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    「Epic Games」

    2024年2月に“ウォルト・ディズニー・カンパニー”との複数年/タイトル契約がアナウンスされ、ディズニーによる15億ドル規模の大型出資に加え、スター・ウォーズやマーベル、ピクサー、アバターといった人気ポートフォリオを活かしたプロジェクトを進めている「Epic Games」ですが、新たにBloombergのJason Schreier氏がEpicとディズニーが共同で計画を進めている「スター・ウォーズ」と「マーベル」の未発表クロスオーバーシューターの開発が“AIファースト”体制に移行したと報告。これについて、EpicのCEO Tim Sweeney氏がこれを認める複数の見解を提示し大きな話題となっています。

    Bloombergの報告は、当初2027年3月の発売を予定していた“スター・ウォーズ”x“マーベル”クロスオーバーシューターの発売が延期となり、ゲームの完成に向けてAIの積極的な活用と“AIファースト”な開発体制の導入が通達されたというもの。

    Bloombergが確認したEpicの社内メッセージには、ディレクターがスタッフに対して、手書きのコードは不要と伝える内容に加え、ゲームに用いられる全てのアートをAIを全面的に活用する新たなワークフローによって生成する発言が含まれており、Bloombergの確認に応じたEpicのコミュニケーションディレクターJake Jones氏は、開発者たちがビジョンを描き、AIが開発を加速させる体制を積極的に進めていると回答しています。

    一方、今回の件について言及したTim Sweeney氏は、自身のXを通じて、(今回の内容が概ね事実であることを示す)以下のような見解を伝えています。

    We have a huge pivot underway here at Epic, moving developers around to retool for maximum AI acceleration.

    The aim isn’t to do the same stuff with fewer people, but to enable everyone here to build MORE and BETTER stuff, and to bring the benefits to all teams using Unreal.

    — Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) October 12, 2026

    Epic GamesにおけるAI活用全般について:現在、Epicでは大規模な方針転換が進行中。AIによる開発の加速を最大限に引き出すため、開発者の配置転換を行い、開発体制を再構築を進めている。Epicが目指すのは、より少ない人数で同じ仕事をすることではなく、社内の誰もが、より多くの、より優れた成果を生み出せるようにし、Unrealを利用する全てのチームにその恩恵をもたらすことにある。
    Epic Gamesが生成AIに対する消費者の意識“読み取れていない”という批判について:多くの人が2016年に戻りたいと願っているようだが、もはやそうはならない。業界の多くのツールやテクノロジーを提供する立場にあるEpicの責務は、“今”の現実と、近く訪れる“未来”に向けて、製品を設計することであり、個人的には、この技術に期待を抱き、クリエイターの可能性を広げるものだと考えている。
    Epicは“IPOを加速させる”のか:Epicのささやかな目標は、このAI革命を生き延び、同様に外部の開発者たちが生き延びられるよう支援し、その先の未来により優れたコードやコンテンツをより速く作り出せる状況へと辿り着くことにある。
    AIが開発時間を短縮する可能性について:現時点では分野によって大きな差がある。Unreal Engineを用いる開発において、高度な技術領域では20%程度の効率向上にとどまっている一方、Web開発のような分野では5倍の効率化が見られるケースもある。来年の今頃には、2026年1月時点と比べて3倍未満の効率に留まる分野は、ほとんど存在しないと予想している。
    AIがゲームデザイン全般に与える影響:最大の変化は、アイデアの思いつきから、実際にプレイテストできるようになるまでの時間が大幅に短縮されることにある。これはゲームプレイにとっても大きな恩恵だと言える。近年のAAAタイトルの失敗の多くは、十分なプレイテストができないまま、余りにも長い開発期間を無駄にしてしまうことに原因があるからだ。

    この“スター・ウォーズ”x“マーベル”シューターがどんな品質に仕上がるのか、今のところ全く不透明ですが、粗悪品の巨大な山が出来上がってしまうのか、それともこれが最新のメタクソ化か、或いは世界中のゲーマーや開発者が漠然と抱いている疑念は新たなラッダイト運動に過ぎないのか、業界の分水嶺となり得るEpicのプロジェクトと動向に改めて大きな注目が集まるところです。

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