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    「北の国から」の1シーンを撮り終えた後のオフショット(本人提供)
    「北の国から」の1シーンを撮り終えた後のオフショット(本人提供)
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     脚本家・倉本聰を偲び、放送開始45年目となる10月9日、「北の国から’83冬」(フジテレビ系・よる9時)が放送される。厳冬の富良野で、弱さや過ちを抱えながら懸命に生きる人々を描いた名作ドラマだ。「北の国から」にまつわる記事を再配信する(「AERA dot.」に2021年4月3日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

    【写真】田中さんと共演した名俳優

    *    *    *

     4月2日夕、明らかになった名優・田中邦衛さんの逝去(享年88)。北海道富良野を舞台にした田中さんの代表作「北の国から」シリーズ(1981~2002年 フジテレビ系)で、田中さん演じる黒板五郎がほれたのが、富良野のスナック「駒草」のホステス・こごみだ。こごみを演じた児島美ゆきさん(69)が当時の思い出を語った。

    「ここ半年くらいでも、たくさんの俳優、女優が亡くなられていますが、一番ショックです。しばらく涙が止まりませんでしたね」  

     田中さんの訃報(ふほう)を知ったのは4月2日午後6時10分過ぎ。知人から携帯電話に送られてきたメールだった。

    「ずいぶん長く体調を悪くされていたので、10年以上お会いしていませんでした。15年5月に『北の国から』のプロデューサーだった中村敏夫さんが亡くなられたのですが、その葬儀にも参列されていなかったですね」  

     田中さんと初めて共演したのは、東映「トラック野郎」(1975~79年)シリーズ第8作「一番星 北へ帰る」(78年)。児島さんは女性警察官役で、田中さんは主人公の星桃次郎(菅原文太)を公務執行妨害容疑で逮捕する警官・赤沢重吉役だった。  

     ロケは東京都練馬区にある東映の大泉撮影所(東映東京撮影所)。数シーンだったので会話らしい会話はなかった。

     

     だが、その3年後の81年。富良野で行われていた「北の国から」シリーズ第1作のロケに7月中旬から約1カ月間、参加した。

    「主人公の(黒板)五郎ちゃん(田中邦衛)と恋仲になるスナック『駒草』のほれっぽいホステス・こごみ役でした。写真は、2人が出会う空知川のいかだ下りのシーンを撮り終えて、ホッとしたところです。すごくリラックスしてるのが、2人 この表情からよーくわかるでしょ?」  

     現場で見る田中さんは、威張るところはなく、ロケに協力した地元の人たちにも自然体に振る舞い、優しかったという。

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    田中さんとの電話の途中、「(高倉)健さんに代わったんです」

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