駆動時間も短くなると説明していた。
この互換性の問題は、Googleと一部のパートナー企業にとって課題となり得る。Googlebookシリーズは、「ChromeOS」、AI「Gemini」、Androidアプリの全ラインアップを一体化する高級ノートPCとして売り出されていたためだ。特に人気の高いアプリで性能が低下するようなら、スマートフォンとPCの間で作業をスムーズに引き継げるという約束も成り立たなくなってくる。
米CNETのマネージングエディターであるJosh Goldman記者は、「アプリの互換性に問題が生じる可能性は念頭に置くべきだが、業務上欠かせない重要な作業のためにGooglebookの購入を検討しているのでなければ、大きな懸念材料ではない」と述べた。「どうしても必要なAndroidアプリがあり、互換性が気になる場合は、Intel製チップ搭載モデルを購入する前に、アプリの開発者に問い合わせて対応状況を確認すべきだ」
Googlebookの第1弾は米国などですでに発売されている。最も安いAcer製モデルは899ドル(約14万円)からで、Googleと提携する他のメーカーのモデルは1299ドル(約21万円)からとなる。すべてのGooglebookに、「Google AI Pro」とNVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」が1年分、「YouTube Premium」と「Adobe Photoshop」が3カ月分付属する。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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