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    新開発の2.0L直列4気筒ターボをミッドシップに搭載

    トヨタが開発を進める新世代ミッドシップスポーツが、歴代「MR2」とは大きく異なるモデルになりそうだ。

    入手した最新情報では、新開発の2.0L直列4気筒ターボをミッドシップに搭載し、最高出力は400ps超。さらに駆動方式には、歴代MR2で初となるAWD(4WD)が採用される可能性が浮上している。

    トヨタ MR2 次期型 予想CG

    市販モデルの登場時期として聞こえてくるのは2028年。しかも、これまでのような「トヨタ MR2」ではなく、GRブランドを前面に押し出したスポーツカーとして登場する可能性もある。

    MR2は1984年に初代が登場。国産量産車としていち早くミッドシップレイアウトを採用した2シータースポーツで、1989年には2代目へ進化した。1999年に登場した3代目は、日本では「MR-S」の名称を採用。海外ではMR2の名を継承し、2007年に生産を終了している。 

    トヨタ MR2

    その系譜につながる新たな動きとして注目されたのが、2025年の東京オートサロンで世界初公開された「GRヤリス Mコンセプト」だ。

    外観こそGRヤリスをベースとしているが、中身は大きく異なる。通常はフロントにあるエンジンとトランスミッションをドライバーズシート後方へ移設し、ホイールベースやトレッドも最適化。新開発の「G20E」型2.0L直列4気筒ターボを搭載した、ミッドシップ4WDの実験車である。 

    しかも単なるショーカーではない。

    トヨタは同車を使ってテスト走行を重ね、2025年10月にはスーパー耐久シリーズ岡山大会へ実戦投入。エンジン、ボディ、シャシーなどをモータースポーツの現場で鍛えている。

    このミッドシップ4WDとG20Eの組み合わせが、次世代MR2を占う大きなヒントになっている。

    G20Eは、トヨタが次世代車に向けて開発する小型・高出力エンジンだ。コンパクトな設計は搭載自由度を高めやすく、低いボンネットや低重心化が求められるスポーツカーとも相性がいい。トヨタ自身もGRヤリス Mコンセプトに、このエンジンをミッドシップ搭載していることを明らかにしている。

    市販仕様の出力はまだ正式発表されていない。しかし、スクープ班が得ている情報では400~450ps程度が想定されており、モータースポーツ仕様ではさらに大幅な高出力化も視野に入るという。

    400psを超えるとなれば、歴代MR2とは性能のステージそのものが変わる。

    そこで浮上しているのがAWD化だ。

    初代から歴代MR2/MR-Sは、ミッドシップエンジン+後輪駆動を基本としてきた。一方、GRヤリス Mコンセプトではすでに「ミッドシップ+4WD」という組み合わせが実車で試されている。

    400ps超のパワーを確実に路面へ伝えることを考えれば、次世代MR2へのAWD採用にも合理性はある。軽量なミッドシップ+後輪駆動という従来型をそのまま再現するのではなく、高出力化した現代のGRスポーツとして新しいキャラクターを与えることになる。

    さらに2026年には、ミッドシップスポーツ開発の次の段階を思わせる2ドアのテスト車両も姿を現している。

    低いルーフ、張り出したフェンダー、大型のサイドエアインテークなど、本格的なスポーツカーらしいプロポーションを持つ開発車両だ。既存車の部品を流用したテストミュールとみられるため、外観がそのまま市販型になるわけではないが、GRヤリスをベースとした実験車から、より専用スポーツカーに近い段階へ開発が進んでいることをうかがわせる。

    市販型のデザインを占ううえでは、2023年のジャパンモビリティショーで公開された「FT-Se」もヒントになりそうだ。

    FT-SeはEVスポーツコンセプトだが、前方へ寄せたキャビン、短いオーバーハング、ワイド&ローのスタンスなど、次世代スポーツカーらしいプロポーションを持っていた。

    新型が内燃機関を搭載するならFT-Seそのもののデザインにはならないだろうが、そのエッセンスを取り込む可能性はある。今回スクープ班では、こうした情報をもとに次世代ミッドシップスポーツの姿を予想CGとして制作した。

    そして、もうひとつ気になるのが車名とエンブレムである。

    トヨタは日本で「GR MR2」、オーストラリアでは「GR MR-S」を商標出願していることが確認されている。米国でも「MR2」の商標が登録されており、MR2を巡る動きは複数市場で続いている。 

    これらは市販化を確約するものではないが、「GR MR2」という名称が実際に使われれば、従来のトヨタ車の一グレードではなく、GRを強く前面に出したモデルになる可能性がある。

    さらに、GRを独立したパフォーマンスブランドとして訴求する流れから、新型では「TOYOTA」のエンブレムを使わず、GRバッジを中心としたブランディングになるとの見方も出ている。

    約20年前に途絶えたトヨタのミッドシップスポーツ。その復活が現実になれば、かつてのMR2をそのまま再現するのではなく、GR時代に合わせて性能も成り立ちも大きく変えたモデルとなりそうだ。

    トヨタ MR2 次期型 予想CG

    トヨタ MR2 次期型 予想CG

    トヨタ FT Seコンセプト

    トヨタ FT Seコンセプト

    トヨタ FT Seコンセプト

    トヨタ FT Seコンセプト

    トヨタ FT Seコンセプト

    トヨタ GRヤリス Mコンセプト

    トヨタ GRヤリス Mコンセプト

    トヨタ GRヤリス Mコンセプト

    トヨタ MR2

    トヨタ MR2

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